冷戦期に対反乱戦略を編み出した『共産主義者の反乱を打倒する』(1966)の紹介
1945年に第二次世界大戦が終結すると、国家間で大規模な戦争が勃発する機会は減りましたが、それに代わって反乱の問題が注目を集めるようになりました。ロバート・トンプソン(Robert Grainger Ker Thompson, 1916-1992)は現在のマレーシアにおいてイギリス軍の対反乱作戦に幕僚として参加したイギリスの軍人であり、『共産主義者の反乱を打倒する(Defeating Communist Insurgency)』(1966)の第4章「対反乱の基本原則(Basi