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発達障害の世界【当事者目線でおくる】

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#発達障害

自閉症と斜視・横目 | 発達障害-自閉症

ある日、ふざけた小学生の男子が障碍者の物真似をしているのを見かけた。

寄り目に、ゆるんだ表情、手をぶらぶらさせている。

なんてことを...

と思いながら、自閉症者の特性を調べていた私は、彼らは障碍者の特性をよく見ているんだなとも感じた。

知的障碍者に見られる症状の特性には確かに、斜視や寄り目、筋肉のゆるみ、ぐにゃぐにゃした姿勢、ずっとしっかりと立って居られないような筋力の無さ...等がある

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仕事が極度に苦手な人間が困っている事

仕事が極度に苦手な人間が困っている事

「なんでこいつこんなことも出来ねぇんだ?」

そう思う人は周りにいるだろうか?

その相手は、職場の新人、バイト先の教え子、あるいは自分の息子かもしれないし、家事能力がなさすぎる旦那かもしれない。

いずれにせよ、仕事力がない原因は本人にも教える側にも言語化できないものがあり解決しにくい事が多々ある。

仕事が極度に苦手な人間が困っている事が感じている苦労を言語化したら少しはわかってもらえるだろう

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新卒2か月で辞めた社会人落ちこぼれ

新卒2か月で辞めた社会人落ちこぼれ

私、落ちこぼれなの?

問題児と長年戦って悩んでいた私が問題児で落ちこぼれと言われるなんて。

周りには自分の才能が全く理解されず、ひたすら他の人にはできない工夫やセンスでいきてきた私が、他人よりも劣っていて、普通じゃないのか。

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自閉症と受験【この靄を抜けて】小説

自閉症と受験【この靄を抜けて】小説

知的能力には支障がないと言われる障害だが、ここまで記憶力がないとなると受験勉強に関してはとても苦労をした。

そこで、団飛ばしではなく一つ一つ思考のプロセスを説明してくれるような講義を受講した。

色ペンを使って、文を構造的に読み解いていった。こうしなければ、さっきまで、何をしていたのか忘れる気がする。

自分の中に決まったルール、決まったイメージを作り(副詞は〈〉で囲むなどルールを決めて文の構造

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私はただの傍観者【この靄を抜けて】小説

思ばいつだって私は傍観者だった。友達が部活に入って仲間割れしたり、涙を流したり、青春したりしても自分は何も参戦せず、傍観者だった。
苦労も楽しさも感動もない。

高校時代友人たちが何やかんや男子と遊んだりしてもそんなの恥ずかしいと傍観して当事者になりたがらなかった。

恋バナの渦中にもいたくもなかった。

学校の委員会なんかもくだらなく思たし、集団でやる何もかもがくだらなく興味が湧かなかった。

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恥ずかしさの正体 【この靄を抜けて】小説

恥ずかしさの正体 【この靄を抜けて】小説

集団にいるとき、居心地が悪く、なぜかわからないが恥ずかしくてもじもじしていた。

なぜ私は恥ずかしかったのかが、発覚した。

比較的幼い頃の記憶はしっかり残っている。

まだ乳母車に乗っていた頃の思い出。

チャイルドシートのような脚と脚の間に柵がある椅子に座らせられるのが気持ち悪かったこと。

幼稚園の入園の際に面接を受けた後、いちごのアイスシャーベットを園長先生に貰ったこと。

園の客室間に水

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発達障害と時間感覚 【この靄を抜けて】小説

私は不注意障害という言葉から世間の人が長年理解しなかった原因があるのではないかと思っている。

不注意という言葉は、たるんでいるというイメージを彷彿させるのだと思う。

しかし、ADHDの人は生活に支障をきたさないように必死すぎて、真面目にならざる負えない人もいる。

私も真面目過ぎる生活だった。

時間が守れないといけないので、友人と遊ぶこともないし、人と出かけるときは体調が万全な日しかえらばな

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自閉症と自尊心【この靄を抜けて】小説

自閉症と自尊心【この靄を抜けて】小説

私は価値の低い、大切に扱われなくて当然の人間なんだ。

これは被害妄想とかではなくて実際にそうだった。

周りが動き回る中、ただ何もせず、ぼーっと傍観しているだけのまま何年も経っていくのがわかった。

そんな事を相談したって「そんな事ないよー何言ってるのよー」と言われて終わるだけで、親は何も見えてなかった。

私がただ止まっている事も周りが動いている事も

親からちぁんと注意してないからーと言われ

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発達障害だけど不登校になれなかった訳 【この靄を抜けて】小説

学校は刑務所だと感じていた私が、不登校にはなりたくなかったのには理由がある。

発達障害傾向が生活に支障をきたしているレベルの人は、学校生活も会社生活も好奇の目に晒され苦痛を伴うものになってしまうだろう。

私自身も自尊心はズタボロになったし、自分が輝ける場所ではないとことに長時間拘束されている生活は刑務所のように感じていた。

学校には行きたくない。しかし、当時不登校には絶対になりたくなかった。

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当事者から見た、発達障害に対する世間の評価

当事者から見た、発達障害に対する世間の評価

気分障害のような誰にでも当てはまるもので、最近はなんでも障害と言いたがるという印象を持たれがちだった。

今現在も発達障害を自称しているが、本当に発達障害ではないひとも沢山いるだろう。

統合失調症のような症状はでており、明らかに以上で、通常の生活が極めて困難、ただ事ではないと思われ始めたのは本当にごく最近のことである。

日常生活が困難というか不可能に近い状態で、さらし者にされていくしかない社会

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発達障害は治る!?今後期待大の最先端医療データをまとめてみた‼

発達障害は治る!?今後期待大の最先端医療データをまとめてみた‼

発達障害は、一生治らない障害だ。

努力で、努力で症状を小さくしていくしかない。

そういわれてきた時代、私は、随分と絶望し、いろいろな事を諦めてきた。

そんな人たちに朗報だ。

なんと発達障害が治る可能性が浮上している。

最新の期待情報をまとめてみた。

4つとも最先端の医療技術であまり世の中に知られていない。

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小説 TMSの効果【この靄を抜けて】

小説 TMSの効果【この靄を抜けて】

TMSの効果をまだかまだかと待っていた頃にはきがつかなかったが、ふと気づくと「普通」に過ごせていると感じる事が多々あるのだ。

そういえば、物語のように、語りたい事が頭に浮かんでいくのをメモに走らせるという事がなくなった。

前は重い浮かんで仕方がなかったのに。
これが発想が浮かばなくなったという事なのだろうか。

前まではやるべき事が目の前にあっても、他のアイデア(例えば小説のストーリーや服のデ

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