「成長を前提としない経済・社会デザイン」とは?共産主義&資本主義との対比からその歴史的革新性について少しだけ
このマガジンの目的の通り、私は「成長を前提としない経済・社会デザイン」について検討・考察し、しかるべき場所で論文を書いてまとめることを一つの目標としています。
このアイデアが、どのように今までのものと異なるか、共産主義(社会主義)&資本主義との対比から考えてみます。結論だけ言うと、
永続的な経済成長を前提とする
つまり
永続的な経済成長は可能であり
なおかつ、すべきものである
という点において、私の視点からすれば、
共産主義も資本主義も変わりはない
ということになります。
共産主義を標榜する旧ソ連や中国が、資本主義のアメリカとず~っと経済成長率で競争しているのが良い証拠です。
「成長を前提とする」という思想を共有し、同じ土俵で戦って(切磋琢磨して?)きたと言えます。
したがって、
ここで私が論じ始めた「成長を前提としない経済・社会デザイン」とは、歴史的に見ても革新的なものだろうと思っているのです。
18世紀半ばのイギリス産業革命によって現代資本主義の原型が形作られ、そのアンチテーゼとして社会主義・共産主義という考えが誕生したのが19世紀の後半と理解しています。
そろそろ、それらの大先輩を踏まえた新たな社会経済思想を本気で考える時期に来ている、ということではないでしょうか?
おわり。
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