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「聴くことは、愛すること。」
いちばん「わたし」を感じるのは、誰かの話を聴いている時です。
私という人間がこの世界に生まれて、
食べたり笑ったり考えたりしていることが
"不思議"と感じる瞬間が多くなりました。
「わたし」なんてものは、ちょっとしたことでいつでも消えてしまうものだと勘付いているからだと思います。
この感覚が強くなるにつれて、
何を使って「わたし」を証明するか?
そのことに注意深くなりました。
どうやらわたしは、
好奇心だけは強い人間に生まれたらしく、
色々なことに目を向けています。
人前で話をしてみたり、
歌をうたってみたり、
文章を書いてみたり、
色々な人と出会ってみたり。
しかし、どんな瞬間に一番「わたし」を感じるかというと、
「誰かの話を聴いている時」だと気付きました。
そういえば、昔からいつも話を聴く立場にあることが多かった。
人は、ひと通り話せた後には何かホッとしているようだし、
少し自信が増しているようにも見える。
そんな風にして、目の前の人が何か新しい方向を見ながら歩き出す様子を見るのが好きみたいです。
聴くことによって「わたし」を証明している。
どこか矛盾しているようにも見えますが、
わたしをなくして誰かの話に溶け込む瞬間、
一番「わたし」を感じるのです。
そして、その瞬間こそ
「相手を愛している」と胸を張って言える。
だから、
「聴くことは、愛すること。」
そう信じています。
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