必要なのはどっち?「少子化対策」と「人口抑制策」。

私は小学生の時(1990年代)から、「なぜ少子化対策なのか?いや日本の狭い国土にこの人口は多すぎなんで、どう抑制するか考えるべき」と思ってきました。だって子供の目からしても、どこにいっても人間うじゃうじゃでしたから(笑)

さらに、「保存の法則」を意識してからはそれは当たり前のことだと思うようになりました。人間の肉体や生活圏は限りある資源の一部なのですから。

おかしいのは、やはり永続的な成長を求める「経済デザイン」でしょう。人口が増えることが経済成長につながり、永続的に成長し続けなくてはならないので、本来は不可能な人口増も永続的に求める。これはおかしい。

現在に比べて、人口は増えたほうがいいのか、減った方がいいのか、そして何よりもそれは何故か?つまり、どんな社会や経済を目指すべきだからそうなのか、きちんと考えるべきだと思います。

環境や資源を真摯に考えるなら「人口抑制策」は避けては通れない議題のはずです。

さて、人口減を経済的に(?)ポジティブに評価する一つの考え方を提示します。

同じ国土に住む人が減れば
一人当たりが使える土地が増えるのだから
不動産利用価格は下がるべき

具体的には、これから若年者人口の割合が減り、若年層の社会負担が増していく時に、それと相殺する形で不動産利用費用を抑えていけばいいのです。

色々と突っ込みどころはたくさんあるわけですが、大筋として面白い考え方だと思います。

大きな視点で見た時の問題点は、「不動産業界が、時間と共に成長ではなく縮小することを前提する」ということでしょうか。

結局ここでも、「経済成長」との矛盾が出てくるということですね。

終わり。


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