きのう、なに読んだ?

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ノート

わたし個人とダイバーシティー(「良い質問をする技術」) | きのう、なに読んだ?

多様性(ダイバーシティー)。ここ数年、よく耳にするキーワードです。たとえば、内閣府の「男女共同参画関係用語」(平成24年8月)には次のとおり定義されています。

ダイバーシティ :「多様性」のことです。性別や国籍、年齢などに関わりなく、多様な個性が力を発揮し、共存できる社会のことをダイバーシティ社会といいます。

また、経団連も 2017年に「ダイバーシティ・インクルージョン社会の実現に向けて

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周りのハッピーや不機嫌は、私の責任?(「主婦の誕生」) | きのう、なに読んだ?

先日、ある向上心あふれる若手女性の集まりがあった。アジア系アメリカ人のキャリア女性がゲストスピーカーだったのだけれど、素敵なお話をしてくださった。うろ覚えだけど、こんな内容だった。

「わがまま」という言葉には、良くないイメージがあります。
でも、今日は皆さんに「今より少しだけ、わがままになって」とお伝えしたい。

私たち女性、中でもアジア系の女性たちは、周りの人に尽くすこと、周りを優先することを

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「最軽量のマネジメント」は、お花畑のユートピアじゃないのよ | きのう、なに読んだ?

『最軽量のマネジメント』を読んだ。著者は、サイボウズ副社長の山田理さん。サイボウズはグループウェアを開発・提供する会社で、2019年「Asia's Best Workplacesベストカンパニー」に選出された。その組織や制度を作ってきたのが、山田さんだ。

山田さんとはこれまで何度かおしゃべりする機会を頂いてきた。例えばこちら。

他にも「長時間労働の原因は、日本独特の「助け合いの職場文化」にある

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働き方改革や生産性向上がほんとうに目指すべきは、フォードのライン生産級のイノベーション | きのう、なに読んだ?

ニューヨークタイムズに “5-Hour Workdays? 4-Day Workweeks? Yes, Please” (「5時間勤務?週4日?ぜひ、よろしく」)という論考が出ていた。副題は、”Sick of round-the-clock work emails and Slack messages? Here’s some hope.” (24時間来るメールやSlack にうんざりしてませんか

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マティス前国防長官の若い頃 (“Call Sign Chaos”) | きのう、なに読んだ?

ジェームス・マティスは元海兵隊大将にして、トランプ政権のもとで2年間国防長官を務めた人物だ。海兵隊屈指の読書家、知識人として知られ、歴戦不敗なことから Mad Dog(直訳は狂犬だけど、ニュアンスとしては「勇猛果敢」が近いかな)と呼ばれることもあった。マティス長官は、常にカオスな感じのトランプ政権の中で、私には唯一の「まともな人」に見えていた。ボブ・ウッドワードがトランプ政権内部を描いた “Fea

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「教える」「教わる」が絶対的な関係にならないように(「ザ・メンタルモデル」) | きのう、なに読んだ?

「ザ・メンタルモデル」を読んだ。

「ティール組織」に関心を持った人たちがSNSで紹介していて、へええ、と思って見ていた。その後、身近な人が「今読んでいて、面白い」と教えてくれて、その人たちとこの本の話ができたらいいなと思って、着手した。

著者のひとりである由佐美加子さんは、「U理論」の訳者だそうだ。自己理解を深めることとか、自分への理解が深化・変化すると周りに対する見方や周りとの関係性が変わる

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日本社会には「江戸時代」の仕組みが残ってる(『中国化する日本』) | きのう、なに読んだ?

近代とは何か。日英Wikipediaを見ると、ざっくりこんな感じ。
⚫︎中世と現代(1945年〜)のあいだ
⚫︎初期近代 (early modern) と近代がある。初期近代は近世とも呼ばれる
⚫︎日本では、応仁の乱〜江戸時代を初期近代/近世、明治維新〜太平洋戦争終結を近代としている
⚫︎欧州では、東ローマ帝国滅亡〜産業革命〜フランス革命を初期近代/近世、フランス革命〜第二次世界大戦終結を近代とし

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本の構成と文体の妙 (“Talking to Strangers” by Malcolm Gladwell)  |  きのう、なに読んだ?

マルコム・グラッドウェルの新刊 “Talking to Strangers” 、かなり楽しめた。

内容についての感想は、「翻訳書、ときどき洋書」に寄稿予定なので、そちらをお待ちください。ここでは番外編として、この本の構成と文体にテーマを絞り、感心したことを書いておく。

ちなみにマルコム・グラッドウェルは ”Blink” (「第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい」)、“Outliers

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本を読む習慣 — オバマ、ゲイツ、バフェット、出口 | きのう、なに読んだ?

こちらのQuartz の記事を読んだ。タイトルは「週5時間を学びに充ててない人は無責任だ」くらいの意味だ。

冒頭部分をざっくり訳す。

オバマ元大統領は、世界で最も多忙な人のひとりだったが、在任中、毎日1時間を読書に充てていた。なぜか?
史上最強の投資家であるウォーレン・バフェットは、若い頃から現在まで、時間の80%を読むことと考えることに充てていた。なぜか?
世界一の大富豪、ビル・ゲイツは、そ

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名もなき家事の最たるものは(「名もなき家事に名前を付けた」) | きのう、なに読んだ?

数ヶ月前、いつものように漫然とツイッターを眺めていたら、これが目に飛び込んで来て、思わず拍手喝采した。

ツイートを発信した梅田悟司さんは、コピーライターだ。育休取得中に「名もなき家事、多すぎ!」と実感し、それらに名前をつけることが「コピーライターである自分にできる、家事をがんばる人に対する最大限の敬意の示し方なのではないか。」と、名付けを開始。それらを1冊の本にまとめた。名付けた家事、70個。

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