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人前式の「誓いの言葉」
わたしは、ブライダルMCもやっているので数々の結婚式を見ています。
挙式から披露宴という流れが一般的。
挙式の種類には、神前式、キリスト教式、人前式、そして少ないけれど仏前式もあります。
その中で、司会者が進行をするのが「人前式」です。最近は割と多いので、参列したことのある人も多いのでは?
人前式は、
誓いの言葉、指輪の交換、結婚証明書へ署名、披露して承認、というのが軸になっており、そこへ色々なシーンを追加していくことができます。
この人前式の見どころは、なんと言っても「誓いの言葉」だと個人的には思っています。
だって、神様仏様が決めた愛の定義ではなく、
自分たちで、自分たちが大切にしたいことを、自分たちのために誓えるんですよ!
なので、ぜひおふたりのオリジナルを作ることをおすすめしています。
とは言え、他にも様々な準備に追われる中、じっくりと考える時間を確保するのはなかなか難しい…というのが現実のようです。
実は、私たち夫婦も人前式を行いました。
そして、誓いの言葉も、もちろん作りました。
これまで、自分が進行を担当した数多くの人前式を見てきましたが、
私たちの誓いの言葉を越えるものはない!と思っています。
何故か?
それは、自分たちの価値観に見事に合っていたからです。
結婚という形を選び、運命共同体として生きていく覚悟を決めたもの同士、お互いの価値観を確認し合い、何を大切にして生きていくかを明確にするのはとても重要です。婚姻届なんて所詮紙切れですから。
過去の事はすぐに忘れていく私ですが、この時ふたりで考えた誓いの言葉だけは、よく覚えています。
そして、かなりの確率でふとした瞬間に思い出します。それでは、自信満々に、ここに記しますね。
・三代先を考えて、体に優しい食生活を送ることを誓います。
・何歳になっても、お互いが新しいことに挑戦する時は心から応援します。
・やがて、死がふたりを分かつ時、祝福をもって送り出せるよう、後悔のない毎日を送ることを誓います。
誓いの言葉に、一般的な正解はありません。
ふたりの間には何かしら正解のようなものを見つけられるかもしれない、というだけです。
わたしは、この誓いの言葉に支えられながら、
挑戦にはいつも胸を高鳴らせ、死はいつもすぐそこにあると感じながら日々を送っています。
時々は、夫のことを忘れるくらい別のことに気持ちが向いていることもあります。
でも、それさえもこの誓いの言葉に則していると思えるのです。
何でしょうね、夫婦って。
結婚って。
やはり、それもふたりの間に答えがあるのでしょう。
夫婦となる始まりに、誓いの言葉を考えることをきっかけとして、じっくりと向き合ってみてもいいかもしれませんね。
#コラム #エッセイ #結婚 #夫婦 #人前式 #誓いの言葉
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