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Vol89 移住希望地ランキング(ふるさと回帰支援センター編)

今回は、認定NPO法人ふるさと回帰支援センターが毎年発表する、「移住希望地ランキング」をご紹介します。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの18年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ はじめに


認定NPO法人ふるさと回帰支援センター(東京都千代田区)は、地方移住を考えている人にとっては、最も認知度の高い相談窓口ですよね。
有楽町の東京交通会館内にある移住相談センターには、44都道府県1政令市の相談員が常駐しています。

この、認定NPO法人ふるさと回帰支援センターが、センターの窓口相談者及びセミナー参加者を対象に、地方移住に関するアンケートを毎年実施しています。

そして、アンケート結果を元に発表されるのが、「移住希望地ランキング」となります。ちなみに、このアンケート調査は2009年から実施されており、今回が15回目となります。

2⃣ 2023年「窓口相談者が選んだ移住希望地ランキング」


3⃣ 2023年「セミナー参加者が選んだ移住希望地ランキング」



4⃣ 大躍進した群馬県の動向


窓口相談のランキングでは4年連続で静岡県が1位となる中で、今回、昨年の9位から大きくランクUPしたのが群馬県です。
また、群馬県はセミナー参加者のランキングでは、昨年14位から初めて1位となりました。

群馬県の知事と言えば、知名度の高い「山本一太知事」です。
今回の大躍進については、「山本知事自らが報道発表するほどの喜びであった」と伝えられています。

群馬県は各市町村で競うのではなく、「オール群馬」の取り組みが奏功しています。
その群馬県の特徴として、次のようなことが評価されています。

① 地震が少ないなど安心安全な移住先
② 生活費や教育費が安く、子育て世代からの人気が高い
③ 東京から100キロ圏内ということもあり、テレワーク層からも人気が高い

また、セミナーにおいても、「古民家DIY」や「FPに聞く移住のお金」など、移住希望者のニーズに即したセミナーを企画したことが功を奏したと言われています。

5⃣ ランキングから思うこと


ふるさと回帰支援センターは東京にあることから、東京圏を取り巻く各県が有利と言えます。
また、出張相談デスクを実施したり、セミナーを積極的に実施している府道県が強いことになります。
ただし、裏を返せば、ランキングに入っている道県は、それだけ移住促進に力を入れている、又は移住者のニーズを上手く掴み取っていることになります。

移住先を選定する際には、移住促進事業に積極的な自治体を選択する方が有利です。今回は都道府県単位ですが、その次には、市町村単位で移住促進事業に熱心な自治体を探してみることが大切ですね。

6⃣ TOPの画像


最後に、私の好きな町をご紹介
移住地選びの参考にしてくださいね。

北海道羅臼町

知床半島を斜里町と二分しており、東南側にあるのが羅臼町です。
この羅臼町は根室海峡を挟んで北方領土の国後島と対峙しています。
私も初めて国後島を見たとき、その距離の近さに驚きましたね。
気候の厳しい地域ではありますが、斜里側は夏は暑く冬は寒さが厳しい一方、羅臼側は夏は涼しく冬の寒さも斜里側ほどではないと言われています。
 
夏に羅臼に来たら「クジラの見える丘」に登ってみてください。
運が良ければ、クジラやシャチを見ることが出来ます。
また、朝早くに無料の温泉「熊の湯」に行ってみるのもおススメです。

自然の厳しい地域だからこそ、その美しい景観に囲まれて暮らすことが出来るのかもしれませんね。

  

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移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで18年間2500組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。