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【素人俳句】小六に反戦ばかり原爆忌

小六に反戦ばかり原爆忌

広島での修学旅行を思い出して詠みました。ぶっちゃけた話、被曝を体験しているどうかで原爆忌に対する気持ちの軽重は全く違うはずです。被曝者がいかに原爆が恐ろしいかを熱弁したところで、何も知らない小学六年生が聞いてもピンとくるものはありませんでした。むしろそれとはベクトルの違った恐ろしさがありました。

大人たち主導の無条件の反戦と平和の甘美性を謳うばかりの、ある種の無責任な熱狂に等しい思想を植え付けられた怖い記憶として残っています。「非戦の誓いだの核廃絶だの、力を持たない自分が言い続ければ世界は聞き入れてくれるはず…… そんな頭お花畑の理想論を書かないと大人は満足できないんだろうな」っていう感想文も書かされました。国が侵略されても抵抗しないことを反戦の美と刷り込みたいようにすら感じられます。

自分が持っている違和感は何といいましょうかねぇ…… 今や反戦を謳うこと自体が目的になってしまって思考停止に陥っている印象があるので「本当にそれだけでいいんでしょうか?」って気持ちを句にしました。

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