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問題解決能力を高めよう/1.正しく考えよう・②「理由」を考える
前回は、以下のような話をさせていただきました。
正しく考えるためには、以下の3つのプロセス守ることが必要です。
1.自分の考えを整理する
2.結論を出す
3.その理由を整理する
![](https://assets.st-note.com/img/1701868166256-L0meGanbq3.png?width=800)
このように書くと、「結論を出すまえに、その理由を考えるべきではないか」というツッコミを受けそうです。
そのご指摘のとおり、「結論」→「理由」ではなく、「理由」→「結論」が本来あるべき順番なのだと思います。
しかし、ここではあえて「結論」→「理由」という順番にしています。
それは「後付けでもいいから、理由を考えることが大事」ということを強調したいからです。
それでは、以下の事例で考えてみましょう
![](https://assets.st-note.com/img/1701868379538-1uubCo4seA.png?width=800)
「明日は1日外出の予定なの」と言われたのに対して、「では、傘を持っていったほうがいいよ」と答えています。
この場合、最初の「明日は1日外出の予定なの」という言葉に対して、恐らく瞬間的に、以下の2つの作業を頭の中で行っています。
1.自分の考えを整理する。
2.結論を出す・・・「では、傘を持っていったほうがいいよ」
この時に、なぜ「傘を持っていった方がいい」という結論を出したのか、という「理由」を良く整理しましょう、というのが重要なポイントなのです。
それはつまり、もしも「どうして?」と聞かれた時に、何と答えるか、ということに関係しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1701868514759-yQqYz3IvDt.png?width=800)
「では、傘を持っていったほうがいいよ」
「どうして?」
「天気予報で「雨が降る」と言っていたから」
おそらく、こうしたやり取りは、日本中の多くの家庭で普通にされていると思われます。
つまり、「傘を持って行ったほうがいい」という結論について、「天気予報で「雨が降る」と言っていた」ということは、最も“もっともらしい”理由であると言えるでしょう。
しかし、よく考えてみると、こうしたシチュエーションでは「天気予報で「雨が降る」と言っていた」というのは、十分な理由とは言えないのです。
次回は、この点についてさらに掘り下げて考えてみたいと思います。
次回に続きます。
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