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子どもが私を自由にする

幼い頃の私は、友人関係で毎日憂鬱になっていた。しかも、親に相談するという発想を持てない子供だった。

どうしてあんなに悩んでいたのか分からないけれど、ひとつだけ言えるのは「世界が狭かった」ということ。
狭いという自覚もなかったし、そんな視点さえ持っていなかった。

もしかしたら、親はそんな様なことを伝えてくれていたのかもしれないけれど、
「世界は広い」なんて体感しないと分からない。

その後も、抜け出したい欲求はありながらも、背中を押してくれる人もいなく、満たされない心を恋愛で埋めながら狭い日本で大人になった。

もういい加減自分のために生きたい、と思った頃、夫と結婚し、2人の子供を授かった。

そして今、その子供たちに「広い世界を見せたい」という衝動に駆られている。
いや、実は子供を支えにして、
私自身が世界を知りたくなっているのだ。
この子たちとなら、きっとやっていける気がしている。

もちろん、私自身が体感できなかった"幼い頃に広い世界を知ること"を、子供たちにプレゼントしたいという気持ちはある。

手始めに昨年試した、3週間のフィリピン親子留学。手応えはじゅうぶんあった。

今年はマレーシアに行く。

そして、数年のうちにどこかの国で最低でも1年くらい暮らしてみたいと思っている。

子供たちは承諾してくれた。
もちろん、夫も。

私の、私の中の子どもの、ささやかだけど切実な夢に付いて来てくれるようだ。

産まれた時からずっとそうだけれど、
子どもたちは私を強くし、
私に勇気をくれる。
信頼してくれる。
しかも、愛してくれる。

家族や子どもを持って、私はより自由を手に入れた気がしている。

さぁ、この勢いに乗ってフラッグを立ててしまおう!

#コラム #エッセイ #育児 #海外生活 #親子留学 #マクロレンズ #写真



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