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考え方

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自分にとって、好き嫌い、支持不支持、善悪などの評価如何にかかわらず、考えさせられた、新たな視点を学んだ、考えるに値する重要さがあったと感じた記事を記録しておく場所です。この記事リ…
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2023年5月の記事一覧

どんな仕事にも誇りを持てますか

どんな仕事にも誇りを持てますか

昨日、Twitterでこんなマンガをアップしました。

昔、自分は木工の職人をやっていました。
男に負けたくない、女でも男と同じようにやれるんだと思っていた思考が、職人さんたちによってほぐれていったときの話です。

このマンガは、コミックエッセイのマンガ賞に応募するために描いたもので、最終選考には残ったものの入賞は出来ませんでした。

そしてSNS上にはアップすることもなくただ埋もれていました。

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論文紹介 現代の安全保障環境で最も警戒すべきは既成事実化の戦略である

論文紹介 現代の安全保障環境で最も警戒すべきは既成事実化の戦略である

2014年2月、ロシアはウクライナ南部のクリミア半島に部隊を送り込み、これを支配下に置いた上で、一方的に併合することを宣言しました。クリミア半島がウクライナの領土の一部であることを認識した上で、それが事実上、ロシアの支配下にあるという既成事実を作り出し、それを根拠に自国の勢力を拡大する戦略は既成事実化戦略と呼ばれていますが、最近まで十分に検討されていませんでした。

ダン・アルトマン(Dan Al

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メモ 「東洋的専制政治」とは何か、なぜ地理と関連するのか?

メモ 「東洋的専制政治」とは何か、なぜ地理と関連するのか?

東洋的専制政治(oriental despotism)とは、ヨーロッパの政治学史で古くから使われてきた政治体制の類型であり、被支配者の恐怖心、暗黙の同意、そして奴隷的な無権利状態に依拠する「東洋的」な政治体制を指して使われます。この類型を使って地理が国家形成に与える影響を論じた研究として、カール・ウィットフォーゲルの主著『オリエンタル・デスポティズム(Oriental despotism)』(19

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能力主義、あるいは過度な成長の目的化からの脱却

能力主義、あるいは過度な成長の目的化からの脱却

私は近々三十路になるのですが、20代においては「能力主義からの脱却」これが自分にとって非常に重要なテーマだったと振り返って思います。

能力主義とは何か、もしかしたらこの言葉には学術的な定義などあるかもしれないですが、この記事では「能力で人の優劣を判断する価値観」という定義で話します。

さて、おそらく上記の定義を前提として「あなたはこの価値観を持っていますか?」と聞かれて「はい」と答える人はあま

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『日本の文化は日本人のもの』と言われた話

『日本の文化は日本人のもの』と言われた話

日本が好きな私がやってみたかったことが
【和装で外を歩く】
ということだったのですが、今年の3月にその夢が叶いました。

初めて着たから自分で似合ってるかどうかもわからないけど、それでも私はとても嬉しかったんです。

Twitterにもアップしました。
そしたら色んな方に
『似合ってるよ!』
と言っていただけて、お世辞かもしれないしそうじゃないかもしれないけど、私はとっても嬉しかったんです。

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子どもにどのくらい干渉したらいい?・・・能動性を指標にして

子育てでは、口出し手出しし過ぎてはダメ、といわれる。他方、子どもには愛情を注ぎ、特には厳しく叱り、子どもをきちんと見守るべきだともいう。自由放任しろというのか、親が厳しく監督すべきといっているのか、どっちかわからない、という親御さん(あるいは教育指導者)は多いように思う。

私は子どもの「能動性」を目印にして、子どもへの接し方をその都度決めている。子どもが自らいろんなことに挑戦し、学び、成長してい

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舐められずに堂々した自分になるためにはどうしたらいいの?

舐められずに堂々した自分になるためにはどうしたらいいの?

こんにちは!ずんずんです。
堂々として、リスペクトを得たいですよね!
出来るならちやほやされたいですよね…!!

若いころ、私は良く

「へらへらしている」とか「薄幸そう(笑)」などと

よく言われておりました。

というわけで、若いころの私は、「堂々としている」なんて一度もなく、どちらかというと良く「舐められ」が発生しておりました。おじさんにもおばさんにも、年下の後輩たちにも「舐められ」てしまう

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