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日記エッセイ

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読んだ本、積んでる本、小説創作、食べたもの、作ったものについてつらつら書いている。 2021年11月28日〜12月31日の毎日日記。 2022年1月9日〜7月3日の週末日記。
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#日記

しょうぶ、しょうぶゆ、はなしょうぶ。

しょうぶ、しょうぶゆ、はなしょうぶ。

さつき、さみだれ、いつつつき。

毎日読めば読むほど、発見があって、

読んでも読んでも終わらない気がして、

時には読むのをやめてみて、

それでもやっぱり読む日がやってくる。

5月31日水 菅浩江 覚悟の一句騙されたなと。丁寧な書き方で、確かにそう読める書き方をしているからさすが。想定を疑いたいし、読者としての体験を忘れないようにしたい。

5月30日火 松崎有里 人類はシンギュラリティをい

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電車のなかで

電車のなかで

 主に朝の通勤だ。
 毎日のルーティンの一つになっている。
 終わらなければお昼の時間に。
 それでも終わらなければ、帰りの電車で。
 思っていたよりも長ければ、家まで歩いて。
 お風呂まで引っ張り続けることもある。
 気持ちよく気分を変えることもあれば、
 眠りにつくまで興奮していることもある。
 毎日だけれども、わずかに世界が違って見えるから
 今日もまた読む。

2月28日日 蜂本みさ「遊び

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1000年前ならって考えている。

1000年前ならって考えている。

 人生100年時代、なんて聞くとそんなバカなわけあるかと思いつつ、年金のことを考えたり、イデコとかしなきゃなあなんて思ったりする。

 健康に気を使って、あすけんやったり、自炊したり、リングフイットしたり、散歩したりしているのだ。

 長生きできる確証なんてないけれど、たいていは、生きられると思って、今日を生きている。

 1000年前、平安時代なんて、平均寿命が30歳なんだから、世が世なら、もう

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サイギョウマイブーム御裳濯河歌合・宮河歌合

サイギョウマイブーム御裳濯河歌合・宮河歌合

 もう今年も12月。
 終わるのも悲しいけれど、イベント多くてワクワクしている。
 去年アドベンドカレンダーの企画に参加して楽しかったのを思い出したから、ワクワクを記して残しておこう。

 現在、西行マイブーム。西行系の積読を消化しつつ、中世神話系の本も同時摂取すると当時の歴史と宗教観もわかって面白い。

 ちょうど良いところに五島美術館で西行展が開催中だったので、行ってきた。

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毎日小説を読んで、書いて、積んでいる。週末日記 6月27日〜7月3日

毎日小説を読んで、書いて、積んでいる。週末日記 6月27日〜7月3日

6月27日

 久しぶりに電車の遅延に巻き込まれてクタクタになる。

 高田史緒 未来への言葉を読んだ。読みやすくて、わかりやすいし、何よりお仕事小説としてワクワクした。

6月28日

 韓国SF小説のオンラインイベントに参加する。

 めちゃくちゃ楽しかった。中国SFの躍進や、韓国SFの状況、話を聞いていて、もっと読みたいなと。バトラーの翻訳も読みたい。

 マーケットと語学力についても面白

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第六感へ 週末日記 6月6日〜6月12日

第六感へ 週末日記 6月6日〜6月12日

6月6日

 連日、うまいものを食べ過ぎてて、胃が膨らんでいる気がする。カブと豆腐の煮物を作る。

 久永実木彦 男性撤廃 を読んだ。蘭堂の思惑ってなんだろうと。何かを排除することが是につながるのか。

6月7日

 久しぶりに、カレーを食べた。玉ねぎが高くて、カレー担当が作るのを渋るからだ。なぜか皮が剥かれたパウチ玉ねぎが、安かった。ずいぶん前の玉ねぎなのか? 普通に美味しく食べた。

 生理前

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予想外はやってこない。週末日記 5月23日~5月29日

予想外はやってこない。週末日記 5月23日~5月29日

5月23日

 神経すり減らすことが多くて、全然集中できない。こんな状態じゃ、ライター稼業なんて不可能に近い。

 フレドリック・ブラウン すべての善きベムが を読む。ユーモア系だけど、文章に無駄がなくて、描写で読ませる(わからせる)文体でカッコいい。

5月24日

 めちゃくちゃ勉強してた。集中すると他のことに気を配らなくなるから自分的には好きな行為。

 フレドリック・ブラウン 闘技場 を読

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シリコーンの麺が食べたい。週末日記 5月16日〜22日

5月16日(月)

