これまでのバイト経験を思い出すよ～

・引っ越し

パンダが書いてあるところで8回くらいと派遣で何度か。言わずもがなキツい。大体トラックに3人で乗り込みバイトが真ん中に座るはめになるが、社員の喫煙率は78%程度あるからケムい。現場では社員1がトラックに張り付いて荷物の出し入れ(積み込みはプロがやらないと走行中に崩れて危険)、社員2がお客様宅内にて荷物の仕分けみたいなことをやっているのでその間を延々と往復。読書好きでありながら本入りの段ボールに当たった時のハズレ感は今でも覚えている。バイトとしては2度とやりたくないし、プライベートで2度レンタカーを借りて引っ越した時もキツかった。よって、次はPick Goでも使うか、零細引っ越し業者にお願いします。

・酒屋の配達

いわゆる三河屋と言っても伝わりにくいが、サザエさんに出てくるサブちゃん。カ○ヤスというところでやっていたが、最初の研修で「サブちゃんが乗っているバイクがピンク色になったのはカクヤスの影響」などどうでもいい話を聞いた。業務内容は言わずもがなキツい。僕がいた店は近くが飲み屋街で、飲食店への配達が多かった。ビールケース・ガス樽・2Lペットボトルケースなどを1回の配達で何個も運ぶ。業務として空容器の回収もせねばならず、ビンとか樽を数えてデポジット分を会計から引く作業もダルかった。高度経済成長の残滓であるエレベーターが付いていない4階建てとかは更地にするべき。惰性で1年以上やっていたが学んだことは特になく、大学2年生の時に長期インターンの面接でこのバイトについて訊かれた際、咄嗟に「理不尽なクレームを受け、世の中には色々な人が居るということを学びました」と珍回答。落ちた。

・試験監督

何回かやった。時間の流れが遅いけど楽。ただ、座れないタイプの現場に当たるとかなり足が痛くなる。ワ○ダ大学の入学試験監督では暇すぎて、意味もなく教室をウロウロして受験生と浅古先生をヒリつかせてしまった。

・イベントスタッフ

某三大サークルと癒着している会社で何度かやった。スポンサーの試供品をバラまいたり、イベントで使うヨーヨーに紐を付けたりする業務に従事した。サークルの面々と同じ現場なので基本的には楽しく、楽だった。しかし、ある日僕は機嫌が悪かったのか作業が雑になり、紐がついてなかったり明らかに小さいヨーヨーを納品していた。当然社員に詰められ、「ちゃんとやってよ。早稲田でしょ？」と言われピキった。「あなたは早稲田の入試科目にヨーヨー作りがあると思ってるんですか？これだから高卒は」と言いそうになったが、サークルを代表して来ているというプロフェッショナル精神で何とかこらえた。

・イベントスタッフ(就活イベント)

某築地系全国紙が主催していた就活イベント。ちょくちょく炎上する就活コンサルタントを講師として招き、普通に就活のためになる話をしていたが、最後に業界研究が大切である的な話に持っていき、このイベントの参加者は○○新聞電子版を特別価格でオファー！みたいな回だった。バイトなのに給料は悪くなく、頂いた弁当も上質だった記憶。マスコミ就活生ならば1度は聞いたことがあるであろう自社社員の購読有料化に繋がった一因として、このようなどんぶり勘定・コスト体質が挙げられることは言わずもがなである。貧すれば鈍する、というやつで近いうちに内定者に強制購読させるくらいのことはやるかもしれない。

・審査員

一回だけ。作文コンクールに応募された小学生の原稿を一次審査にかける際に、派遣を使ってやっていたみたいです。詳細は忘れてしまったが論理性・読了感など5つくらい項目があり、それぞれに五段階評価をつけて合計点を算出しました。小学生なだけあって斜め上のことを書いていたりして、結構面白かったです。

・パチンコ店ホール

4か月くらいやっていた。時給は1,300円でやはり高め。パチンコ店でバイトを始める時は常識だが、メダル・パチンコ玉を自動計測する店で働くべき。しかし、僕はパチンコなんてヒマつぶしに1パチを何回かやったことがあるだけだったので、アナログな店に入ってしまった。メダル箱を何回も上げ下げし、お客様が清算のタイミングで10箱以上計数機まで運ぶのがダルかった。練馬区内のホールということもあり客層は最悪。同僚は魅力的な人が複数人居たが、パチンコに関する話が多いのが難点。あと店内が爆音過ぎて8時間とか働くと耳が痛くなる。ただ、自動計数のホールに行けば(応募する前の下調べで店を訪れ、客席の後ろに箱が積んでいなかったらアタリ)楽で高給なバイトであり、割とオススメ出来る。ただし、僕はシフトにめちゃくちゃ入れると面接で申告した大手パチンコホール店の面接で何故か落ちた。想像に過ぎないが、僕が「逆学歴フィルター」と呼んでいるものが存在するのかもしれない。追記-バイトして初めて知ったが、新台が設置された朝は警察官が台を改造していないか調べに来る。さすが国営ヤクザですね。ちなみに、バイト初日に「換金所の場所を聞かれたら『お答えすることは出来ませんが、皆さん遊技を終えられるとあちらの出口を出て右に行かれますね』」と言うように教育されます。

