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元神奈川県警、前田です。納得いかない交通違反金、罰金、反則金を支払う必要はありません!


 窃盗で捕まっても罰金を払わない場合もあるのに、運転中のちょっとした見落としで7000円とか9000円とか凄く不公平ですよね。次に同じことしないようにすれば十分ではないでしょうか?

 しかもこれの恐ろしいところは真面目な人がお金を払うシステムになっている点です。どういうことかというと真面目な人って警察に違反を見つかってパトカーの拡声器で呼び止められたり、赤い停止の旗もって止められる停車要請に応じるんですよね。真面目というかまあ普通だと思いますが、、、でも本当に悪い人たちって警察からの停車要請になんか応じないです。引いてでも逃げようとしますし、無免だろうと、酒飲んでようと、シャブ食ってようとお構いなしですよ。そうすると後の捜査で逃げたやつ捕まえようってなるわけですが、私が取締りしてて逃げられた相手の顔を覚えていたことは、ほぼありません。ナンバー覚えていても運転手の顔を覚えてないと正直立件出来ないと思うので逃げたやつ捕まえるのはなかなか困難です。ただじゃあ逃げればいいんだって思った人いるかもしれませんが絶対おすすめしません、たかだか道交法から逃れるために逃げて万が一にも人を轢いて捕まったら懲役20年とかが待ってるケースもあります。停車して下さい。

 ちょっと話逸れましたが、切符は真面目に停車に応じる人がお金を払うことで成り立ってるシステムです。なぜこんなシステムが組まれているのかというとここに利権があるからではと思うのです。集めたお金を交通安全のために信号機とか作るのに使うのですが、どの業者が作るのか決めるのは実質警察官僚OBのいる社団法人とかの疑いが高いです。例えば全国交通信号工事技術普及協会

http://www.zenshinko.jp/guide/secretariat

という社団法人がありますが、そこの理事長は元警察大学校付属警察通信校長の上高家氏です。まあ警察キャリア官僚ですよね。

ちょっと古い記事ですが2003年には公正取引委員会が警視庁が発注する信号機設置工事の受注業者を入札前に決める、いわゆる談合を繰り返していたとして、信号機メーカー17社に対して独占禁止法違反(不当な取引制限)で排除勧告を行った→https://response.jp/article/2003/02/21/22861.html

というニュースもあり今も似たような法人を作って似たようなことやってる疑い濃過ぎですよね。

 上記社団法人のようなOBのいる団体にお金を流すために現官僚は全国の各警察署にノルマを押し付けます。そしてそのノルマが主に交通部と地域部だと思いますが各警察官個人に落ちてきます。それがなければ現場の警察官ももっとパトロールとか職質とかの仕事が出来ます。例えば交番で勤務していて「この時間はあの辺パトロールした方が良いかなぁ」と思っても一日のノルマが達成出来ていなければ隠れて取締りすることを選びます。だって上司からお叱りを受けたくないですからね。

 切符を交付されたら仮納付書を渡されます。期限は1週間くらい。払わないと本納付書を出頭センターに取りに行くか、最寄りの警察署に取りに行くか、それでもダメなら自宅に送りつけて来ます。その際は送料が約900円くらい?加算された分の反則金を払えとなります。そこでも払わないと刑事手続きに移行します。
執行センターに呼ばれ3時間ほどで送致→略式起訴→判決(反則金と同額の罰金刑)の手続きに納得しなければ検察官が後日起訴するか決め(ほとんど起訴されない)起訴されると本裁判になります。
点数については不起訴になっても消すのはなかなか難しいようです。ただ不起訴のものの方が取り消しはしやすいはずです。

善良な方は是非お金で解決することは止めてください。堂々と主張して下さい。と言っても結局裁判で主張することなく不起訴や起訴猶予で決着するケースがほとんどです。
 起訴されれば当然検察官側が勝ちますが、検察官は全国に2000人弱しかいないので年間約8万件ある軽微な交通違反の否認事件の起訴する人的余裕はないです。9割以上は不起訴、起訴猶予にするしかないです。  

 なので警察、検察もあの手この手でお金を払わせて終わらせようとします。本裁判やるには手間がかかり過ぎてコスパが悪いのでしょう。起訴されるのはだいたい1割いかないくらいだそうで、違反種類によってはもっと低いそうです。
 推測ですが起訴率が低いのはおそらくスピード違反以外の違反で警察官が目で見る一時停止やスマホの違反でしょう。スピード違反は機械の証拠がきっちりありますが、警察官の目を証拠にしたものは検察、裁判官もそれだけでは証拠にしにくいのではと思います。

 ちなみに出頭、対応はして下さいね。否認するのと逃げて無視するというのは違いますよ。逃走のおそれ有りということで少数ですが逮捕もしているそう、、、テレビで大層にアピールしていました。

 最後に官僚を肥えさせるシステムの養分になるのはやめませんか?給料もなかなか上がりづらい時代しっかりと有休とって検事調べに対応し悪質なドライバーではないと認めてもらいましょう。

 堂々と主張→本裁判が増える(+罰金を払わないので財布にお金が残る)→検察が忙しくなる→警察に改善要望が入る→ノルマが廃止もしくは削減→警察経費が下がる→税金も下がる
 ってな感じになっていって欲しいです。ちょっと話が大きくなりましたが皆さんのなけなしのお金を大事にしましょう。裁判になって起訴されて罰金を受けても罰金と同額を私の政治団体で肩代わりします。
 ただその場合、道交法違反の前科者ということになってしまいますのでご理解下さい。まあ前科者で何か社会生活に不利益があるのかというとないです。戸籍謄本とかにも載らないですし、警察官になりたい人であれば試験に受かりにくいくらいですかねぇ。まあ受かった人もいますし、それこそ知り合いの警部補が交通違反で罰金くらいましたが警察の仕事も続けていました。アホかというくらい叱られていましたが、、、

まあ真面目に働いてる人は払った方が有利なことばかりです。
取締りを受けた方は警察への文句だけでなく、裏にある件数主義にも目を向けてもらえると幸いです

件数主義だと、とにかく違反件数が多い場所が必要です。

むしろ道路環境が改善されて違反が減ると困るのです🥲

 私もがんばりますので一緒に戦いましょう!細かい質問あればTwitterとかもやってますのでDMでも下さい。前田太一https://twitter.com/mae_p357
電話📞07085196517


 

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