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一日一話読んでみる。週末日記 4月4日〜4月10日

4月4日

 久しぶりに地元の本屋に行く。ルミネの最上階のブックファースト。今まで手帳など売ってたスペースのほかに、文具雑貨コーナーもできていた。単行本の棚が減少していて、ショックだった。SFの棚も少なくて、まぁ、ルミネならそうかってなる。でも前までは頑張って、韓国文学たくさん揃えてあったのに、やっぱり売れないんだろうか本って。ちょっとブルーな気持ちになる。新書で、『独ソ戦』と『江戸の宇宙論』を買った。『江戸の宇宙論』は本屋との出会いだったので、やっぱり本屋はいいな。自分の関心の外の世界を教えてくれる。


4月5日

 シェアワールドだったり、星々のワークショップだったり、猫乱だったり、短編について触れることが多いので、一日一話読むことを課してみた。案外、積んでる短編集がいっぱいから当分困らないし、実際読めば面白いんだから、一石二鳥じゃあないか。フレドリック・ブラウンの天使ミミズは言語SF!! ちょっと中盤の転回がだるく感じてしまって辛かった。今だったらもう少し削ってしまうかもしれないけど、印象付けるためにはあれだけ書いてたほうがいいのかも。あんな感じの短編、日本語でないだろうか。


4月6日

 『となりあう呼吸』、読んでもよくわからないので写経に取り組んでる。キーボードで打つよりも、手で書いている方が馴染む感じがする。動詞、身体に関わる言葉はひらがなになっていることが多い。何が意味があるんだろうか?

 一日一話。ハルマゲドンを読んだ。子どもが気づかないうちに世界を救っている話。まさかあの悪戯が…な展開。場面の切り替えがパッキリと変わるので、今ここはどこ??ってなるのだが、ラマと悪魔は唐突感がある。ハルマゲドンに詳しくないから、もしかして関係してるのか??


4月7日

 猫乱のアーカイブがそろそろなくなるらしい。五人姉妹の解説回は、本当に神回なので、何度でも見てほしいし、見てない人がいたら単発でも購入できるから見てほしい。気になる動画を単発で購入することもできる。五人姉妹の着想から設定、話の構成まで詳細に解説されてて、お腹いっぱいだ。もう一度再読してメモ取っておこう。

 心理描写のための風景描写の書き方、会話文の間の取り方を地の文でテンポをとって、描写ではなくセリフで仕草を説明する。設定の説明の場所。どれも必然性しかなくて、こんなふうに書きたい。擬音語については自分も気にしているところだったので、ここぞというところに使うという意味を持って使いたい

 はじめてパウンドケーキを作ったのに、いろんなアレンジしすぎて失敗する。さつまいも入れたら、きな粉入れたり、ほとんどレシピ通りに作らなかった。なんでそんなことしたのだろう? でも多分、遊びたかったのだろうな。作ることが好きなのだ。『料理と科学のおいしい出会い』を読んでいるからも知れない。近々分子ガストロノミーを食べに行く予定なので、関連図書を読んでいく。


4月8日

 改稿している。先が見えてきて安心する。他の公募にも書きたい。

 ネーミング回の猫ランがあって、名前をどう考えるかを知る。ハリーポッターを読み進めて、ヴォルデモートとかダードリーの音の意味を思い出した。響きには、イメージがある。音象徴って言葉も初めて聞いた。あとモーム。音のリズム。登場人物の名前をつけるのは、子供に名前をつけるのと同じだ。その気持ちをもらった気がする。


4月9日 

 『となりあう呼吸』の写経をしている。1万2000字って結構な量だ。親指が痛くなってくる。身体に注目して、身体に関わる言葉はひらがなに統一されていることに気づく。描写も難しくて、混乱して読むのだけど、二人のマヤとモネが同じ存在になったあと、モネの視点だけでないとがわかってきた。からだが資本であり、欠落した途端にその価値を失っていくもろさって危うい。その世界に止まるか、それともその先に行くか。ゲンロンの優秀賞の作品にも通じる気がした。

 乱読の会に久しぶりに参加した。主催のKJさんの穏やかな声の進行が心地よい。参加条件は月に10冊読了した人のみ。自分だけでの関心で読んでいると偏るので、参加して良かったといつも思う。今日気になった本は、『鳥になった少年』。

 ニューギニアのある島、カルリ民族のもつ音の文化。自然の音を敏感に聞き取り、それを多彩な言葉で表現する。歌を上手く歌うことはカルリ民にとって重要だという。

 あと『ローラ物語』

 アメリカ開拓期の暮らしを、作者の少女時代から語っている。ブリザードの凄まじさは、あらすじを聞いていてファンタジーじゃないの?って勘違いするほど。

最新の本だけじゃなくて、すでにある本の紹介って難しいよなって感じる。SFもそうだけど、それを語るには必読書があって云々…ってすごく堅苦しい。自分一人で辿っていくのも限界がある。読書会の楽しみがここにある。


4月10日

 SF講座の梗概ゼロバージョンを読んでる。人の読んで偉そうに意見するなんて何様じゃあー!って感じなのだが、いや、これも勉強なのだ。そもそも一人で描いてたって上がるものも上がらないのでは??と思ってる。上手い人は人を巻き込んで描いている人だと思う。何事もそうだな〜って感じる。

 それはそうと、自分の課題を後回しにしてる。シェアードワールドはなんとか構想を思いつく。再来週の課題もはやく練らねば。靴に惹かれている。靴の何に惹かれているのか自分でもわからんのだが、靴の小説を書きたいなってぼんやり思ってる。靴靴…靴これから書く課題は全部靴のテーマにしたものになりそう。


雑感

 一日一話読む試みも案外応援してもらえていて嬉しいかぎり。積読消化にもいいと思うので、あきるまで続けよう。

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