【ポーリーの事件ファイルその１】

　この記事は、実際に私が経験した事件を、少しアレンジして掲載しています。第一回目は、警察署の男女が、深い関係になったという事件です。殺人や強盗ではなくてすみませんm(_ _)m
いや、警察って、本当に良からぬ関係に陥る職員が多いんです。今思いつくだけでも５件はあります。この記事の反響が大きければ第二弾、第三弾も掲載していきます。
　それでは、記念すべき第一弾の始まり始まり…。

　
　ある朝、警察署の電話が鳴り響いた。
　　　事故か！？それとも事件か！？
緊張した面持ちで若手警察官が受話器をとる。
　　　〇〇警察署です。何かありましたか？
相手が答える。
　　　●●交番で勤務している二人のお巡りさん
　　　深い関係にあるみたいですよ…
え…？若手警察官は少し戸惑いながら話を聞くと
○いつも仲良さそうにおしゃべりしている
○話す時の距離が近すぎる
○二人一緒に交番の奥の部屋に入って行くのを見た
○交番を訪れた時、二人一緒に奥の部屋から出てきた
　・・・これは完全にクロだ。直ちに刑事課員が二人を呼び出し事情聴取を行う。刑事の厳しい取調べに二人はあっさりと関係を認めた。しかも、交番内でキスや性行為をしていたというのだから驚きである。

　やはりそうだったか…実はこの二人の関係は、署内でも噂になっていた。二人の上司は、疑いをかけられる行為は控えるようにと、日頃から注意していたのだ。
　男は既婚者、女は警察学校を卒業したばかりの新人警察官。男は指導者という立場であった。
　さて、どうしたものか…。幹部による緊急会議が開かれた。警察署内の事件であれば隠蔽できるのだが、今回の件は一般市民も知っている。殺人や強盗をしたわけではないため、懲戒免職にもできない。ここはセオリー通り、戒告処分にして依願退職してもらおう。満場一致であった。これで一件落着だ。誰もがそう思った。
　だがそううまくはいかなかった。二人は上司の前で、関係解消と依願退職を約束したが、男は妻子ある身。警察を辞めて再就職できる保証はどこにもない。後に退職を撤回し、恥を忍んで警察を続ける道を選んだ。また一からやり直そう。男はそう考えていた。
　が、しかし！妻を裏切った男にそう簡単に安寧は訪れない。警察を辞め、関係解消に納得したはずの女が後日、奥さんと別れて私と一緒になってと言ってきたのだ‼️