あはれはれ

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最近の記事

【詩】月面

神と云ふデザイナーが宇宙を創造したのなら 地球はオープンワールドのゲームのひとつだ 異なるジャンルのワールドが干渉しないやう 完璧主義者の神はバグを徹底的に排除したが 地球のプレイヤーたちが裏技を発見したゝめ 本来干渉することができない月面ワールドへ ロケットと云ふアイテムで移動を可能にした

    • 【詩】漫画

      コマとは二次元における時間と空間であり 線とは時間と空間の宇宙に出現した質量だ 物語とは不確定要素で変化する運命であり キャラクターとはその宇宙を生きる役者だ 漫画とは無から有を創り出す錬金術であり 漫画家とは錬金術を扱へる錬金術師である

      • 【詩】革命

        革命の火種はいつの時代も燻つてゐるが 巧く扱へば火種は便利な道具でしかない 火種が周囲に拡がらぬやう薪で囲い込み 火が強くなり過ぎぬやう燃料を管理して 弱くなれば薪をくべ 風を送り煽り立てる そして火を囲い 猿人たちが暖をとるのだ

        • 【詩】職業

          こんな石ころでも何かの役に立っている なんの役に立っているのかわからないけど 何かの役に立っているんだ

        【詩】月面

          【詩】織姫と彦星

          ロマンのない無粋なことを云つてしまふと 織姫と彦星は一年に一度しか逢へないから 数千年の間 両想ひでゐられるのではないか 四六時中一緒にゐたら 愛も冷めさうに思ふ それとも本当の愛は絶対に冷めないものか

          【詩】織姫と彦星

          【詩】老い

          老いることを認めることはできるのか 老いれば あつちが痛い こつちが痛いと 身体の節ゝが悪くなり 病苦に苛まれる 東京物語の老夫婦のやうな扱ひを受け デメリットをあげつらへばキリがなく 老いを肯定できるメリットはあるのか このやうに人は魂から老いるのだらう

          【詩】老い

          【詩】小惑星

          恐竜は小惑星の衝突で滅んだと云ふ これから先 二度とないとも限らない 想像すらできない質量を持った石が 巨大な陰影を地上に現し 落ちて来る 我ゝを護るための重力が牙を向ひて 地球最後の日 アルマゲドンを告げる そして 一億年後にでも新種の生物が 人間のゐなくなつた地球を支配する 現実感のない夢のやうな妄想をした

          【詩】小惑星

          【詩】日照

          すべての人間は生れながらにして自由であり かつ尊厳と権利と日照権について平等である 太陽は万物すべてに惜しみなく日照りを与へ 何人も他者の日当たりを侵害してはならない

          【詩】日照

          【詩】UFO

          UFOの特番が好きだつた 嘘でも本当でもよかつた 空を見上げてUFOを探す 上を見上げて歩くための 少しの希望が欲しかつた

          【詩】スナック

          ほぼ栄養素はないに等しい あつてもなくても困らない だがしかし ないと口寂しく あるとちよつぴりうれしい スナックのやうにつまめる 毒にも薬にもならない詩歌 そんなスナックを作りたい

          【詩】スナック

          【詩】食文化

          人はパンのみにて生くるにあらづ パンばかり食べると飽きてしまふ ごはんも欲しいし あはせも欲しい 和食に洋食 中華とお菓子に果物も 人はパンのみにて生くるにあらづ バランスよく食事しろと云ふ意味

          【詩】食文化

          【詩】歩く

          猿人から原人へ 歩く 原人から旧人へ 歩く 旧人から新人へ 歩く 戻ることはできない 前に進む道しかない まだ道は続いてゐる 不可逆的な一方通行 進化と云ふ道を歩く

          【詩】歩く

          【詩】アンネの日記

          十代と云ふ輝かしひ時代に 隠れ家にとらはれた少女は 絶望の中で希望を見失はづ 天にもとどけと喜び叫ぶか 身も世もなく嘆き悲しむか 多感な感情をペンに託して 日記に胸の内を打ち明けた 聖人でもなく英雄でもない ありふれた一少女の言葉が 場所も時代も民族すら超へ これからも読み継がれゆく

          【詩】アンネの日記

          【詩】時間

          時間というものを、無限と見ては、いけないのである。 そんな大げさな、子供の夢みたいなことを、本気に考えてはいけない。 時間というものは、自分が生まれてから、死ぬまでの間です。

          【詩】時間

          【詩】ヴァイキング

          オーディンが呼ぶ 狂戦士たちを呼ぶ 「戦争だ 戦争だ」狂戦士たちは唄ふ 死を恐れるな とヴァルキリーが叫ぶ 「戦へ 戦へ」オーディンの名の下に ギャラルホルンの笛が告げるだらう 神ゝの黄昏 ラグナロクが近いことを

          【詩】ヴァイキング

          【詩】恐怖

          わたしは何を恐れてゐるのか わからなかつた なぜ恐れる必要があるのかも わからなかつた 恐怖の正体を見極めるべく 闇に眼を凝らした 闇の中には 恐怖の大王と云ふものが存在した 恐怖の大王の姿形は形容できないほど恐大で それは宇宙的恐怖としか呼べないものだつた もし恐怖の大王から逃れることができるなら 死すらも怖いとは思はないほど恐ろしかつた

          【詩】恐怖