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毎日小説を読んで、書いて、積んでいる。週末日記 6月27日〜7月3日


6月27日

 久しぶりに電車の遅延に巻き込まれてクタクタになる。

 高田史緒 未来への言葉を読んだ。読みやすくて、わかりやすいし、何よりお仕事小説としてワクワクした。

6月28日

 韓国SF小説のオンラインイベントに参加する。

 めちゃくちゃ楽しかった。中国SFの躍進や、韓国SFの状況、話を聞いていて、もっと読みたいなと。バトラーの翻訳も読みたい

 マーケットと語学力についても面白かった。語学力が皆無だし、創作力もまだまだだけど、そういう方向性について知っておくのって大切。

SFっていうジャンルは、ある意味ファンダムが育んで、支えてきた。翻訳家も読者も、世代交代が迫ってきているわけだ。

 確実に内輪のマーケットは減少していくし、どれだけの人が小説を消費してくれるのかもわからない。

 吉田親司 上弦の中獄を読んだ。これも大好き。個性的な文体で、見た目は漢字も多くて詰まっている印象なんだが、醸し出しているユーモアか? 語感でするすると読めて楽しかった。これもいわゆる歴史改変SF。

6月29日

 エライ暑い日の14時に出かけ、パンプス擦れ。小指に水膨れができてもなんとか歩いて帰った。なぜヒールを履くのかわからない。

 人間六度 星の恋バナを読んだ。ベタだけど、それを貫いて、好きだった。ありえないことを大胆に描くのってどうしたらいいんだろう。思いついても自分じゃ書けない。

6月30日

 草野原々 かえるのからだのかたちを読んだ。更新が滞っていたのは、この火星編の3短編のうち、2編の意味が全くわからず、どうまとめていいかわからなかったからにある。

 理解できるまで頑張って読めばいいんだけれど、ちょっと辛くてやめてしまった。取り組んでいることは面白いと思うんだけれど。

7月1日

 春暮康一 混沌を掻き回すを読んだ。これも難しかったけれど、世界観がわかって読み返すと、かっこいい作品だった。創造神話の外側を描いていて、好きだ。

7月2日

 じゃがいもが大量にあるので、福島料理のかんぶらを作ろうとしたけど、揚げ焼きにするところで疲れて塩味で食べた。

 創作講座の課題で興味が湧いたので、たまたま買って詰んだままになっていた小説すばるのフラッシュフィクションを読んだ。最近文芸誌を買うようになって、こういう楽しみ方もあるのだと発見がある。

 飛浩隆 パンの悪魔、高山羽根子 渋谷神話、酉島伝法 ひとりともの3作品。

 短い字数で何度も捻りを効かせているのはさすがだなあと。パンも好きだし、渋谷も頷ける話。ちょっと横浜駅SFっぽくもあるが、そういう都会性ってもっと掘り起こせるんだろうなあと。ひとりともが好き。いいかげん積みっぱなしの『るん(笑)』を読もう。

7月3日

 ネコ乱の課題、タイトルと3行内容について考えていた。

 ブルボン小林 『ぐっとくる題名』を読んだ。名著。二物衝撃で俳句作りたい。

 文化あります。に参加したときの、機械的なアイディア出しで、2本ぐらい考えた。フラッシュフィクションで書いてみようかなと。締切が近い。



雑感

 一月から継続してきた週末日記も、何か一本筋の通ったnoteを書いていきたいと思うので、一区切りにする。ぼんやり毎日過ごしているから思い出そうとするのはそれはそれで楽しい作業なのだが、アナログで連用日記も書いていると、書くことがなくなったりして吐き出しすぎるのもよくないなと。忘れることにも意味があると思って、何か一本まとめて書いていこう。終わり。


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