・会場設営・撤収

設営も撤収も何度もやったことがある。ごくまれに楽な現場に当たることがあるが、基本的に肉体労働でありキツい。今は亡きとしまえんとか、グランドオープンする前の渋谷スクランブルスクエアとかでもやった記憶。珍しい日だと、運動会を控えた小学校にてテントなどの設営とか？大規模な会場だと抜け出してもバレないため、1時間くらい休めることがあるが、基本はオススメできない。

・某球場

守秘義務があるので明言出来ないが、今宇宙に居るあの人が作った企業の名前を冠する球場。僕は未だ「QVCマリンフィールド」と呼んでしまう。野球ファンあるあるなのかは知らないが、自分が野球を見始めた時の球場名は名称変更があっても頭から離れないものだ。(コボスタ宮城、とかね)業務内容はお客さんに聞かれたらチケットをのぞき込んで席まで案内したり、入り口で来場者プレゼントを渡したりするといった簡単な内容。暇なときは試合を無料観戦。福浦の2000本くらいしか楽しみがないであろう時期であったが、ファンの多さ・公害レベルの声援に驚いた。ただ、西武ライオンズファンの僕にとって、あのユニフォームを着させられるのは屈辱的だった。コンビニでどう見てもイスラム圏の留学生である店員が、年の瀬にサンタ帽を被らさせられている事例と共に、問題視されるべきだ。

・相席ラウンジ

客層がクソすぎで、当然飲み方が汚い。店内でそれなりに成り上がればどの卓にどの女性を配分するか決められる強大な権限を得ることが出来るが、通路でクソ客がぶつかってきて飲み物を床にぶちまけ、1日で逃げた。これは不思議なのですが、パブリック・スタンドなんかに行ってもお客さんより店員さんの方がかわいいですよね。ここもそうだった。

・仕分け

工場にて、流れてくる商品をレーンに流す作業。バイトは定住がなさそうな人ばかり。そのような労働者ばかり相手にしているせいか、社員もすぐ怒鳴る奴多め。無論腰や腕が痛くなるし、非人道的な仕事。これこそ自動化してほしいが、残念ながら現代の機械では人間の手が持つ機能を超えることは無理だ。(ジョブスは指を「世界最高のデバイス」と呼び、タッチ入力を世界標準にまで高めた)今後レーンやトラックに載せる以外の工程は急速に自動化が進むと予想されるが、大小さまざまである積み荷を段ボールから瞬時に取り出したり、種別に分類したりする作業に限定すれば、僕が生きている間は自動化出来ないだろう。話が逸れたが、上述してきたように肉体労働系は労働者の質が最悪であるため、相互作用で社員もパワハラクズばかりになる傾向がある。さながら視聴率との相互作用で「分かりやすい」報道に突き進んでいくテレビ番組のように。

・UberEats配達員

1,300回以上は配達した。深夜でない限りいつでも開始でき、自分のタイミングで切り上げることが可能な気軽さと高い時給が魅力だった。某ウイルスで需要が高まり、失業者を配達員として吸収しながら急成長したが、サービスが乱立した(出前館、foodpanda、anydeli、menu、wolt、chompyなど)こともあり今や完全に下火。脱サラして配達員専業になった人も居るくらいだが、最低賃金はなくワーキングプアの温床に成り下がってしまった。僕は前の家は都心近くにあったので平均時給2,000円くらいは稼げていたが、板橋区在住になってからは1日しか稼働していない。仕事自体はスマホの表示どおりに動いていれば中学生でも出来る。悪質な配達員を退出させる機能は形式的にはあるが機能しておらず、参入障壁はなくスキルを蓄積することも出来ずジリ貧。原付で配達する場合に掛かるガソリン代や車両整備費は自腹で、ナビを見ていたことに起因する交通事故や警察の悪質な取り締まりに遭う危険性も高い。僕も集荷(フーデリ用語でピックと呼ぶ)に向かう途中、早稲田通りにて戸塚警察署地域2係の池田雅紀巡査部長ら2名による、違法性の高い取り締まりに遭った。よって、メインのバイトでやるのは奨励できない。

・ピザーラ配達員

5か月くらいやっていたが基本的に楽だった。雨の日は本当に行きたくないが。昼休憩が1時間半くらいあって時間の無駄さを感じたが、難しい業務はない。時給は1,100円で、高校生が原付免許所得してやる分にはいいと思う。

