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写真・短編小説・詩

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様々な内容にチャレンジしてみたいと思います😄皆様の人生において、何かのきっかけになりますように😊
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#咲く

咲くことより存在していること

咲くことより存在していること

花は
咲きたくて咲いているとは
限らない

咲くことが全て
咲くことが幸せ
そうとは限らない

咲くことより存在していること
それが全て
それが幸せ

花も人も同じ

そしてその幸せは
あなただけのものじゃない
周りの幸せでもある

咲くことより存在していること
それが全て

そのことを忘れないで

今に咲く

今に咲く

暑い寒いも何言わず

不平不満も何処へやら

時期来りゃ消えると知りつつも

気にも留めずに今に咲く

誰の教えを受けたなら

何の教えを受けたなら

この佇まいを得りゃろうか

あたしは今まで何してた

大事なことを学ばんと

これじゃいかんと思うたよ

であるなら

であるなら

咲けば散るは運命

散るが嫌なら咲かねばよい

なれど

咲かず枯れゆくもまた苦行

咲いてみればよい

いずれ散る道枯れる道

であるなら

心のままに咲き誇れ

愛情

愛情

「白が良かったのに」
そうひと言言ったら
お天道様に怒られた

咲いたお花が白赤なんてどうでもいい
咲いてくれたなら それでいい
色や形がどうのこうのと
咲いたことだけで素晴らしいのに
なんて贅沢なことを
もっと愛情を持ちなさい

って

お天道様の言う通りだ

咲いてくれてありがとう
だね

恩返し

恩返し

桜 咲きました

今年もひとり

でも

来年はきっと

ふたり

今生で見る最後の桜

さよならは

あなたが散ってから

同じ想いは

させない

私が出来る

せめてもの恩返し

毎年励ましてくれたこと

忘れない

期待しないで

期待しないで

早く咲かないかな

好きな色かな

良い形になるかな

そうジロジロ見てたら

勝手に期待して私を見ないで

そうお花に怒られた

帰り道

親の期待が頭に浮かび

勝手な期待に辛くなる

勝手に期待しないで

私も… あのお花と同じだ

そうだよね

怒りたくなるよね

お花さん ごめんね

凛と咲く花

凛と咲く花

流れる季節の片隅に

咲く花はいつも美しい

気付かれぬまま散ることを厭わない

その潔さはいつも美しい

美しいその花は

流れる季節の片隅に

今日も凛と咲いている

正解

正解

咲くが始まり
散るは終わり

散るが始まり
咲くは終わり

どちらも 正しい

お願い

お願い

なんでそんなに急かすの
やっと咲いたのに
なんでそんなに散らすの
もっと咲いていたいのに
せめて散らすことなんてしないで
何しなくても勝手に散るんだから

そんな長い時じゃない
そう長くは待たせない

だからお願い

季節に咲く花

季節に咲く花

どんな素敵なお花でも
ずっと見ていたらきっと
そう思えなくなってくる
悲しいかな飽きてしまう
それはしょうがない
よくあることだろう

だから私は
季節に咲く花になりたい

咲き続けようと気負うこともなければ
咲いていなければならないと
頑張る必要もない
飽きられたとしてもかまわない
季節になればそう
また求められたりするものだから

季節が来たら また咲けばいい

そんな季節の花に 私はなりたい

涙は心の水やり

涙は心の水やり

泣けばいいよ
いっぱい泣けばいい

涙は心の水やり

時間はかかるだろうけど
きっと芽が出て
優しい花を咲かせるよ

私のために咲こう

私のために咲こう

道端に咲く一輪の花
こんなに綺麗なのに誰も気付かない
さみしくないのって聞いたら
なんでって
誰も見てくれないからって言ったら
誰かに見せるために咲いてるわけじゃないよ
だって

誰のためでもなく
あなたのために咲きなさい
その方が きっと綺麗 ずっと素敵だよ

私には
そう言っているように聞こえたよ

心を保つ

心を保つ

手を伸ばして届くなら
もうとっくに伸ばしてる
私がどんなに手を伸ばしても
絶対に届かない世界
私は諦めるしかないのだろう
どんな花も咲き続けることは出来ない
そんな至極当然のことにまで
絶望することもないのだろう
諦めも絶望もこの手の中にある
心を病ませることはない
ただ 握りつぶせばいい

心と共に

心と共に

咲いたなら散るは運命

心を咲かせ 想いを散らす日々

想い残すことなく散るがいい

その心と共に