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【絶対にやってはいけない】葬儀社と警察の癒着

先日、神奈川県の葬儀社が神奈川県警警察官と共謀し、警察案件のご遺体搬送を優先的に行う見返りに警察職員へ金品を渡すという報道がありました。

私は実際には知りませんが、一昔前はこのようなことが横行していたという話を聞いたことがありました。

しかし、そのようなことは粛清され、もう行われていることはないと思っておりました。

現代の葬儀場において、このようなことが未だに行われていたとは、とても残念な気持ちです。

葬儀社は警察や病院への「営業」が有効だった。

インターネットが発達しておらず、終活などと呼ばれる言葉がなかった時代、葬儀のことを考えること自体が「タブー」と言われていました。

しかし、当然ながら人はいずれ亡くなり、どのような形であっても「葬儀」を行わなければなりません。

そこでインターネットやスマートフォンが発達する前は、葬儀社はご遺族と一番早く接点を持つことができる「病院関係(医療施設)」「警察」への営業が特に有効とされていました。

病院や警察の担当者と仲良くなれば、遺族と最初に接点を作ることができ、葬儀の受注が発生しやすいからです。

当時は葬儀一式200万円〜300万円が平均と言われる時代でしたので、病院や警察の指定業者になることが出来れば、その葬儀社は多くの利益を得ることができました。

今でも、東京などを中心に葬儀社が出入りを行なっている病院や警察はありますが、名簿などを置いているに過ぎない場合が多く、優先して病院や警察が葬儀社を斡旋することはまずありません。

人身売買と変わらない

今回の葬儀社と神奈川県警職員とのやりとりは、本当に悪質な事例であると考えます。

個人的に金品の受け取りを行い、葬儀案件を渡しているということはご法度です。

人身売買と変わりがありません。

このようなことが行われている現状では、葬儀業界は全く良くなりません。

世の中には正しくお葬式サービスを展開する葬儀社の方が当然多いのに、葬儀業界のイメージが悪くなってしまいました。

葬儀サービスは、故人様を送る本当に尊いサービスです。

二度とこのようなことがないよう、願うばかりです。

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