はる/田舎暮らし

東京から、信州高遠の山村「三義(みよし)」に移り住んで18年 /40代、 シングルで子…

はる/田舎暮らし

東京から、信州高遠の山村「三義(みよし)」に移り住んで18年 /40代、 シングルで子育て/ 農業、保育士 / 村の仲間と「三義で暮らさん会」を結成し、田舎暮らしの魅力を発信している/ こんな地域で暮らしたいなぁ、と思ってもらえれば嬉しいです(^^)

記事一覧

青虫を育てながら野菜について考える

畑のケールが、青虫にやられて、無惨な状態に。はぁ〜、やんなっちゃう! と思っていたら、 「青虫、飼いたい!」と小4の三男。 親は、せっせと青虫をつぶす一方で 子…

梅の季節、10代と90代が語らう

梅の季節になった。 近所に住む91歳のおじさん(おじいちゃんと呼ぶには元気すぎ)が、今年も、 「梅採りにおいで〜」と声をかけてくれた。 去年の梅もぎの様子はこちら↓…

無農薬田んぼの記録⑦【田車除草】

田車で草とり(5/24,6/2,6/9) 農作業の中で、最もキツい筋トレといっても過言ではない「田車除草」。 田んぼの中を、田車という除草機を押して歩く。全身が鍛えられて、…

自然農畑の記録⑤【初収穫!】

肥料を入れず、耕しもしない、 自然農畑1年目。 毎日通って愛情をかけ、声をかける。子育てのような、野菜育て。 子供の表情やしぐさのように、毎日違うから面白い。 垂…

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無農薬田んぼの記録⑥【代かき&田植え】

記録をとっておこうと思ってたのに、忙しくてすっかり書けずにいた。 無肥料の自然栽培田んぼの挑戦、 着々と始まっている! 代かき(5/16)普段やっている、慣行の田んぼ…

〜ネズミと格闘する古民家の話(続編)〜

朝、台所に足を踏み入れたら、 ん?? なんとなく異変が。 目を凝らすと、ネズミの通り穴のまわりに、木のカスが散らばってる、、 まさか!! ネズミが来たか?! これ…

田んぼやりたい人、集まれ〜

今日は、“田んぼ勉強会”なるものが、 村で開かれていた。 その名の通り、田んぼをよくしたい!やってみたい!という人たちが集まって、田んぼのことを勉強する会だ。 …

無農薬田んぼの記録⑤

トラクターでおこす(4/14) と、その前に、掘った溝を元に戻さなきゃ! 目標は「荒く浅くおこす」 えっと、スピード速くして、回転数はどうするんだっけ?半年ぶりのト…

自然農畑の記録④

初植え! ジャガイモの定植(4/7)今年から初挑戦の自然農の畑に、 初挑戦のジャガイモ。ドキドキ、、 美しい!と自画自賛して、 早速、近所の博士のところに飛んでいっ…

春がやってきた!

あった! フキノトウ! 土気色の地面に、ひょっこり顔を出した、 パステルカラーのフキノトウ。 まだまだ寒くて「春はまだ〜?」と思ってしまうこの時期に、一番乗りして…

村のなかで「映画会」を企画①

“三義(みよし)というこの村で、 100年先もずっと暮らせるような 村づくりをしよう” そんな思いで立ち上げた、 三義で暮らさん会。 メンバーのKちゃんが、「映画会をし…

山は、子供たちのサイコーの遊び場

農閑期になって、保育士の仕事を始めた。 運よく働けることになった、地元の保育園。その保育園は、すぐ近くに裏山があり、ほとんど毎日、山の中で子供たちは遊んでいる。…

無農薬田んぼの記録④

ワラの天地返し(1/13,20) 去年の秋にワラを撒いて安心、している場合じゃなかった。ワラの風化が進むように、天地返ししなきゃいけないと知り、久しぶりの田んぼ仕事。 …

新年スタート!

長男長女が帰ってきて、にぎやかなお正月。 「散歩に行こう!」がなんとなくの恒例。 このあと、みんなで本気でグリコ。 「チ、ヨ、コ、レ、イ、ト」 あ、グーは、勝って…

古くて新しい、しめ縄づくり

近所の公民館で教わる、しめ縄づくり。 これがないと、年が越せない。 ワラで縄をなう。 近所にいる、達人のおじさんが、丁寧に教えてくれる。 昔の人はよく考えたもんだ…

漬物の季節が始まった

霜に当たって甘さを増した、 菜っ葉が美味しい。 この美味しさを冬の間ずっと味わうために、 今、漬物づくりが、忙しい。 毎年、隣村に住んでる友人の農家が、 「野菜、採…

青虫を育てながら野菜について考える

青虫を育てながら野菜について考える

畑のケールが、青虫にやられて、無惨な状態に。はぁ〜、やんなっちゃう!

