【解説】キックスターターで日本から支援するにはどうしたらいいの?【初心者向け】
この記事では、アメリカのクラウドファンディングサービス『Kickstarter(キックスターター)』の利用方法をイラストレーターの神慶(JINKEI)が解説します。
英語が苦手な方でも簡単に
クラファン初心者も気軽に支援できるように
専用アプリのダウンロードやアカウントの作り方から
数十枚にわたる操作画面の解説画像をお見せして
間違えたときのために手続きの変更方法も解説します!
動画での解説はこちら
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01) キックスターターとは?
Kickstarter(キックスターター)とは、アメリカのクラウドファンディングサービスのことです。
日本でいうところの『CAMPFIRE(キャンプファイヤー)』や『Makuake(マクアケ)』のようなサービスですね。
▼クラウドファンディングとは?
インターネットを利用し、多くの人から資金を集めるためのサービスのことです。この仕組みを使うことで、個人や企業がプロジェクトやアイデアに必要な資金を調達することができます。
支援したいプロジェクトに資金を提供する支援者は、支援額に応じてクリエーターからリワード(報酬)を受け取ることができます。
Kickstarter(キックスターター)はアメリカのサービスなので
「英語が分からないと使えないのでは?」
「海外のサービスに個人情報を登録するのが怖い」
そのような苦手意識を感じた人もいるのではないでしょうか?
私も、キックスターターを始めるまではそう思っていました。
この記事では、「英語がわからなくても」「海外のサービスを利用したことがなくても」確実に実践できるくらいのレベルにかみ砕いてひとつひとつていねいに順を追って解説します。
【記事の目次】
01) キックスターターとは?
02) プロジェクトを支援するための大まかな流れ
03) アカウント登録
04) リワードを選んでプレッジする
05) 別のリワードに変更する
06) クラファン用語解説
07) キックスターターで初めて支援したことにより得られる最も大切なリワード(報酬)とは?
08) おわりに
それでは、順を追って解説しましょう!
02) プロジェクトを支援するための大まかな流れ
まずはじめに、支援するために必要な手順についてざっくりと把握してみましょう!
今回はスマホで操作を行います。
(パソコンから操作をしても手順はほとんど変わりません!)
支援する方法の全体像を把握したところで、Kickstarter(キックスターター)公式アプリをダウンロードしてみましょう!
Google Playストアからダウンロードできます。
また、ブラウザからもダウンロードページにアクセスすることが出来ます。
私が使ってみた感想を言うと、ブラウザよりもアプリからの方が見やすく操作がしやすかったので、今回はアプリを使って解説していきます。
04) アカウント登録
アプリのダウンロードが終わったら、早速アカウントを作りましょう!
はじめに表示されるページの【サインアップ or ログイン】をタップします。
今回はじめて利用するので『サインアップ』のための手順を行います。
(※サインアップ→新規でアカウントを作ること)
サインアップをするために『あなたのお名前』『メースアドレス』『パスワード』を入力します。
(※パスワードは6文字以上に設定する必要があります!)
これでサインアップの手続きが完了しました!
では、支援したいプロジェクトのページにアクセスします。
今回は神慶のアートブック KARAT The Art of JINKEI を支援するための手順を紹介します。
スワイプし、画面下部の『このプロジェクトをバックする』をタップします。
▼バックとは?
クリエーターへ支援することです。
03) リワードを選んでプレッジする
『このプロジェクトをバックする』をタップしたあと、5つの選択肢(リワード)が現われます。
横方向にスワイプしてリワードを選びましょう。
▼リワードとは?
プレッジ額に応じた謝礼品のことです。
このプロジェクトでは『アートブック』やアートブックのオマケである『グッズ』のことを指します。
▼プレッジとは?
