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コンピュータ少年、愛を検索する
僕が社会人になったのは世紀の変わり目、ちょうど「2000年問題」なんてえのが騒がれていた頃で、パソコンやインターネットが急速に社会に広がりつつあるけれど、まだまだ多くの人には馴染みのない、よくわかんないメカオタクがいじくってるもの、というような珍妙なものを見るような視線も並存している時代でした。
当時、職場ではパソコンによる事務やインターネット販売を導入したばっかりで、入社したての僕はもっぱら
いつ仕事をやめるの?
気軽に近況を書く回。
若い頃の仕事をやめるというのは、仕事が嫌でいっそやめてしまいたい、自由になりたい、けれどやめてもすぐ次を捜さなければならない、という感じだったが、ライフステージが変わった。
いま僕にとって仕事をやめるというのは、年金受給まであと何年、貯金がいくら、月々のおよその生活費がこのくらいで……ウーム、まだちょっとやめられないか? でも節約すればいけるか? というような、かなり
リソース管理ゲーム、システムシンキング、無政府資本主義の実生活への応用
クレタ島で三人の男が言い争っていました。
A「わたしは仕事が大好きだ。わたしは嘘つきクレタ人ではない」
B「いやAは嘘つきクレタ人だ。こいつは俺と同じで仕事が嫌いだ」
C「いやBこそが嘘つきクレタ人だ。こいつは仕事が大好きだしわたしも仕事が大好きだ」
さてこのなかで正直者が一人だけいます。それは誰でしょうか?(答えは文末)
どうもこんにちは、お仕事大好き安田鋲太郎です(・ω・)ノ
島宇宙とアテンションエコノミー
きょうは今後の思考のための、ちょっとした覚え書きです。
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このところ東浩紀の初期のテクストを読み返していた。そこでしきりに彼は、次のような話を繰り返している。
僕なりの言葉で要約させてもらうと、いわく、今は「大きな物語」(リオタールの言葉で、人々が共有する世界観や価値観のようなもの)が失われ、文化全体を見渡せるような特権的な視点が不可能になった。浅田彰の『構造と力』は、あたかもそのよ