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【読書感想文】池上彰「経済のことよく分からないまま社会人になってしまった人へ」

こんばんは!
経済や政治を理解しないまま、社会という大海原へ放り出されてしまった男、小栗義樹です。

勉強するのは大変でした(笑)
学生のうちに仕組みだけでも勉強していたほうがいいと思いますよ(笑)

さぁ本日は!
そんな経済の勉強におけるバイブルを題材に読書感想文を書かせて頂きます!

池上彰「経済のことよく分からないまま社会人になってしまった人へ」

僕が読んだのは2009年に出版された増補強版です。

当時の経済における最大のニュースネタ「リーマンショック」という経済恐慌の解説などが書いてあります。

時事ネタ系の本は、そのネタが旬じゃないと面白くありません。関心というのは不思議なもので、時間が経てば薄れていくものです。

この本も、古本屋でたまたま見かけた時は「随分昔の話だし、今読んでもなぁ」という印象を持ちました。それでも僕が購入したのは、タイトルに惹かれたからです。冒頭にも書きましたが、僕は社会人になるまで政治も経済もよく分かりませんでした。政治については、ライティングのバイトをしていましたが、あくまでそれは、取材した内容を要約していただけです。興味というよりはステータス目当てで仕事をしていたため、全然身になっていなかったように思います。

経済についてはからっきしでした。触れる機会がなかったのです。今僕は、お金がとても重要なもので、有効に使わないといけないことを知っています。そのためには勉強をしないといけないことも理解しているつもりです。でもそれは、社会人になって「できないとやばい」という事を知ったから。出来ないで、知らないうちに大損をこいている人間を沢山見てきたからです。

営業という仕事と経済という科目は密接な関係にあります。政治は、仕事をしている・ビジネスをしているという人が知っておかないといけない必修科目です。グローバル化が進めば進むほど、我々の生活と世界情勢はより縁深いものになっていきます。

僕はこれらを勉強するのに本当に苦労しました。こういう類の科目は、とにかく習慣にしないと身に付きません。仕事をしながら勉強をするのはとにかく難しいです。だからこそ、学生のうちに仕組みくらいは覚えておいた方がいいと本気で思っています。

僕はこの本を読みながら、そんな事を考えました。もっと言えばこの本は、そんな基礎的な事を想起させてくれるくらい、簡単かつピンポイントに、必要な事を教えてくれます。

あーこれ読んで勉強すれば、一冊で経済について分かったのになー。そんな風に思って、あの時本を読まなかった自分を、少し恨めしく思っています。

この本には、あらゆるお金の流れ方が書いてあります。また、あらゆるお金の流れ方に付いた名前を教えてくれます。本来、それらはそのまま覚えようと思うとややこしいものなのですが、この本では「イメージしやすい事象」に落とし込んであります。要するに、例えとケーススタディがふんだんに使われているという事です。

我々の日常生活で起こる出来事を題材に、あらゆるお金の流れを説明してくれていて、ちゃんと読めば、日常生活の中で自然と反復学習が出来るような仕組みになっていると思います。

タイトル通りになってしまいますが、経済についてよく分からないが、これから学んでいきたいと思っている人が最初に手に取る本としては最適な一冊であるのは間違いありません。

リーマンショックのような経済恐慌は、歴史的に見ても繰り返されています。ハイパーインフレだって、世界規模でみれば数年に一度は起こっています。

時事ネタだからという理由で、理解を敬遠してしまうのはとても怖い事です。この本を読んで、これが何度も起こっている不況と同じパターンだという事を、今回初めて知ることになりました。

日本は今、残念ながら不景気です。不景気は政策で防いでほしいと思います。ただそう思うなら、まずは国民がその仕組みを理解しないといけません。この本は、今の日本がどうして不景気なのかを「理解する」上で必須の一冊になっていると思います。

僕は古本屋で見つけました。1冊100円で購入できました。

もしも興味があるのなら、日本の実情を知りたいのなら、ぜひお近くの古本屋で購入してみてほしいです。

というわけで、本日はこの辺で失礼いたします。
また明日の記事でお会いしましょう!
さようなら~


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