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戯言

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日々のこと、思い付いたことを書いてます。 責任のないことばかり書くので戯言です。
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#家族

坊さん、棒を落とす。

坊さん、棒を落とす。

義実家の法事に参加してきた。

法事というものには人生で何度か参加しているので、なんとなくどういったものかは知っている。
しかし今までは自分の親族で、しかもまだ未熟な子ども扱いだった為、大人になり、しかも気遣いながら参加するのは初めてだった。

そういう気持ちがあるのと、未だに義実家へ行く時は気合いが入ってしまうということもあって、朝早く新幹線に乗る時、私は少しピリピリしていた。

ピリピリしてる

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天秤が偏りすぎている

天秤が偏りすぎている

常に明るくポジティブに、嫌なことも読みやすくネタにするnote。
普段私が心掛けているスタイルだ。
しかしもう、今日ばかりはドロドロに参ってしまったのでnoteで消化させて欲しい。

そんな記事読みたくないと思うので、
どうか読んでくださる方は私を慰める為に百円払うくらいのボランティア精神で進めてください…。

ざっくり広いテーマでいうと、家族の話。

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祖母を故郷に連れて行った話

祖母を故郷に連れて行った話

昼間、祖母からとんでもないメールが届いた。

(一部抜粋)
一体いつの時代から返信してきたのだろう。
送受信間で時空でも歪んでいるのだろうか。

だとすれば、私たちはまたマスク無しで笑い合える時代が訪れるのだと預言されていることになる。歓喜である!

ところでこんなご時世になるずっと前、祖母を故郷へ連れて行ったことがあった。
確か、大学4年生の夏の頃だ。

当時私は安いながらも一眼レフカメラを買っ

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スナギモが硬い

スナギモが硬い

私がいつもヘラヘラしているのは、確実に父親譲りである。

生きていれば受け身を取らなければいけないことが多々あって、
そういう時私は大抵ヘラヘラして受け流す。
仕事では時々イライラすることもあるけれど、
プライベート間では私が怒ることはあまり無い筈だ。

そんな私が本気で怒るように決めていることがある。
ご飯の文句を言うことだ。

私からすれば「ご飯を作った人に対してなんてことを!!!」と思うのだ

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最終回で終わりじゃないでしょ?

『凪のお暇』

自粛中にドラマを一気見したことがある。
元々漫画も途中まで読んでいてなんとなくのストーリーは把握していたのだが、
思わず凪を応援してしまうような感情移入しやすい点と鼓動が高鳴る恋愛も良かった。

私はその中でも、高橋一生演じる【我聞 慎二】が1番好きだ。

確かに私だったらそんな男とは付き合いたく無いし、高橋一生という整った顔立ちがキャラクターの補正をしてくれていたという一面も考え

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私の好きな人はみんな大切な人

私の好きな人はみんな大切な人

※軽く命に触れた内容です、大丈夫な方は読み進めてください!

昔から、あまり誰かに熱を上げることが少ない。
その代わりと言ってはなんだが、1度好きになった人への熱も冷めにくい。
熱しにくく冷めにくいという分類である。

それは恋人然り、芸能人然りであるが、
最近は歳のせいか、それ故に好きになった芸能人の命まですら心配してしまう。
「え、命まで?」と思う人もいるだろうが(或いは共感してくれる人はいる

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親父の背中は、何も語っちゃいなかった。

親父の背中は、何も語っちゃいなかった。

まずは25年前のクリスマス、この世に私が生を受けたその瞬間の話をしよう。
その日はとても大雪だったらしい。
雪が積もり過ぎて兄が埋もれたという話は今でも聞かされているのだが、そんな状況下で救急車を呼んでもなかなか来る筈もなく、病院に辿り着くかそれとも私が生まれるかという瀬戸際の中、なんとか私はギリギリまでお腹に収まっていたという。
母が私を腹に抱えながら悶えている最中、父は何をしていたかと言うと、

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お母さんの知恵袋

お母さんの知恵袋

「人に聞く前にまず調べなさい」
小学生の頃、母によく言われた言葉である。

あの頃は母に聞くのが何よりも早いと思っていた。
母は私の中で「家族の中の、絶対的存在」だった。

それが今や、私が母に
「まず調べてくれ」と懇願する立場になろうとは、
幼少期の私は予想もしていなかっただろう。

母はマジもんのアナログ人間である。
私が記憶するに、同じガラケーを10年は使っているし(もっとかもしれない)

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私はそれが、ちょうど良い。

私はそれが、ちょうど良い。

家族とは、なんなりか。

同じ屋根の下で生活すること。
お互いが好きでいること。
1番身近な存在として、なんでも話すこと。

答えは全て否!である、
と私は思う。

『家族だから』
という言葉を聞くと心臓がキュッとなる人、
そういう人には是非読んで貰いたい。

私が生きてきて感じたことは、
『家族だけど、
それぞれに適した距離を保つべき』
ということだ。

それは、心ではなく
物理的な距離を指す。

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