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自分ドキュメンタリー

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日々、自分を使った実験をしては、気づきなどをこつこつ記録しています。
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#言葉

書を聴く

書を聴く

 最近、オーディオブックを聴くのにハマっている。

 それも、ビジネス書や自己啓発系を片手間で聴くのではなく、もっぱら小説などの物語系を聴いている。
 聴くタイミングは決めていて、幾つかある仕事のうち、「文章を書く系以外」の作業をしている時だ。
 なので、たいてい平日にしか聴かない。週末は聴くタイミングがなくてもどかしいが、家族がいる家でイヤホンをして過ごすのも気が引けるし、なによりたまには耳を休

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ことばに濾しとられたのちに残るもの

 一年前の自分は、他人。

 どうやら、「いま」にしか生きられない人間のようなのだ。
 幸か不幸かわからないけど。

 昔、自分の書いた日記は二度と読み返さない、読み返すのが恐ろしいと思っていた。
 その時その時の最大瞬間深度の闇がそこに詰まっていそうで、蓋をしたら二度と開けられない、開けたら大変なことになるような気がしていたから。

 だけど、媒体を紙からwebに変えて、それなりに綺麗にまとめる

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そろそろふと紡ぎたくなって

そろそろふと紡ぎたくなって

 ひさしぶりに、noteアプリを開いてみた。

 嘘か誠か、「2秒前にバッジ獲得」のお知らせが目に入る。
 なんと、たまたま開いたこの日がnoteはじめて2周年なんですってよ、奥さん。
 良い勘してますね。

 生きてるんだか死んでるんだかわからないけど生きてます。なんて書く人に絶好調な人はいない。
 低空飛行といえば低空飛行が続いている、そんなここ一年ほど。

 そもそも、noteを更新しなくな

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「色のない日」のわたしへ

 戦略的にものを書けるほうではない。

 なにかねらいがあったり、プランがあったり、日々最低保証を守りながら書くことができるタイプではない。そこは認めざるを得ない。

 自分の「気まぐれ」にほとほと呆れるけれど、良くも悪くも、その時の精神状態というか、もっとひらたくいうと「テンション」が如実に文章にあらわれる……というか、下がると単純に、書けなくなる。
 この数日、慣れない作業に忙殺されてそれを痛

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ことばを大切にしたいし、ことばを信用してる

ことばを大切にしたいし、ことばを信用してる

 noterさん(という呼称にも慣れてきた)とのつながりや会話がすこしずつ増えてきている気がして、嬉しく思っている。

 最初は遠くから見ているだけ、ときどきスキを送り合うだけだった相手と、なにかのきっかけでコメントを交わしたり。
 はじめたころは「タイムラインに流れる作品(を書いている人)」だったのが、だんだん人として認識できてきて、キャラクターがわかってきて。

 noteでつながっている人は

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アウトプットにはふたつある

アウトプットにはふたつある

 タイトルの通り、アウトプットは自分にとって二種類あると思っている。

 ひとつめは「伝えるためのもの」。
 本来的にはこの意味に集約されるのだとは思うけれど、とくに、

・情報
・考え、スタンス
・読み物、娯楽

 などを読み手に届けるために推敲し、整えられたもの。

 対して、ふたつめは「吐き出し」のアウトプット。

 Twitterなどは元々、こちらを想定した設計になっているように思う。

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異物感

異物感

 ルポというかただのレポだけど、一日がかりで前後編を書いた。一日かかったのは、この形式に慣れないせいで、そして実在する人の台詞を取り込むことにとても神経を使うからだ。

 そして、書き終えて、書き終えたことによって、その日一日の印象、書き終えた瞬間の私、が、よそもの、よその人、よその時代のよその世界のものになったような激しい違和感を残していることに気がついた。
 これは、違う。いつもの「note」

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安楽寝具物書き

安楽寝具物書き

 ものぐさなんです、ええ。
 低血圧だし。ってのは言い訳になりませんね。
 とにかくベッドに吸い込まれがちな人間なので、作業のほとんどは寝転がってやれるようカスタマイズされている我が家の寝具まわり。

 だいたい、HPかMPのどちらかは減っていることが多い低空飛行ポケモンなので、むりなく手をつけられることを優先した結果、こうなった感じです。読むのも書くのも手元の薄いカードサイズのキカイで済んじゃう

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