脳人
自作の歌詞をあつめています。
やってみたことをまとめています。
好きな作品に再び触れた感想をあつめています。
作品の感想をあつめています。
何者でもない私が 他の何者でない私になるために アリ物でもなく 借り物でもなく ただの鳴り物になって ただの鳴り物に成って ただの鳴り物が鳴って 世界へ鳴り響くといい
駅前に寄せる人波を避けて 寝静まった地下道を 僕らは急ぐ 急行に滑り込み ホッとした吐息 車窓に映った うつむき加減 ひしめく地下鉄の中 君をドアの隅にやって 周りの不…
そこで待っててと言って 君はドアを閉じた 僕を外で待たせて 部屋を片していた 鏡とベッドの位置が 変わっていて 知らない部屋にきた 気分がする 別れ話を 君は静かに切…
あれしかない これしかないじゃなく あれとこれが あるならいいじゃないの あれもあれば これもあればじゃなく あれとこれで できればいいじゃないの あれもしなきゃ こ…
隣のクラスに 入っちゃいけないような 集まる視線に 居たたまれなくなるような あの感じ 優先シートに 居座れないような 誰も来ないのに 居心地がわるいような あの感じ …
後で悔やむなら 行かなきゃいいのに 腐れ縁が切れない 息が乾いていく フリで寂しがる 君の気まぐれに つき合ってしまう 何もかも知りたくないのに君は 気にもとめやしな…
君じゃないキミのコトが好き 君らしくないキミのコトが好き 僕じゃないボクのドコが好き? キミはボクとどんなふうにしたいの? 飽き足らない救えない性懲りもない 無性に…
食欲が満たされて おいしいとか 性欲が満たされて 嬉しいとか 退屈が満たされて 楽しいとか そしてあなたは言う 幸せ者と 実感する僕はいない 傍観する君がいる 幸せは外…
しまいに君を抱くのはもう お決まりで 伝えきっていない想いは 胸にもたれて 閉めきった部屋 飲み干したビール 酔えない会話 今日もやり過ごすように 会えない日々は 誤…
雨があがり 散り散りになった雲が 心を奪う あの唄は嘘だ 上を向いたら あふれるくせに 砂をかんで 沈んでいく足元が 微熱を奪う あの人は言った 秋の頃には お別れだって …
どれほど深く 思っているのか 君はどこでも 聞くけど その薄いリップクリーム 今は拭えないでいる 何度も君に 赤恥をかいて 僕は変わったはずなのに 裸になって さらした…
僕は君への想像を 満たす言葉を欲しがった 君は不安定な情緒を 煽る言葉に病んでいた 僕は土曜日 留守電に 拙い言葉を吹き込んだ 君は火曜日 落書きに 感じた言葉を書き込…
僕の好きな小説家が 僕のかけらを指差して 僕とおんなじだと言って 僕の全てを蝕んだ 頭がイカれたフリをして 辺りの好奇な目を惹き あたかも異能者のごとく 新しき時代の…
待ち合わせに 遅れたのはワザとで 北口デッキで待つ君は うつむき加減 来週からは 会えなくなる 過ごした日々は 短くて 遠くで聞こえ始めた音に 浴衣の裾は ソワソワして…
なんかちょっとした拍子に ふと思うことがあるよ 親父の仕草ひとつふたつ 似てきたな 似てきたな ため息のつき方まで あくびした後の一言まで 何もそんなところまで 似なく…
北国に住む私には、毎年暖かくなってくるとやることがいくつかあって、自転車の空気入れもその一つです。雪の時季に使われず、カバーも掛けずにほっといた愛車にはクモの巣…
2023年7月7日 08:33
何者でもない私が他の何者でない私になるためにアリ物でもなく借り物でもなくただの鳴り物になってただの鳴り物に成ってただの鳴り物が鳴って世界へ鳴り響くといい
2022年12月17日 08:48
駅前に寄せる人波を避けて寝静まった地下道を 僕らは急ぐ急行に滑り込み ホッとした吐息車窓に映った うつむき加減ひしめく地下鉄の中 君をドアの隅にやって周りの不機嫌を余所に こうして近くにいること悪い気はしない地上へ抜ければ 東京の辺二子玉で降りて 君を送る週末はもう潮時 ざわついた駅から聖なる気分に逸るまちへ12月に浮かれた きらびやかなストリートを時々肩が触れ合い
2022年11月26日 08:15
そこで待っててと言って 君はドアを閉じた僕を外で待たせて 部屋を片していた鏡とベッドの位置が 変わっていて知らない部屋にきた 気分がする別れ話を 君は静かに切り出してそのうち一方的に 言い訳したり 責めてみたりデジタル時計の 刻む点滅に反論の余地が 殺がれていく君のケータイが 長く鳴った後の 乾いた沈黙耐えられずに 鍵を置いて 部屋を出た全てを僕のせいにしたってそう
2022年10月22日 09:27
あれしかないこれしかないじゃなくあれとこれがあるならいいじゃないのあれもあればこれもあればじゃなくあれとこれでできればいいじゃないのあれもしなきゃこれもしなきゃじゃなくあれをしようこれをしようじゃないのあれもこれもできなかったじゃなくあれとこれができてよかったじゃないの
2022年9月24日 07:18
隣のクラスに入っちゃいけないような集まる視線に居たたまれなくなるようなあの感じ優先シートに居座れないような誰も来ないのに居心地がわるいようなあの感じ高くて大きな目に見える壁がほしい目に見えない壁はもうたくさんなんだWifi Freeに湧いているような網戸に漂う生ぬるい空気のようなあのにおい共用トイレに漂っているような次の異性に急かされているような
