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問題解決能力を高めよう/3.事例で考えよう・①メルマガの新規発行を提案する

今までは、「1.正しく考えよう」というテーマで、考え方の基本となるフレームワークについてお話をしました。
さらに「2.演繹法と帰納法」で、演繹法が考え方の基本となるフレームワークであり、帰納法は演繹法における「理由」を強化するために使用するとよい、という話をしてきました。

今回から、今までお話をしてきたことを、ビジネスで実際にありそうな事例にあてはめて考えてみましょう。
今回は、下記の事例で考えてみます。

この事例で使用するのは、以下の2つのフレームワークです。

まずは、基本のフレームワークです。

最初に、「メルマガの発行は自社にとって有益ではないか」というあなたの考えがあり、最終的には上司に対して「メルマガを新規に発行するべき」と提案をすることになります。
この時に、理由を整理してわかりやすく伝えるためにはどうすればいいのか、ということが最大のポイントになります。

そこで、ここでは帰納法を活用して、「理由」を強化する方法を考えたいところです。

さらに、理由を構成するのは、「1.正しく考えよう」でご説明したように、以下の3つの要素とするのがよいでしょう。

つまり、以下のように「理由」を考えます。
1.まず、“説得力のある「理由」”を考えます。
        帰納法を活用することで、理由を強化することを検討します。
2.次に、「真の理由」に触れます。
        これは、提案内容が真に実現しようとして いるもの、あるいは
         真に目指しているものが何なのか、
ということに関係しています。
3.最後に、“「背中を押す」(ための)理由”を考えます。
        これは、提案する相手が、「提案を受け入れようか、どうしようか」と
        思い悩むこともあると思われます。そんな時に「まあ、受け入れてみ
  ようか」と相手に考えてもらえるために必要となるもの
となります。

次回は、以上について、さらに具体的に考えていきたいと思います。

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