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自分を大切にすること

こんにちは。

今日は「自分を大事にする」ってことをテーマに書いてみます。

「自分を大事にしよう!」
僕の会社の中でスタッフに伝えている言葉です。
でも、「自分を大切に」って案外難しいです。
「そう言われたところで何したらいいんだろうか?」って思う。

自分を大事にすることの小さな入り口は「今、自分、何したいのかな?」「今、自分が感じていることってなんだろ?」ってことを心に問うことから始まると。
そしてその小さな「~したい」「〜を感じている」を大事にすること。

でも自分に対するそんな基本的な問いすら忘れることもある。
むしろ忘れがちではないかな?
って思うのです。
気づくと「自分、したいことがない!」ってね。
自分のことですら、考えないと、考えられなくなるのかな?って思います。今回はそんなテーマです。


お母さん、本当はどーしたいんですか?


子育てや仕事で忙殺されていると「しなければならぬ」「すべき」」に囲まれます。
そんな時に本当はしたいことがあるはずなんだけど、それが見えなくなる。隠されてしまう。
何したいかは忘れられ、気づいたら疲弊する。

疲れたお母さんたちに「お母さん、本当はどーしたいんですか?」って聞くと、ハテ?という顔をすることがあります。
「そんなこと長らく考えたなかったな」「そんなもの忘れてしまったな」って顔です。

お母さん、大変だったんだな。。。「本当に子育てお疲れ様です」って伝えたいし、その上で「自分を大切にして欲しい」って思います。

この「お母さん」っていう主語を「お父さん」「教員」「支援者」「全ての働く人たち」に置き換えてもいいです。

「お父さんは本当はどーしたいですか?」「先生は本当はどーしたいですか?」

大人が自分を主語において「意志」や「欲求」を心に問うってこと。日々しないと、忘れていまうなー。考えられなくなるなーって思います。
そして「しなければならぬ」の中で忙殺され、自分を大事にすることをを忘れてしまう。


子どもたちも、同じ

翻って、子どもたちはどうでしょうか?

日常生活の中で、「あなたはどーしたいの?」「あなたが決めてやっていいよ」って言われることってどれくらいあるでしょう?

僕たち大人が、自分自身に対してすら、その問いを忘れているとしたら、子どもたちにそのような問いを投げかけることもしないだろうって思うんです。

この問いは小さなところからでいいんです。

「何時から勉強する?」「何食べようかー」「誰と遊びに行きたいの?」「何して遊ぼうか?」「するかしないか、決めていいよー」

最近話題の『リエゾン』と言う漫画、8巻に「学校に行けなくなってしまった小学校1年生」の話が出てきます。
子どもが自分で考えて行動する余地がなくなってしまうような「親の関わり」をモチーフ「極力親を責めることなく」描かれます。
僕たちの業務でも「支援しすぎはNG」です。これって子育ての言葉で言うと「過保護」と同じ。
この漫画では、それを「子どもが望んでいること以上のことをしていること」と語られます。(主人公のドクターによって)

『リエゾン -こどものこころ診療所- 8巻』


簡単な自己選択

まずは小さな自己選択のための簡単な問いです。
もちろん「どっちでもいい」「どっちも嫌ー」っていい加減な答えが返ってくる時もあるでしょう。
「考えろ!」って言いたくなるけど、軽く「これはあなたのことだから決めてね」って伝えればいいわけです。優しく、毅然と。

その問い自体が、少しずつ刺さっていくはずです。
「あれ?自分は何をしたいのかな?」って問いが心に残る。
なんでこれが大事なのか?小さな自己選択の積み上げが、大事な時の自己決定をする力になっていくからです。
「自分のことは(交渉の上で)自分で決める」ってことを日々の経験値を積み上げていく中で実感していること。
それが、自分の人生に対する決定権を握っているっていう実感と結びついているはずなんです。そして「他者とともに自分らしく生きる力」と関わっているはずです。


自分を大事に?

小さな「したい」って気持ちを大事にすること。本当は何を大事にしたい?を大事にすること。これって「自分を大事に」ってことと強く結びついています。

さらに僕の実践としては、
・お酒を控える(週1から3日程度に抑える)
・簡単な運動をする(筋トレもしくは有酸素運動など)
・本を読む
・内省する時間を作る(ノートにアウトプット)
・心からの言葉を誰かに伝える
・家族とキャンプに行く。
ってことをルーティーンとしていくことが「自分を大事に」
の実践。
やってもやらなくても自分を責めないってのもポイントです。


この文章も筋トレをする合間に書いています。
余計なことを考えないで済むことによって、ある種の考えがすすむ、そんな感じがします。


この文章はチームE✖︎W=の僕が書いたnote記事を加筆・修正して書き直したものです。子育てや教育をテーマにしつつ、大学で教鞭を振るうとらさん、子どもたちに性教育の伝導をするゆこさんと協働して書いているチームです。ぜひご笑覧ください。


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