・ワクチン接種会場スタッフ

たまたま知り合い経由で働けて給料が高かったが、ピンハネされている求人が結構散見されるので注意。作業内容は接種券にシールを貼ったり、誘導したりするだけで楽。1日1人くらい接種後の待ち時間中に人が倒れることがあり、反ワクチンの人が喜んで動画を拡散しているが、あれはただの迷走反射です。暇すぎて並んでいる高校生に「痛かったですか？？俺まだ打ってないんですけど」と言ってヒリつかせたりしてた。大学生がこのノリで働いているのも手伝って、接種システム(VRS)に大量の誤登録が生じている。紙の接種券でなく、マイナンバーカードを活用すれば良かったのでは？

・パチンコ打ち子

人の金でパチンコを打つ仕事。大抵の人はそんな仕事が成り立つのかと思うだろうが、期待値を稼いでいくデータサイエンティストのような職業。言い過ぎたが、パチンコなんて運！というのは「中らずと雖も遠からず」である。僕はパチンコなんてヒマつぶしに1パチを何回かやったことがあるだけだったので、技術介入を覚えるのにとても苦労した。技術介入とは、常に玉を打ちっぱなしの打ち方(ダダ打ち)でなく、それぞれの台固有の打ち方(止め打ち・捻り打ちなどと呼ばれる)をすることで、1回の当たりにつき最大数百円相当を節約する(玉を使わずに済む)打ち方である。打ち子とは技術介入によって期待値を引き上げる仕事である。仕事内容は朝の9時半に並び抽選券を貰い、10時に入店し21時くらいまでスプレッドシートに記録をしながらパチンコを打ち続ける。離席は原則トイレと喫煙の時だけで、食事も台で摂る。これで日給9,000円。交通費は出ない。打っている間はyoutubeを見たり音楽を聴いたりすることは出来るが、全額日払いであることによる割引現在価値を考慮してもあまりにも低いので1ヶ月で辞めた。ところで、打ち子は当たる台を占拠し店から売り上げを抜きまくっていて、ホールはほぼ例外なく代打ちを禁止している。よって、親から預かった軍資金を持ち逃げしても店側は捜査に協力せず、シノギを荒らされた警察が逃げた打ち子を捕まえる可能性も低いため、逃げる人が多い。(僕の在職期間だけで2人金持って逃げた)ちなみにN国党の立花代表はNHK退職(退会？)後打ち子軍団の親をやって年2,000万円ほど稼いでいたそうである。やらないほうが良い。

・ガールズバー店員

いわゆる黒服。吉祥寺の不良店で8回だけ勤務。業務内容はひたすらキャッチで、たまに店内でドリンクを作ったり洗い物をしたり、客のタバコを買いに行ったりする。夜通し路上に立っていると、夜の繁華街に厳然と存在する店ごとの縄張りや、店同士の力関係などを感じることができ、勉強になった。ただ、夜8時に出勤して朝4時くらいまで路上に立ち続ける生活を続けるのは体力が持たない。あれから夜職をやりながら授業に出ている多くの大学生への敬意を強めた。そもそもキャッチは違法行為、誰もマスクしない、店内のどこを探しても保健所の営業許可証は見当たらない、店長もキャストも自意識過剰、オーナーはヤクザ、時給1,300円と続ける理由が1つとしてなかった。僕もただの夜職未経験の素人なので、キャッチ中にヤクザに声をかけて店長が謝罪しなければならない事態を2回起こし、モチベーションは下がりまくった。8日目にキャッチをサボって寝ているところを店長に現認され、安い土下座をした次の日に飛んだ。よって僕と吉祥寺で飲む時は、公園口でお願いします。

・タバコ営業スタッフ

居酒屋で飲みながら喫煙している人に電子タバコを試してもらい、気に入った人に売る仕事。喫煙者の情報収集という面もある。飲んでいる時に話しかけてくる女の子には、原則補助する男性が近くに隠れているのだが、その仕事。実働4時間半くらいで日給12,000貰えた、過去一番楽で高給だったバイト。かわいい女の子も多く、「制服支給、交通費支給、タバコ支給、女支給」などと口走るスタッフも居た。そう、やっていることは外回りのルート営業であるため監視が届かず、サンプルタバコを窃盗したり、男女2人の状況でセクハラをするなどのスタッフによる問題行動が後を絶たなかった。備品のモバイルバッテリーをパクる、勤務報告書の捏造、業務中にカラオケ、居酒屋に行く、ラブホに行く(実話)、事務所近郊に住んでいるのに立川在住と虚偽申告して交通費をせしめる、など。電子タバコ本体を60個盗んでメルカリで売る奴まで出てくる始末で、とにかく弛緩しきっていた。まあ、感染拡大による居酒屋休業・改正健康推進法という重めのダブルパンチで僕を含め全員が失職しました…

まとめ

ね、アルバイトなんて無駄でしょ？大学生は黙って有給インターンしなさい。

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