と思っていたら、

「青虫、飼いたい!」と小4の三男。

親は、せっせと青虫をつぶす一方で
子は、せっせと青虫を育てる。

ふと見ると、
何日も前に畑から採って、虫かごに入れられたケールが、青虫に食べられながらも、ピンピンしてる。
これは、す、すごいゾ!!

農業法人で育ててる、同じアブラナ科のブロッコリーの葉は、こんなふうに

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梅の季節、10代と90代が語らう

梅の季節、10代と90代が語らう

梅の季節になった。
近所に住む91歳のおじさん(おじいちゃんと呼ぶには元気すぎ)が、今年も、
「梅採りにおいで〜」と声をかけてくれた。

去年の梅もぎの様子はこちら↓

気がつけば、次男とおじさんが、
梅をはさんで向き合っている。

「毎朝1個、梅干し食べると体にいいからな。」
「あ、はい、、」

なんかぎこちないけど、いいなぁ。
お爺さんが孫に、縁側で将棋を教えてる昭和の光景みたいだなぁ、なんて

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無農薬田んぼの記録⑦【田車除草】

無農薬田んぼの記録⑦【田車除草】

田車で草とり(5/24,6/2,6/9)

農作業の中で、最もキツい筋トレといっても過言ではない「田車除草」。
田んぼの中を、田車という除草機を押して歩く。全身が鍛えられて、ついでにシェイプアップできる。田んぼフィットネス倶楽部ができてもいいんじゃないかって思う。泥パック付き。

中2の次男が手伝ってくれた。田植え靴がないから、靴下で。「冷てぇ〜!!」

農業法人の田んぼだけれど、ただ利益をあげれ

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自然農畑の記録⑤【初収穫!】

自然農畑の記録⑤【初収穫!】

肥料を入れず、耕しもしない、
自然農畑1年目。
毎日通って愛情をかけ、声をかける。子育てのような、野菜育て。
子供の表情やしぐさのように、毎日違うから面白い。

垂直立てのジャガイモ。
最初は、全く調子が良くなかった。ひょろひょろの芽が出てきて、葉っぱがまたたく間に穴だらけ。なんでかなー、やっぱり土が肥えてないからかなーって漠然と思ってたら、博士が「ニジュウヤホシテントウがたくさんいますね」と。

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無農薬田んぼの記録⑥【代かき&田植え】

無農薬田んぼの記録⑥【代かき&田植え】

記録をとっておこうと思ってたのに、忙しくてすっかり書けずにいた。
無肥料の自然栽培田んぼの挑戦、
着々と始まっている!

代かき(5/16)普段やっている、慣行の田んぼの代かきは、
水少なめ、ゆっくり深く3回は走行。
でも、自然栽培の田んぼは、正反対。
水多め、速く浅く1回だけ走行。
できるかな〜、、ドキドキ。

時速3.4キロ
2200回転
PTO2
こんなもんかな。

田面から出てる土を平らに

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〜ネズミと格闘する古民家の話(続編)〜

〜ネズミと格闘する古民家の話(続編)〜

朝、台所に足を踏み入れたら、
ん??
なんとなく異変が。
目を凝らすと、ネズミの通り穴のまわりに、木のカスが散らばってる、、

まさか!!

ネズミが来たか?!

これまでの、
我が家とネズミの格闘については、
こちらから↓

それ以来、ネズミは、姿を消したので、我が家の台所は、平和を取り戻していたのだ。あー、安眠できたなー。冬の間は。

そういえば、最近一回だけ、ネズミの仕業か?と疑った出来事が

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田んぼやりたい人、集まれ〜

田んぼやりたい人、集まれ〜

今日は、“田んぼ勉強会”なるものが、
村で開かれていた。

その名の通り、田んぼをよくしたい!やってみたい!という人たちが集まって、田んぼのことを勉強する会だ。

田んぼ見学ツアーで、ちょうど、私の田んぼに見学に来たところ。

30代、40代を中心に、この村の将来の担い手が集まり、田んぼについて語り合う。
小さな子供達もいて、賑やか。

友達のパパさん。
「田んぼやりたいんだけど、土日疲れて動けな

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無農薬田んぼの記録⑤

無農薬田んぼの記録⑤

トラクターでおこす(4/14)

と、その前に、掘った溝を元に戻さなきゃ!