2022年9月17日 19:36
後で悔やむなら 行かなきゃいいのに腐れ縁が切れない 息が乾いていくフリで寂しがる 君の気まぐれにつき合ってしまう何もかも知りたくないのに君は気にもとめやしない 声が乾いていく僕は理解者らしいけど特に返事をしないだけくだらない でも 流さないそれはもう 笑えない君の退屈は底なしなんだろうあいつはやめろとも言えず優しさにだけ甘んじて治したい けど 治せないそれはもう
2022年9月10日 07:13
君じゃないキミのコトが好き君らしくないキミのコトが好き僕じゃないボクのドコが好き?キミはボクとどんなふうにしたいの?飽き足らない救えない性懲りもない無性に異性に渇く脳内汚らしい薄暗い誰もいない廃屋で背徳な行い鳴りわたるクラクション 次第にエスカレーション路駐してんの誰だ!? 早くどかせ畜生気にしないテンション ハナッからない節操クラクションの扇情にヒートアップセッション
2022年9月3日 06:20
食欲が満たされて おいしいとか性欲が満たされて 嬉しいとか退屈が満たされて 楽しいとかそしてあなたは言う 幸せ者と実感する僕はいない傍観する君がいる幸せは外から 訪れるこの身に余る程に 恵まれて僕はそれを拒まない 反射的にそしてあなたは問う 幸せ者よ底にいるのは誰だ外にいないのは誰だ絶え間なく 途切れなく幸せで はちきれそう満腹なんだ 満杯なんだそれなのに き
2022年8月27日 06:48
しまいに君を抱くのはもう お決まりで伝えきっていない想いは 胸にもたれて閉めきった部屋 飲み干したビール酔えない会話 今日もやり過ごすように会えない日々は 誤解もせずにもどかしくなる 馴れ合いすぎたスタンスにぎわう街の木洩れ日を 浴びながら交わっていくふたつの影 ゆれるソファー病みついてしまう互いの癖不意にかみあう視線は気まずくて疼きだしたこの身にまかせる不安にから
2022年8月20日 06:22
雨があがり 散り散りになった雲が 心を奪うあの唄は嘘だ 上を向いたら あふれるくせに砂をかんで 沈んでいく足元が 微熱を奪うあの人は言った 秋の頃には お別れだって交わしただけの約束は 夕焼け色をして僕の空にゆっくりと 手を振って流したものが気休めなら 向い風に乾きそうなのにあなたがいない砂浜は もう拭っても拭っても 涙がザラつくんだ今思えば その時を安らかに 過ごせたのは
2022年8月13日 06:27
どれほど深く 思っているのか君はどこでも 聞くけどその薄いリップクリーム今は拭えないでいる何度も君に 赤恥をかいて僕は変わったはずなのに裸になって さらした心で君を裸にしてきた高嶺の花模様今は描けないでいる周りがさめた噂をしても僕は笑っていたくせに知らないうちに はがれてしまったそれで終わってしまうのかな眠れぬ夜を いくつも越えて君を想っていたくせに
2022年8月6日 07:08
僕は君への想像を 満たす言葉を欲しがった君は不安定な情緒を 煽る言葉に病んでいた僕は土曜日 留守電に 拙い言葉を吹き込んだ君は火曜日 落書きに 感じた言葉を書き込んだ最初の言葉 あの言葉 消えないしシミのようだった僕は誰かのせいにして 君はすました顔をした僕は左のポケットに 卑しい言葉を忍ばせた君は右手のジェスチャーに 際どい言葉を匂わせた僕は上からあふれでる 甘い言葉を飲み干
2022年8月1日 06:39
僕の好きな小説家が僕のかけらを指差して僕とおんなじだと言って僕の全てを蝕んだ頭がイカれたフリをして辺りの好奇な目を惹きあたかも異能者のごとく新しき時代の到来を説く過去の遺志を改竄して未来に石を投げつけるありのままの言葉を捨てありとあらゆる辞書を引きありもしない思想を練りありふれた結末を添える意味をたどれど 声はしない浅い息継ぎだけがする黒い鳥が舞う波打ち際
2022年7月14日 09:05
待ち合わせに 遅れたのはワザとで北口デッキで待つ君は うつむき加減来週からは 会えなくなる過ごした日々は 短くて遠くで聞こえ始めた音に浴衣の裾は ソワソワしてる今年の花火は 見ないうちからもう嘘みたいにキレイだ言い訳なんて お構いなしに君はYシャツの袖を引いて 先行き加減旅立つ君は この想いを振り払っていく くせに少し緩み始めた帯に差した団扇は フワフワしてる
2022年6月22日 19:47
なんかちょっとした拍子に ふと思うことがあるよ親父の仕草ひとつふたつ 似てきたな 似てきたなため息のつき方まで あくびした後の一言まで何もそんなところまで 似なくても 似なくても親父のスネかじりすぎて すねの毛 少なくなってきたなオレのヒゲはこんなにも 不精になってきたというのに二人でいるときはなんだか後ろめたいよ偉そうな口をたたくオレの話を 黙って聞いているフリしてるときどき
2022年6月11日 06:03
北国に住む私には、毎年暖かくなってくるとやることがいくつかあって、自転車の空気入れもその一つです。雪の時季に使われず、カバーも掛けずにほっといた愛車にはクモの巣が張り、タイヤの空気は抜けているもので、さて今年もいっちょやるかなと裏庭へ様子を見に行ったところ、ん?、なんかいつにも増して沈んでないか?なんか前も後ろもパンク並に抜けてるんですけど・・・空気入るのかな、これ。うーん、どうしたものかと暫