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#エッセイ部門

近くに感じられたなら

近くに感じられたなら

ひたすら不安な夜を抜けた。

最後には笑っていられるようにと、今を生きる。
いつか訪れる私たちを見るように、
歳をとっても笑っていられたらなと願う夜明け。

"一緒に生きていこう"
そう思えることが、日々の支えなんだと知った。
"誰かを近くに感じられること"が救いであり、
"周りは味方"だと信じられることが安心感になり、
"そばにいる存在"が強さになるのだと思う。

誰しもが孤独と戦い、寂しさや不

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心のサイコロを振る

心のサイコロを振る

自分の気持ちがコロコロと変わることの自覚。
それを誰かに伝えられた瞬間、
あれ、そんなに悩むことかなと不思議に思った。

それはつまり、自分と同じように他人の気持ちだってコロコロと変わっていることと同じだ。
今こんな気持ちがしていたところで、
この先もずっとこの気持ちが続くことはない。
良くも悪くも"今"を味わっていることに過ぎないんだ。

だからその瞬間その瞬間を感じ切りさえすれば、
過去も未来

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少しずつ未来へ

少しずつ未来へ

毎日を綺麗に生きることはできないけれど、
遠い未来を見ることが難しい時だってあるけれど、
毎日毎日、一日一日を、過ごしているよ。

楽しい日、嬉しい日があるとすれば
悲しい日、どん底の日だってある。
でも、どん底を味わったからこその景色があったりする。そんな時は無敵に思えるんだ。

この小さな心で、必死に呼吸をして生きている。
毎日は小さな動きしかないかもしれないけれど、
自分にとってそれが進める

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不安なあなた

不安なあなた

僕は弱いからと言った。
私も弱いからと思った。

突然の心細さにうずくまる。
気を逸らさないとどうにかなってしまいそうだった。
どうやら痛みには敏感にできているらしい。
あちこちが痛くなった。思えば思うほど悪化した。

どうやらこの世界を怖く見てるのは自分だった。
どこを見ても怖かった。
だから閉ざしてしまった壁。まるで森の中。
閉ざされて迷い込んだのはきっと心の中の情景。
隔たりがいつも道を塞い

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心を震わせること

心を震わせること

自分になることの大切さ。
どう過ごすなんてきっと二の次。
ネガティブやポジティブなんて何の関係もない。
鼓動が動く、感情が動く、何より生きてる。
それが今を悩ますあなたに伝えたいことだったんだ。

心を震わすって、声を震わすのと同じみたい。
それは叫びでもあるし、唄でもあった。
心が震えることは、鼓動を感じるように心を感じる。
だから生きてるって感覚がすごく強くなる。
前に進む原動力になる。
それ

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この空に文章を

この空に文章を

今日の空は、いつもより表情がたくさんあった。
雲の大きさも、流れの早さも、動き方も見入るほど。
夕日に染まる色もとても鮮やかで、綺麗なオレンジ。

ただ目の前に広がるこの景色を見て何を思う?
何も思わない人もいるんだろうなあとか耽りながら
この景色にすら文章を書きたくなる自分がいた。

"この空について文章を書きなさい"
なんて問題があったら面白いかもなんて
そういうとこだわ〜なんて思いながら笑っ

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