#コラム
感じたままを口にする
「深い香りがして、すごいスパイシーなのに後から優しい甘さを感じる」
これは、今日わたしが口にしたワインの感想だ。
堂々と感想を言うことって、
人によってはものすごくハードルが高い。
わたしはもれなくそのタイプだ。
自分の専門分野ならともかく、
食べ物や飲み物、ワインなんて特に"語られがち"なものだからこそ、ちょっと身構えてしまう。
誰の目の前でそれを言うか、
自分と相手の経験値や知識
誰かのためなら大胆になれる
住宅街を走る小さなコミュニティバスで帰宅中のこと。
停車ボタンが押されたバス停で、降りるはずの人が降りられていない。
その人は、手すりと座席に大きくもたれかかってしまっている。
本人さえも自分の状況が分かっていないようで、運転手さんから「大丈夫ですか?」と聞かれて、はっとした表情をしていた。
年齢は、若く見える70代女性かなと予想した。
その人は、なんとかバスを降りたが、その場に座り込んでしま
「聴くことは、愛すること。」
いちばん「わたし」を感じるのは、誰かの話を聴いている時です。私という人間がこの世界に生まれて、
食べたり笑ったり考えたりしていることが
"不思議"と感じる瞬間が多くなりました。
「わたし」なんてものは、ちょっとしたことでいつでも消えてしまうものだと勘付いているからだと思います。
この感覚が強くなるにつれて、
何を使って「わたし」を証明するか?
そのことに注意深くなりました。
どうやらわたしは、