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高井宏章
2019年11月30日 23:06
お待たせしました。ご好評をいただいております「テーブルゲームを楽しく教育に活用してしまえ」シリーズ、今回はコミュ力が付く(かもしれない)ゲームをご紹介する。「ドイツゲームとはなんぞや」という能書き付きの「入門編」と、「期待値とトレードオフ」という渡世の必須科目を学べるサイコロゲームをとりあげた続編、それぞれリンクを置いておく。未読でしたら、ぜひ。なーんてリンク貼ったって、どうせ読まない人は読
2019年11月26日 10:52
「ずいぶん静かだな」男がバックミラーを覗くと、娘たちは3人ともすやすやと眠っていた。ほんの少し前まで、スマートフォンでポップスを流して合唱していたのに、今は肩を寄せ合う小鳥のようにもたれ合っている。来年には末っ子も中学生だが、寝顔は3人とも小さな子どものようだ。助手席の妻も窓に頭をあずけて眠っている。男は交通情報を流すカーラジオの音量を少し絞った。イギリスの高速道路の流れは速い。ディーゼルの
2019年11月24日 19:09
本稿は光文社のサイト「本がすき。」に11月18日に寄稿したレビューです。編集部のご厚意でnoteにも転載しています。55歳の若さで亡くなった元任天堂社長、岩田聡氏のインタビューや語録を収集・再構成した本書は、すでに関係各方面から絶賛されている。私にとっても、現時点で「今年のベストスリー」入り必至のヒットだ。おそらく今後、何度も読み返して、「オールタイムベスト20」の一角を占めることとなるだろ
2019年11月22日 09:47
今朝、ツイッターにこんなのが流れてきた。 画像だけ再アップ。 コレをみて、子供時代の「ユーレカ!」体験を思い出したので備忘録的にシェア。九九を覚えた頃、確か兄貴に、こんなのを習った。 1から7までに9を足して並べる。コレに、九九の9の段の数字をかける。すると、その段の数字がズラッと並ぶ!という技(?)だった。例えば、7の段の答え、63をかける。 すると、こうなる。
2019年11月20日 18:00
最近、月に一度、ちゃんとした床屋さんに行っている。この投稿に書いたように、「髪型、大事やん!」と認識を改めたからだ。千円カットからコストは爆上げしたけど、満足度対比では良い選択と感じている。通っているのはこちらのお店。通勤途中にちょいと寄れるのが有難い。ちなみにこちらがGoogleのレビュー。星4.7ってすごいな。アクセス以外に、私がとても有難いと思っているのは、上のレビューでも書い
2019年11月19日 22:06
本投稿は、未練の塊である。何の未練かと言えば、高井さんの「この投稿、もっと読んでもらいたい」という未練である。いくら山田風太郎の『人間臨終図巻』が素晴らしい名著でも、3万字も費やして紹介するのは無理があった。反省しています。ついてはここに、超入門編として「ダイジェストのダイジェスト」というヤケクソな投稿を用意し、「偉人・変人の最期の言葉」からキャッチ―なものをピックアップしてみた。興味が
2019年11月15日 18:57
この投稿で、コルクの佐渡島さんがエムグラムいうのをやっていたので、軽い気持ちで真似してみたら、結構ショックを受けてしまった。100個くらいの質問にバーっと答えると性格判断してくれて「トリセツ」としてアウトプットしてくれるというモノで、結果は以下の通り。ふむ。天才的肌、という日本語はないだろう、とツッコミたい気持ちを抑えて、ページをめくって詳細を見る前にやはり突っ込んでおこう。これでは「神
2019年11月11日 10:49
読んで損はなし!殿堂入り投稿(自称)こちらのマガジンには基本、「スキが200以上」というヒット作だけ集めてあります。以下、「スキ」が多い順にいくつかご紹介。名刺代わりの1本。まずはご一読を。高井さんにしては珍しくツイッターでバズった、ええ話。紹介した理系本、たくさん読んでもらってます。うれしい。2022年9月に亡くなった父の思い出です。48話の大河ドラマを6日でイッキ見
2019年11月10日 23:09
「家族で楽しみながらテーブルゲームを教育に活用してしまえ」という投稿が大変好評でしたので、続編をさっそく。未読の方&能書き部分のおさらいは、こちらから。まだあと数回書けるネタがあります。私、お調子者なので、みなさん「スキ」とか拡散で高井さんを調子に乗せてください(笑)メチャクチャ駆け足でまとめると、対人ボードゲームの効用は、1 対人の駆け引き2 トレードオフへの対処3 「良き敗
2019年11月10日 17:02
子どものころから、NHKの「のど自慢」を見るのが、けっこう好きだ。なぜかは、よく分からなかった。というか、深く考えたことがなかった。なのだが、今日、長女との会話で、その答えに思い当たった。「のど自慢」は、精神安定剤なのだ。こんなコンテンツは、なかなかない。今日はまたなぜか東京横断ツアー状態で小一時間かかるので、考察をまとめてみたい。車内投稿シリーズ第9弾(のはず)です。まず、悟
2019年11月8日 12:37
子どものころ、何度か親にこう言われたことがある。「お前の名前は、適当に付けた」ちなみに「高井浩章」はペンネームだが、本名と一字違いで、下の名前の読みは同じ。Kindleで「おカネの教室」を個人出版するときに、 「一文字だけ変えとくか」と「ひろ」の変換候補から適当に選んだ。「女の子の名前しか考えてなかった」「お前は橋の下で拾った」という、(一部の)昭和の子どもが言われた定番フレーズもよく
2019年11月7日 10:33
本稿は光文社のサイト「本がすき。」に10月28日に寄稿したレビューです。編集部のご厚意でnoteにも転載しています。高度な数学を金融分野に活用する専門家を「クオンツ」と呼ぶ。本書はその開祖とも言うべき「クオンツのゴッドファーザー」、エド・ソープの自叙伝だ。『天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す』ダイヤモンド社エドワード・O・ソープ/著 望月衛/翻訳経済記者の私を含め、「その筋」の
2019年11月4日 12:50
「ドイツゲーム」という言葉をご存知だろうか。「知ってる人は知っている」みたいな典型で、飲み会などで話題にしても、10人中8人くらいは「は? なにそれ?」という反応が返ってくる。手軽さ+「人間対人間」の面白さ例によってWikipediaより。ドイツのボードゲームとは、広義にはドイツで作られるボードゲームを指すが、狭義には1990年代中盤から現在までに発売され、世界的な人気を獲得した独特のテ
2019年11月2日 11:55
拙著「おカネの教室」のAmazonレビューが11月1日に100件になった。2018年3月の発売から1年半ちょい。「読者がジワジワ広がっているなぁ」という手ごたえを感じられて、とても嬉しい。皆さま、ご愛読ありがとうございます。節目の良い機会なので、最近よく考えることを書き残しておきたい。「残る本」というテーマである。「サクラ」はございません先に手短に「おカネの教室」のレビューについて。