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至高の思考(条件世界学問書){完}

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思考と聞いて大抵の者は堅苦しいなどと言ったイメージを抱くだろう。 しかし、人間というものは本来様々なことを考えることで現代まで生き残ってきた種である。 生物において思考するこ… もっと読む
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至高の思考(三章、行動につながる思考法){四、拡散思考& 五、網羅思考}

至高の思考(三章、行動につながる思考法){四、拡散思考& 五、網羅思考}

四、拡散思考

これは、複数のパターンを予測する思考でパラレルワールドを想定する様な思考である。

これを広げて全てを突き詰めると網羅思考となる。

五、網羅思考

これは、文字の通り考えていない部分をなくすための思考である。

まず最初に拡散思考により、出しうる限りのパターンを出す。

その後、そのパターン一つ一つを突き詰められるまで突き詰める思考である。

著者 レ・ビジラ

至高の思考(三章、行動につながる思考法){一、順算思考& ニ、逆算思考& 三、仮定思考}

至高の思考(三章、行動につながる思考法){一、順算思考& ニ、逆算思考& 三、仮定思考}

一、順算思考

これは、「1+1の答えは?」と言われて「2である」と言う形の思考である。

足を前に出せば歩くことができる。

というのも同様である。

分からないものは逆算思考との比較で理解して欲しい。

ニ、逆算思考

これは「こたえが2になる計算式は?」と言われて「1+1。又は2+0」という形の思考である。

歩くにはどうすれば良い?の問いに足を前に出す。

も同様である。

三、仮定思考

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至高の思考(二章、思考の基礎){十一、死にたくない時こそ理論的に&十二、思考を放棄しない}

至高の思考(二章、思考の基礎){十一、死にたくない時こそ理論的に&十二、思考を放棄しない}

十一、死にたくない時こそ理論的に

命がかかっている場面だとどうしても頭がパニックになり、感情的に考え行動に移してしまう。

確かに土壇場で動いて上手く行くこともあるだろう。

しかし、こうした時こそ筋道が通った考えを行動に移す方が生存率が高まる。

死にたくない時こそ理論的に。

十二、思考を放棄しない

これは一番大切なことである。

考えることを諦めるなということである。

月並みなことを言

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至高の思考(二章、思考の基礎){九、相手の感情の動きを観察する& 十、思考ではなく行動を想定せよ}

至高の思考(二章、思考の基礎){九、相手の感情の動きを観察する& 十、思考ではなく行動を想定せよ}

九、相手の感情の動きを観察する

これは相手の心を思考する際のポイントである。

相手の行動を観察し、その行動は何の意味や目的で行っているのか。

観察しながら思考しよう。

十、思考ではなく行動を想定せよ

相手の心を思考する場合、多くの者がやるのが思考を推察しようとすることだが、それでは結局相手の心は分からない。

思考だけでなく、行動パターンを推察しよう。

そして覚えてしまおう。

至高の思考(二章、思考の基礎){七、何を見て何を見ないのか篩にかける& 八、思考の最終目的地を意識する}

至高の思考(二章、思考の基礎){七、何を見て何を見ないのか篩にかける& 八、思考の最終目的地を意識する}

七、何を見て何を見ないのか篩にかける

これは、情報の取捨選択である。

余計な情報は思考の妨げになる。

思考の前に、この情報は必要なのか考えよう。

八、思考の最終目的地を意識する

これは第六項に通じる部分もあるが、思考の到達点を意識しよう。

何を解決するために思考しているのか、意識しよう。

至高の思考(二章、思考の基礎){五、最初の直感は信じるべし& 六、そもそも論を重要視せよ}

至高の思考(二章、思考の基礎){五、最初の直感は信じるべし& 六、そもそも論を重要視せよ}

五、最初の直感は信じるべし

思考を行う中で感じた違和感は意外と無視出来ない部分がある。

その時の違和感や感情、どこに違和感を感じたのかはよく覚えておこう。

後になって辻褄が合うかもしれない。

六、そもそも論を重要視せよ

その思考はそもそも、何の目的で考えているのか。

そもそもこれは必ずしも必要なのか。

そもそも何が問題なのか。

そもそも論を重視する事で大幅に思考の集中度合いが違う。

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至高の思考(二章、思考の基礎){ニ、確定事項を明らかにする& 三、感情を抜きにする& 四、あり得ないと思っても筋道が通るものは最後まで残す}

至高の思考(二章、思考の基礎){ニ、確定事項を明らかにする& 三、感情を抜きにする& 四、あり得ないと思っても筋道が通るものは最後まで残す}

ニ、確定事項を明らかにする

この項目は考えなければいけない事柄を減らし、真に考えるべきことを明らかにするのに効果的な手法である。

思考をする時点で決まっていることは紙などに書き出し、可視化し、足りない部分を補うように考えよう。

三、感情を抜きにする

論理的に思考をしよう。

感情が邪魔して思考出来ない時は常識的にありえないと思うものでも理屈が通ればそれが最善である場合が有る。

四、あり得

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至高の思考(二章、思考の基礎){一、最高と最悪を考える}

至高の思考(二章、思考の基礎){一、最高と最悪を考える}

二章、思考の基礎

一、最高と最悪を考える

あらゆる状況を想定する上で大切になる項目だ。

例えば、自分がこれからどう生きていこうか考えるとする。

その時、まず最高の状態を考える。

なるべく具体的に考える。

私なら、友達は少なくていいから、自分の時間が沢山あって、働く時間がなるべく短く、収入は生活とちょっと旅行が出来るくらいあって・・・など、条件を上げるかのように決めていく。

次に最悪を

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至高の思考(一章、思考と感情)

至高の思考(一章、思考と感情)

一章、思考と感情

まず最初に思考と感情の関係について知ってもらわなければならない。

思考をする上で切っても切れない関係にあるのが感情だ。

怒りや喜び、悲しみなど上げればキリがないが、この感情というものは人間なら誰もが持っている。

これは絶対である。

でも感情が見えない人に会ったことがあるんだけど?という人。

それは、感情がない人ではなく、感情を隠すのが上手い人だ。

おそらく、感情のコ

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