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#フリーランス
朝4時、突然の来客。
午前4時。玄関の方からガチャガチャと音がして目を覚ます。
夫か。「今日は忘年会だ!」と大張り切りで出社した夫がこんな時間に帰宅したようだ。しかし声も聞こえる。酔っ払いのひとりごとにしてはずいぶんハキハキと。なぜ?
ベッドから起き上がり、寝室のドアを開け、「おかえりー」と声をかけてみる。すると夫はわたしを見て、ばつの悪そうな顔で「あぁ…起きたか…」とこぼし、「ほんとにごめん!!これは緊急事態なん
フリーランス主婦、大興奮する。
最近なんだか日常が物足りず、かといって海外旅行に行くような余裕や気力はなく、狭い家の中でひとり、もんもんとしていた。
非日常が味わいたい。ぜいたくっぽいことをしたい。自分を労いたい。だけど不妊治療が常に頭にちらついて散財する気にならない…そのあたりの思考を周回して二週間くらい。「そうだ ホテルのレストランのオーダービュッフェ、行こう。」というキャッチコピーが舞い降りてきた(コピーのコピー)。
夫に政治家への転身をすすめられたフリーランス主婦。
昨日、リビングでぽたぽた焼をかじりながらテレビのニュース番組を見ていたら、夫がわたしに妙なことを言ってきた。
「政治家になったら?」
先にお風呂入ったら?みたいなカジュアルなテンションで言われた。わかった!そうするね。ってなるかい。わたしが?政治家に?意味がわからない。人生の中で一度も選択肢に上がったことがない職業。
念のため夫に理由を聞くと、こう言われた。
「ひまがあるし、責任感と正義感
わたしの大きなコンプレックスが生まれた日。
数年ぶりにジーンズを買おうと思っている。まだしっくりくるものに出会えておらず買えていないけれど、ジーンズ選びで自分の足と向き合っていると、わたしのコンプレックスが生まれた日の記憶が呼び起こされてしまった。
秋になりたての、よく晴れた日。そのときわたしは中学生で、体育祭の練習をしていた。リレーの選手に選ばれたわたしは、とても張り切っていた。盛大に張り切って生きてきた人生序盤だったので、リレーの代表