稲葉圭昭『恥さらし』を読了。日本の警察組織の持つ構造的な闇の告発の書になっています。また覚醒剤を使用することの地獄が描写されています。野沢尚『烈火の月』と『恥じさらし』は両方読んで欲しい作品です。読み終えて、黒澤明監督の『野良犬』を思い出しました。稲葉さんには「義」がありました。
警視庁警察官が警察手帳を示して市民に信用させ310万を窃取した事案。S53年に発生した松山事件同様警察の信頼を根底から覆す言語道断の不祥事だがどのような幕引きを図るか注目される。松山事件の時は警視総監が引責辞任した。警察庁もそろそろ再発防止案のアイデアも枯渇か?教育の見直しが急務