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問題解決能力を高めよう/4.演繹法を使いこなそう ①演繹法のおさらい
今まで、いろいろなパターンで問題解決能力の向上について、考えてきました。
しかし、今までのアクセス状況を見てみると、基本的な内容に関する方が、皆さんの関心が高いようです。
そこで、ここでもう一度「演繹法」のことを取り上げることにしたいと思います。
(なお、演繹法については、「問題解決能力を高めよう/2.演繹法と帰納法・①演繹法とは何か」で過去に一度取り上げています。よろしければ、そちらも見てくださ
問題解決能力を高めよう/3.事例で考えよう・⑦「背中を押す理由」とは何か
今まで、稟議書において、「ベースとなる理由」と「真の理由」について考えてきました。この2つの理由の内容を固めて、説明することができれば、それで一通りの理由は整えることができた、と考えます。
しかし実はそれだけでは、以下の理由により、「稟議書を通すための力」はまだまだ十分とは言えないのです。
どんなに素晴らしい理由を稟議書に書いたとしても、提案する「システム」や「ツール」、あるいは「制度」などに
問題解決能力を高めよう/3.事例で考えよう・④ほかの例でも考えてみる
今回は、「メーカーの営業企画部門の担当者が、新規にメールマガジンの配信を行うことを提案する」という事例で考えています。
先に進む前に、今回ご説明している方法を他の事例にあてはめるとどうなるか、ということについても考えてみます。
いろいろな事例があると思いますが、やり始めるとキリがないので、今回は以下の2つのケースを取り上げてみます。
この2つのいずれのケースでも、基本的なフレームワークは同じ
問題解決能力を高めよう/3.事例で考えよう・①メルマガの新規発行を提案する
今までは、「1.正しく考えよう」というテーマで、考え方の基本となるフレームワークについてお話をしました。
さらに「2.演繹法と帰納法」で、演繹法が考え方の基本となるフレームワークであり、帰納法は演繹法における「理由」を強化するために使用するとよい、という話をしてきました。
今回から、今までお話をしてきたことを、ビジネスで実際にありそうな事例にあてはめて考えてみましょう。
今回は、下記の事例で考え
問題解決能力を高めよう/2.演繹法と帰納法・①演繹法とは何か
今まで、「正しく考えよう」というテーマで、考え方についてお話をしてきました。
ここで、思考法の基本となる演繹法と帰納法について、お話をさせていただきます。
演繹法と帰納法は、基本となる2つの思考方法です。
このうち、演繹法とは今までお話してきた思考の方法・パターンと基本的に同じ構造を持っています。
演繹法については、いろいろな説明方法がありますが、わかりやすく言えば、次のようになります。
「
問題解決能力を高めよう/1.正しく考えよう・⑥相手の背中を押して決断を導く
今までのやり取りをもう一度記載します。
ここで、さらに相手が決断しやすいように、相手の背中を押すような理由を付け加えるということをします。
例えば、こういう感じです。
1.私がとても小さくて軽い傘を持っているから、それを貸してあげるよ。それならば荷物にならないでしょう?
2.折り畳みの傘を会社に持っていきなさい。帰る時に降っていなかったら、職場に置いてくればいいでしょう。
こうした理由を追加す
問題解決能力を高めよう/1.正しく考えよう・④一歩上を行く理由を考える
今は、次のようなやり取りについて考えています。
「では、傘を持っていったほうがいいよ」
「どうして?」
「(理由を言う)」
ここで、単純に「天気予報で「雨が降る」と言っていたから」と言うのではなく、さらに掘り下げて理由を言った方がよい、という話をしました。
そしてさらに、単に「雨が降る可能性が高いから」というだけではなく、さらに「一歩上を行く」理由を付け加えることができます…ここまでお話しまし
問題解決能力を高めよう/1.正しく考えよう・③相手が納得する理由を考える
前回は、次のようなやり取りについて考えました。
「では、傘を持っていったほうがいいよ」
「どうして?」
「天気予報で「雨が降る」と言っていたから」
ここで、「天気予報で「雨が降る」と言っていたから」というのは、いかにも「ありそうな理由」だと思います。
しかし、「傘を持っていったほうがいいよ」といって、「どうして?」と聞かれる、ということは、傘を持っていったほうがいい、と言われた方が、その理由に
問題解決能力を高めよう/1.正しく考えよう・②「理由」を考える
前回は、以下のような話をさせていただきました。
正しく考えるためには、以下の3つのプロセス守ることが必要です。
1.自分の考えを整理する
2.結論を出す
3.その理由を整理する
このように書くと、「結論を出すまえに、その理由を考えるべきではないか」というツッコミを受けそうです。
そのご指摘のとおり、「結論」→「理由」ではなく、「理由」→「結論」が本来あるべき順番なのだと思います。
しかし、こ
「問題解決能力」を高めよう/1.正しく考えよう・①基本のフレームワーク
問題解決能力を高めるための第一歩は、「正しく考える」ことです。
しかし、「正しく考えよう」などと言われても、どうすればいのかわからないかもしれません。
皆さんには、今までにこんな経験はありませんでしたか?
1.一生懸命に説明したのに、理解してもらえなかった。
2.稟議書や起案書を頑張って書いて提出したのに、承認されなかった。
3.仲間同士で議論をしていても、なかなか他のメンバーを説得できない。