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「自助共助公助」と「教育・弘道」
立場のある人が自助を共助公助より先にもってくる場合、どうも批判が多い気がするのですが、しかし社会人としては当然自助が第一かなと思います。
一方で、私が小~中学校にいた頃にバブル崩壊だったからか、その頃から
①:政府の政策が悪いので
②:経済・景気が悪く
③:したがって、自分の稼ぎも悪い
という大人の論調ばかり目にしてきた気がします。
しかし、③個人の稼ぎとは、本来自分の仕事の価値によって決まる
医療費の国庫負担を削減するには?「新型コロナ」の影響を、違った見方から考える。
新型コロナウイルスの影響で、病院の経営不安が取り沙汰されることがあります。
病院の経営不安とは、人々が病院に行かなくなり「病院の報酬が減る」ということを意味するのですが、そもそも日本の場合、医療の個人負担は3割(高齢者はもっと低いですね)で、その大部分が国庫負担(税金)です。
つまり、病院の経営不安とは、医療費の国庫負担軽減を意味します。
さて、医療費の国庫負担軽減とは、ここ半世紀ほど日本の
ベーシックインカム制度は、憲法27条「勤労の義務」に反し違憲か。
日本国憲法27条1項の内容はこちらです。
すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。
ベーシックインカム制度を、「国民が働かなくてもいいよ」という趣旨で法制度化すると、勤労を義務と定める憲法27条1項に反し違憲となる可能性があります。
これをどのように考えるか。
日本国憲法が時代に追い付いていないから改正すべきと考えるか、ベーシックインカム制度を導入してもなお勤労は義務とし、このままいく
ベーシックインカムの経済デザインにおける位置づけをどうするか。(成長を前提とする今までの経済の教科書の延長線上でいいのか)
私は、今までの成長を前提とした経済の教科書の延長線上に、ベーシックインカム制度を位置づけたくありません。
そうしないとベーシックインカム制度の意味するところが、これまでの先人のおかげでこんなにも経済成長したおかげで、必ずしも「無理に働かなくてもいい」、つまりは「経済成長はしてもしなくてもいい」という社会の実現、というところにたどり着かないからです。
このマガジンの本題に戻りますが、成長を前提と
憲法25条『生存権』から、ベーシックインカムを考える。
日本国憲法第25条は以下の通りです。
第1項
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
第2項
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
いわゆる『生存権』ですが、改めて見返すと気づきがあります。
国民は「権利を有」し、国は「努める」。
国は「その健康的で文化的な最低限度の生活を」保証するとまでは言ってないん
サクッと真剣に「ベーシックインカム」の実現を検討します。
日本国の一年間の会計支出は、約300兆円です。
(一般会計 約100兆円、特別会計 約200兆円)
日本国の総人口は約1億人。
国民一人に年間100万円配ったとして、一般会計分で賄うことができます。
夫婦+子供2人の4人世帯なら年間400万円のベーシックインカム収入です。これは働かなくても国から支給される額です。
「もっと」ほしい人は働けばよいでしょう。
企業も同様に、そのまま続けたいビジネ
「ばらまき」と「ベーシックインカム」
この二つは結局、同じことでしょう。
制度化された「ばらまき」政策が、「ベーシックインカム」ということでいいのではないかと。
もう少し踏み込むと「ベーシックインカム」の印象として、「ばらまき」とは違って、最低生活を保障するレベルの支給まで実現するような期待感がありますね。
大変な社会経済情勢となった2020年現在、さまざまな「補償」≒「ばらまき」が多発しています。これがこれからも続いて、まとま
一年分のお米の保証はベーシックインカムの役割を果たすか?【第三回】ベーシックインカムについて考える。
「ベーシックインカム」をそのまま日本語にすると「基礎収入」です。収入を「お金」と考えると、制度としては現金での支給が前提となり、お米という現物支給やそれに類するものは、もう少し異なったネーミングが必要となりそうです。
さて、ここでは名前や言葉はさておき、ベーシックインカムの目的を「国民の生活の安定」をはかるものとして、現物としてのお米の保証はその目的に資するか、という点について私見を書きます。最
「減税」は、ベーシックインカムに相当するか?【第二回】ベーシックインカムについて考える。
例えば昨年、100万円の税金(社会保障費も含む)を払っていたとして、今年からその税金すべてが免除となったとします。
この人にとっては、今年100万円が手元に増えるので、ベーシックインカムが始まって100万円支給されることになりました!と同じような気がします。
違う点はあるでしょうか?
まずは、税金によって提供されていた公的サービスの質がどうなるか、が気になります。
税金免除になった分、それ
※補足:『【第一回】ベーシックインカムについて考える。』の補足として「新規事業」と「経済成長」、そして「虚無」。
前回、ベーシックインカムが「新しいことにチャレンジするためのクッション」として、ザッカーバークが支持すると表明したという記事をとりあげ、私もその点について賛同すると書きました。
ただ恐らくその先の私の考えで、ザッカーバークとも、また世の中のほぼすべての人とも意見が違うであろうことがあります。私は
新しいチャレンジ・新規事業が成功し、経済成長に結びつくことが善
という普通の考えは持っていません