リワード(謝礼品)得るために任意の資金を支払うことです。
1、リワードなしでプレッジ(※報酬は受け取れません)
2、e-book(電子書籍)
3、Physical Book(紙の本)
4、Physical Book+Postcard+FileFolder(紙の本+ポストカード+クリアファイル)
5、All 3 Rewards+e-book+Keychain+AcrylicStand(紙の本+電子書籍+ポストカード+クリアファイル+アクリルキーホルダー+アクリルスタンド)※全セット
今回は、3の『Physical Book(紙の本)』を選びます。
『選択』をタップすると、『オプションとしてアドオン(追加リワード)を追加しリワードをカスタマイズしましょう』という案内が現われます。
▼アドオンとは?
はじめに選択したリワードに追加でリワード(謝礼品)を追加するオプションのことです。
e-book PDF(電子版)も欲しいと思った場合は『追加』をタップしてください。『追加』を選択すると¥2,500追加されます。
もし選択を間違えても、前のページに戻ってやり直すことが出来ます!
電子書籍版が必要なければ『アドオンをスキップする』をタップしてください。
アドオンの選択が終わったら、プロジェクトをバック(支援)するための最終段階の手続きをします。
支援のお支払いのためにクレジットカード情報を入力します。
※この段階で決済は行われませんので安心してください!
お支払い情報が追加されました。
最後の手続き『プレッジする』の前に、配送地域が『Japan(日本)』と表示されているか確認して下さい。
発送地域の初期設定は『United States(アメリカ)』になっています。(※アメリカのサービスなので)
このままでは日本へ届きませんので、United States(アメリカ)からJapan(日本)に変更しましょう。
フォームをタップし、『Japan』と国名を打ち込みます。
※アートブックは日本で制作し、安全な方法で日本から発送します。
そのため、いちばん送料が安くなるのは日本にお住まいの方です。
(発送を代行してくださる会社も日本企業なのでご安心ください)
以上の内容でOK!と確認したら『プレッジする』をタップして完了です!
これで無事に支援が出来ました!
ありがとうございました!
05) 別のリワード(支援プラン)に変更する
『やっぱり別のリワードを選びたい』
そう思ったあなたへ。
いちど選択したリワードを別のものに変更する方法があります。
画面右下の『プレッジ管理』から変更ができます。
『プレッジを変更』のページが現われました。
画面右端の縦に3つの点が並んでいる部分をタップし、上から3つ目の『他のリワードを選択』をタップしましょう。
今回は、リワード『Physical Book(紙の本)』から『All 3 Rewards+e-book+Keychain+AcrylicStand(※本+全セット)』に変更する手順を解説します。
画面を横にスワイプしてリワードを選び直します。
選択しましたか?
それでは、残りの作業は確認だけです!
おつかれさまです。これでリワードの変更が終わりました!
なお、今回のプロジェクトの支援金の請求は2023年12月31日に行われます。
11月の時点で支援をしても、その段階では決済は行われませんので安心してください!
また、ご支援した時点で、あなたの住所を入力する必要はありません!
プロジェクトのファンディングが成功し募集期間が終了したあと、発送先を教えていただくために、あなたの元へメールが届きます。
(当プロジェクトの募集期間終了日は2023年12月31日です!)
06) クラファン用語解説
creator(クリエイター)➡プロジェクトのオーナー。今回のプロジェクトでは『神慶』のことを指す。
backer(バッカ―)➡ クリエーターへ資金を支援する人
back(バック)➡ クリエーターへ資金を支援すること
pledge(プレッジ)➡ 支援のために具体的な金額を支払うこと
reward(リワード)➡ プレッジ額に応じた謝礼品
fundinggoal(ファンディングゴール)➡ 目標金額
stretchgoal(ストレッチゴール)➡ 目標金額を達成したあとの『新たな目標金額』のこと。プロジェクトの謝礼品がより豪華なものになる
all-or-nothing(オール・オア・ナッシング)➡ 支援金は目標金額に達した時点で支払われる方式のこと。kickstarter(キックスターター)ではこのシステムを採用している。※目標額に達成しなかった場合、支払いは発生しない。
07) キックスターターで初めて支援したことにより得られる最も大切なリワード(報酬)とは?