 プロジェクト・ヘイル・メアリー人気。この流れに乗りたいけれど、積読本がたんまりあって、本を買わないようにしている。結局買ってもすぐに読まないし。あんまりその時々の関心に流されたくない感じがある。定期的に本棚を入れ替えて、その時々の自分の関心に合わせて本を並べている。

最近読んでいるのは『植物には知性がある』。植物SF✖︎水の館(小花美穂)みたいな雰囲気の話しを書きたいのだけ

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山奥からミュール。週末日記 5月2日~5月8日

5月2日
 実家から離脱。走る赤と、小説新潮、前号も前々号も積んでいるのに、SFマガジンを買う。ターミナル駅だけども、ジュンク堂の棚、ミステリとSFで大分差がある。ジャンルが決まってくると他ジャンルの人気ってわからないけれど、本屋の棚でわかってくるなと。

 関元 聡 手をつないで下りていく を読んだ。 飽きさせない謎がしっかり展開に組み込まれていていい。

5月3日
 餃子フェスタに行く。開始前

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火鍋のカタルシス 週末日記 4月25日〜5月1日

火鍋のカタルシス 週末日記 4月25日〜5月1日

4月25日 

 ネコ乱のカタルシス回だった。テーマ、ラストを決めて書き出すこと、他人が想定することをとことん考えて、あえてそれを避けることを知る。
 勝山海百合 あれは真珠というものかしら をちょうど読んで、悲劇のカタルシスとはこういうことかと腑に落ちる。『たったひとつの冴えたやり方』は、まさにそうだよな。役目と死は繋がっていて、それが分断してしまうと、読者は不信感を抱いてしまう。悲劇的なカタル

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美味しいものは救う。週末日記 4月18日〜24日

美味しいものは救う。週末日記 4月18日〜24日

4月18日
原始ハンバーグなるものを作る。いや、作ろうとした。パレオダイエットのレシピ。パレオダイエットは、原始的な時代の食事で痩せていこうというもの。基本的に加工したものは食べないので、小麦粉は使えない。代わりに山芋で繋ぐ。

 山芋ハンバーグ、きっと美味しいのだろうが、分量を間違えて、どろりハンバーグになってしまう。逃げ恥のみくりもやったワザを使う。無理矢理にカレーにするのだ。

 カレ

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モノから記憶が蘇る。週末日記 4月11日〜17日

モノから記憶が蘇る。週末日記 4月11日〜17日

4月11日
 シェアードワールド となりあう呼吸の公募に応募する。
 世界観の共有って難しい。そもそも原作も難しい作品で、急な場面転換によって頭がくらくらして読めない。それゆえに写経したのだけれど、自分なりに解釈できたのは良かった。でも自分では思い切って書けない文体だった。

 『独ソ戦』を読む。戦争を俯瞰的にとらえると地図の上に線を描くように暴力的になるのだなと。『戦争は女の顔をしていない』は感

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一日一話読んでみる。週末日記 4月4日〜4月10日

一日一話読んでみる。週末日記 4月4日〜4月10日

4月4日

 久しぶりに地元の本屋に行く。ルミネの最上階のブックファースト。今まで手帳など売ってたスペースのほかに、文具雑貨コーナーもできていた。単行本の棚が減少していて、ショックだった。SFの棚も少なくて、まぁ、ルミネならそうかってなる。でも前までは頑張って、韓国文学たくさん揃えてあったのに、やっぱり売れないんだろうか本って。ちょっとブルーな気持ちになる。新書で、『独ソ戦』と『江戸の宇宙論』を買

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解像度をあげる 週末日記 3月28日〜4月3日

解像度をあげる 週末日記 3月28日〜4月3日

3月28日

 ワクチンを打ったけれども、夜中熱が上がっただけで、とくに何もなかった。新型コロナに罹患した場合、免疫が3ヶ月あるから3ヶ月後に打つといいとか、後遺症の関係もあって、打つのを控えるという意見があるのを予約してから知った。まったく調べもせず、早く打った方がいいと早合点して、医療機関にも相談せずに自分で予約してしまったもんだから、色々調べる癖をつけたほうがいい。

 『折りたたみ北京』読

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