見出し画像

【読書感想文】黒岩章「まずはこの本から!はじめての人の貿易入門塾」

こんばんは!
最近は本から未知を探すことにハマってます!小栗義樹です!

本日は読書感想文を書かせて頂きます!
僕が好きな本・読んだ本を題材にして感想文を書くという試みです。

本日の題材はコチラ!

黒岩章「まずはこの本から!はじめての人の貿易入門塾」

です。

伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社の常勤監査役ジェトロ貿易アドバイザーの黒岩さんという方が書いた「貿易のノウハウ」を提供する本です。

2010年に改訂版が発行された後、8刷されていると僕が持っている本には書かれているため、かなり売れている本なんだと思います。

ちなみに僕は、たまたま古本屋で見つけて勢いのままに買いました。

貿易のルールなんて、その職にでも就かない限りは、一切触れることのない情報だと思います。

本って、自分が好きな人から見聞きした、あるいは、自分が知っている好きな作家や人をベースに読む本を決める事がほとんどじゃないですか?

そうなると、意外と知ってる事が重複してしまいがちだと思うんですよね。なかなか新しい、自分にとって未知となる物事に触れるのが難しくなってしまう。

だから僕は、タイトルにちょっとでも興味を持ったらなるべく買って読むことにしています。あるいは、人から借りた本を積極的に読みます。

他者がすでに購入した本のほとんどは、自分が全く興味を持っていない本の事が多いと思います。

そうなると、その本には自分にとっての「未知」が詰まっていて、そこには新しい世界や新しい発見があったりするわけです。 

この貿易の本は、古本屋の棚に並んでいる本たちから、ちょっとだけ興味を持ったので購入しました。本当に理由なんてありません。ただ単に、貿易の事を知ることが出来たら面白そうと感じただけです。

読んでみると、僕の予感は当たりました。

まるで意識が拡張されていくような感覚があるのです。僕はこういうノウハウ本を読む時、ノウハウそのものを覚えることに意識を向けません。それよりも、このノウハウをもっと身近なものに変換するとしたらどのジャンルが一番最適で、どの業界が一番分かりやすい変換元になるだろうか?と考えながら読みます。

例えば貿易なら、宅配サービスに置き換えると非常に分かりやすくなります。また、金融や保険などの知識も一緒に入ってくるため、今度はそれらの業界を本を使って覗いてみようかなという考えが膨らみます。

古美術や骨董品のやり取りと貿易は密接に関わっている事が分かるので、骨董商なんかの勉強をして、個人でそういった商品を扱って商売をしてみるのもありかもしれません。

こんなふうに、知らない物事に触れてみると、開けていなかった新たな知識みたいなものが一気に広がっていきます。それはまさに拡張です。

貿易の知識については、本を暗記するよりも、実際にその場面がきた時に、どれだけ早くその情報を引き出せるかの重要なわけで、こうしたノウハウ本は、いざという時に一瞬で引用できるように、流れを把握しておくか、名前と意味を漠然と把握しておけばいいわけです。 

そういう使い方ができるようになれば、現場で困ることはめちゃくちゃ少なくなります。

それよりも「読む」を大切にする事を考えれば、周辺に散らばっている未開の知をどれだけ想像できるかが重要だと思います。

現に僕は、貿易の流れを覚えただけでなく、転換出来そうな(次に読もうと思える新しいジャンル)を開拓することに成功しました。

一貫して貿易の本の中身には触れない感じの感想文となってしまいましたが、それよりも「読む」「感想を書く」という捉え方について、明確に整理できたという発見が、僕の中ではあまりにも魅力的だったため、そちらを優先して文章にしてみました。

自分が知っている事から離れ、まだ踏み込んだ事がない領域に出ていくことは、その一歩を踏んだだけで価値になります。これを繰り返していけば、それだけ知識が広がります。知識が広がるということは、その分視野が広がります。

全く知らなかった貿易について、それを知る事ができる本を手にとって良かったです。読んでみて良かったです。

僕はこの本のおかげで、大きな達成感と納得感を得ることが出来ました。

古本屋にいけば、自分が知らない物事をまとめた書物が沢山売ってます。そういう本をこれから読んでみようと意識しながら本棚を眺めれば、必ず琴線に触れる本が見つかるはずです。

そんな感じで読書旅行を楽しんでもらえれば、それだけで素敵な出合いに恵まれる可能性が上がります。

ぜひ皆様にも試してもらいたいなと思います。

というわけで、本日はこの辺で失礼致します。
また明日の記事でお会いしましょう!
さようなら〜

この記事が参加している募集

#読書感想文

189,568件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?