この度のキックスタータープロジェクトのリワード(報酬)とはいったい何でしょう?『神慶のアートブック』でしょうか?
もちろん正解です。
しかし私は、あなたにとってそれよりももっと大きなリワード(報酬)があると思っています。
それは『キックスターターを使うことが出来た』という成功体験です。
この記事では『初めてキックスターターを利用する人』向けに、アカウント登録から支援方法まで細かに解説してきました。
この記事を読むまで、きっとあなたはこう思っていたでしょう。
「海外のサービスを使うのは不安」
「本当に支援できるのかわからない」
「最後まで手続きができるのか心配」
数々の『初めて』や『わからない』ことに対し、あなたは不安を抱えていたかもしれません。
しかし、この記事を読み終わるころには
「こんなに簡単なことだったんだ!」
と目からウロコが落ちているはずです。
この記事では私のアートブックへの支援を例に解説しましたが、もちろん同じ手順で他のプロジェクトを支援することが出来ます。
もうひとつ、興味深い話をしましょう。
今回のプロジェクト『KARAT The Art of JINKEI』において、いちばん支援者が多い国はどこだと思いますか?
いいえ、アメリカです。
一方、日本の利用者の割合はどのくらいだと思いますか?
私のプロジェクトにおいては現段階で『たったの1割』です。
プロジェクトのオーナーである私は日本人で、本の制作から発送まで日本で行うにもかかわらず、残念ながら現時点で日本人支援者の割合は多くありません。
しかしポジティブに考えると、今あなたが支援者になるための行動をすれば、日本人の中でも先鋭的な少数派に入ることが出来ます。
誰よりも早く『行動』するという体験は、何にも替えがたいほどの価値があります。
それだけではありません。
これをきっかけに他のプロジェクトを支援したり、他の海外サービスを利用する意欲にもつながるでしょう。
今回の支援は、あなたにとって『新たな冒険』へと繋がります。
私が、今回のプロジェクトであなたに差し上げるリワードはアートブックだけではありません。
「初めて挑戦した!」
「できないと思っていたことが出来た!」
「一歩前に進んだ"仲間たち"と喜びを分かち合える!」
そのような『成功体験』をぜひあなたも経験してみてください。
08) おわりに
ここまで読んでくださってありがとうございます。
神慶は新たな挑戦に挑む同志を探しています。
クリエイターに限らずあらゆる業種の仲間を、情熱をもって前進し続ける仲間を求めています。
同じ未来を見てみたいと思ったあなたへ
一緒にがんばりましょう
連絡先
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| 実績 achievements |
神慶 JINKEI
フリーランスのイラストレーター。イラスト制作、キャラクターデザインなど。技法書の執筆、オンライン講座の講師を務めた実績あり。
▼イラスト技法書
『神慶がしっかり教える「厚塗り」の秘訣』
▼オンライン講座 Coloso
『美しく高級感のあるキャラクターの演出テクニック』
2023年
・『アークナイツ』×『ローソン』コラボグッズイラスト制作(サリア、サイレンス、ミュルジス)
・にじさんじ EXゲーマーズ5周年記念グッズ 葛葉・叶ビジュアル担当
・Fate/GrandOrder 概念礼装『サマー・ブレイク』(テスカトリポカ)担当
・講談社 新時代名探偵プロジェクト《ハンドレッドノート》 クラウンクレイン ハウスビジュアルイラスト
・オンライン講座Coloso『美しく高級感のあるキャラクターの演出テクニック』
2022年
・神慶がしっかり教える「厚塗り」の秘訣 SBクリエイティブ
・『ILLUSTRATION 2023』掲載
・『VISIONS2023』掲載
・Vtuber事務所「ねこのて」天宮圭(デザイン)
2021年
・メガネ男子の描き方(共著)玄光社
・三国志RPG【三国志名将伝】ハーフアニバーサリーイラスト
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