目標は「荒く浅くおこす」
えっと、スピード速くして、回転数はどうするんだっけ?半年ぶりのトラクター操作に、緊張の糸がピンと張る。

機械オンチなのに、やむにやまれず大型特殊免許を取ったような私だから、何日も前から、今日のこの日のためにイメトレをしてきた。「うまく起こせなかった〜」と嘆いて近所の友人に助けてもらう夢まで、前

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自然農畑の記録④

自然農畑の記録④

初植え! ジャガイモの定植(4/7)今年から初挑戦の自然農の畑に、
初挑戦のジャガイモ。ドキドキ、、

美しい!と自画自賛して、
早速、近所の博士のところに飛んでいった。
「博士〜、綺麗にできたよ〜」

ところが!

博士の育てる玉ねぎは、包丁で切っても目が痛くならないから、涙が出ないらしい。野菜の常識がことごとく覆されるミラクル畑だ。
(詳しくは、こちら↓)

博士語録、メモメモ資材の罠にハマる

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春がやってきた!

春がやってきた!

あった!
フキノトウ!

土気色の地面に、ひょっこり顔を出した、
パステルカラーのフキノトウ。

まだまだ寒くて「春はまだ〜?」と思ってしまうこの時期に、一番乗りして芽を出すフキノトウを見つけると、嬉しくて「やぁ!」と声をかけたくなっちゃう。

フキノトウと言えば、小学校の国語の教科書に出てきたのを覚えている。東京で育った私にとっては、春にでてくる何やら不思議なもの。なんだろう?と子供心に謎だった

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村のなかで「映画会」を企画①

村のなかで「映画会」を企画①

“三義(みよし)というこの村で、
100年先もずっと暮らせるような
村づくりをしよう”

そんな思いで立ち上げた、
三義で暮らさん会。

メンバーのKちゃんが、「映画会をしたい!」と声をあげたので、村で楽しめる映画会を企画することになった。Kちゃんは、一軒一軒歩いて、映画のお誘いにまわる。とにかく思いは熱い。
村の公民館にて。

映画は、『よみがえりのレシピ』

山形で受け継がれてきた、在来種の野

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山は、子供たちのサイコーの遊び場

山は、子供たちのサイコーの遊び場

農閑期になって、保育士の仕事を始めた。

運よく働けることになった、地元の保育園。その保育園は、すぐ近くに裏山があり、ほとんど毎日、山の中で子供たちは遊んでいる。
長野県の「やまほいく」という認定も受けている。

おもちゃがなくても、子供たちはずっと遊んでいる。

木のツルにぶらさがってブランコ
倒れてる木にまたがって電車ごっこ
急な斜面は滑り台
木の枝を拾って鉄砲に見立てて
「バンバンバン!」と

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無農薬田んぼの記録④

無農薬田んぼの記録④

ワラの天地返し(1/13,20)

去年の秋にワラを撒いて安心、している場合じゃなかった。ワラの風化が進むように、天地返ししなきゃいけないと知り、久しぶりの田んぼ仕事。

溝を掘ったおかげで、去年に比べて、圧倒的に田んぼが乾いているけれど、それでもまだ、表面の土が湿っている。表面の土が湿っていると、ワラが乾かないから、風化しにくい。風化=手でちぎれる。まだまだ全く手でちぎれない。

ワラはお米の重

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新年スタート!

新年スタート!

長男長女が帰ってきて、にぎやかなお正月。
「散歩に行こう!」がなんとなくの恒例。

このあと、みんなで本気でグリコ。
「チ、ヨ、コ、レ、イ、ト」

あ、グーは、勝ってもなかなか前に進めないんだった。重松清の『きみのともだち』を思い出す。なかなか前に進めない不器用な子が、たまに勝ってもグーだから少ししか進めない。でも、少しずつでいいんだよ、という話。

さて、今日は、自分の誕生日。思いきって、仕事を

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古くて新しい、しめ縄づくり

古くて新しい、しめ縄づくり

近所の公民館で教わる、しめ縄づくり。
これがないと、年が越せない。

ワラで縄をなう。
近所にいる、達人のおじさんが、丁寧に教えてくれる。

昔の人はよく考えたもんだ。細くて短いワラを、太くて長い縄にするなんて。手に水を付けながら、キュッキュッと編んでいく。毎年教わってるけど、慣れたころに終わるので、毎年初心者(笑)。

ワラは、3の倍数の本数にするとか、縄の向きは、通常は右巻きだけど正月飾りだけ

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漬物の季節が始まった

漬物の季節が始まった

霜に当たって甘さを増した、
菜っ葉が美味しい。
この美味しさを冬の間ずっと味わうために、
今、漬物づくりが、忙しい。

毎年、隣村に住んでる友人の農家が、
「野菜、採りにおいで〜」と言ってくれる。
飯田カブ菜という菜っ葉。野沢菜のように、醤油味で漬ける。

この水道は、山の川の水を引いている。
この時期は、漬物のために野菜を洗うことが多いから、冷たいけれど、ありがたい恵みの水。水道水で洗ったら、水

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