だれに向かって書いているかと問われたら、それは、私を私として生かしてくれている何かに対してです。(中略)私の詩は、「今日はこのように生きました」っちゅう自然や宇宙にあてた報告なんだと思います。 まど・みちお『どんな小さなものでもみつめていると宇宙につながっている』▶︎
▶︎まど・みちおさんのこの言葉を知ったとき、すごくしっくりきました。私が書いているのは詩ではなく小説ですが、なぜ書き続けるのかといったら、見えない何かに対して今日できることをした結果、文字になるからです。今日も命をつなげてくれている大きな何かに対して私が出せるもの、それが小説です。
童謡「ぞうさん」の詩で知られる、まどさんがアリを書くと、「黒い」「大群」「弱い」ではなくて、「いのちだけが はだかで/きらきらと/はたらいているように見える」になりました。ひらがなだけで作られる短い詩なのに、生物でも、無生物でも、そこに在ることの尊さを、感じさせてくれる作品だね。
皆さまいつもありがとうございます<(_ _)> 1月7日の記事でございました。 https://note.com/mikepunch/n/n29416db7ffcb わたしに生まれて嬉しいわたし、 それで生きてゆく2023年✨ 今年もよろしくお願い致します(人''▽`)