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NPO法人はるの取り組みと代表の考え
簡単な経歴を、、、
学習塾を創業して10年、放課後等デイサービスを立ち上げてもうすぐ6年になります。
単なる学習塾としてだけでなく、その子の学びへの動機やそのための豊かな関係性に焦点を当てたサポートをすることで、学校だけではできないことを、補完的にフォローアップすることができました。
そんな中で、学習塾の枠組みだけではフォローしきれない、学校でしんどい思いしている子どもたちがいることを知り、
ティールの価値規範とその困難さ
子ども支援の事業をやっている僕たちがティール組織を目指してみた 第6話
前回の敬語をやめた話。
現在、14名のスタッフがいますが、敬語をやめて、愛称を使うことに抵抗を示す人もいました(最終的にはみんな受け入れますが)。「年齢が高く」「男性」であることは傾向を持ちやすいと感じています。これまで働いてきた組織での経験、そこで培ってきたプライド、男性的なホモソーシャルな組織集団での生育歴(部活やサー
対等な関係における意思決定って??
子ども支援の事業をやっている僕たちがティール組織を目指してみた 第5話
前回の続き。スタッフ間での敬語をやめてみました。もちろん代表である僕に対しても。
当時常勤スタッフ4名の少ない組織ではありしたが、今回は敬語を止めることでどうなったか?と言う話です。
他者に対して意見を言う、心を開いて対話するって言うところに対する心理的障壁がずいぶん下がったように思います。まあ、それでも言いにくいことは
問題は俺のリーダーシップ…
子ども支援の事業をやっている僕がティール組織を目指してみた 第3話
こんにちは、りょうちゃんです。
僕がティール組織を意識し始めたのは、学習塾の経営だけではなく、放課後等デイサービス(以下放デイ)の事業を立ち上げて「組織づくり」に試行錯誤していた時です、多分3年ちょい前です。
それまでは僕一人の他に常勤1人のそれ以外は大学生アルバイトとの仕事で、マネジメントや組織開発、リーダーシップなどに迷い
小さな自己決定で OK
自己決定のプロセスを支え切ることが子どもの成長をサポートする大人の役割では?というお話をしました。
でもさ、と思う。
自己決定って何だろう?と。
なんでも決めてオーケー?
そもそも決められない子だっているだろうし。
決めたこと貫かれたら、他者の自由を侵害することもあるのでは?
そんな疑問も湧きます。
とりあえずそもそも決められない子もいる、というお話を。
育った環境、特性、現在の状況なとさま
自己決定のプロセスを支え切る
子どもたちが自己決定的に進路を決めること、これは進学後の彼らの人生に対する何かしらの意欲や伸び代に関わってくると考えています。
でも進路選択って難しいといえば難しい。
普段から小さな自己決定を重ねていない子は、誰かに決めてもらうことに慣れきってしまっているかもしれない。
日本の学校も多くの親も子どもの自己決定に無頓着な印象を受けます。
秩序維持のための管理という視点が強い。
ブラック校則も話題にな
自己決定にヒントがある?
個別指導の塾をやっていると、学校より長期的に子どもたちと関わる、ということもしばしばです。
小学生から高校受験まで、中学から大学まで、大学受験を終えてアルバイト講師として、なんてこともあり長い子では、小3から大学受験までとか、中学から就職までとか。
これは「その子のその後のことも考えて関わる」という視点から見るととても大事なことでもあります。
小学でも中学でも担任として関わるのは1年から2年程度、
教育実践の中で浮かんできた疑問
教育に疑問を感じてきました。
今まで、たぶん、500人くらいの子どもたちと短期長期様々ですが関わってきました。
勉強、やってもやっても伸びない。
勉強嫌いと言う。
なんでやらないといけないの?と言う。
学校がつまらないと言う。
学校に行けなくなって、先生から心無いこと言われてさらに行けなくなる。
因数分解なんでやらないといけないの?と言われて明確に答えられない自分。
空気を読み合う友達関係。仮面