FLOW STYLE 水泳の個人指導

四国高知で水泳の個人指導ならおまかせください。水泳のできる・わかる・楽しいをサポートい…

FLOW STYLE 水泳の個人指導

四国高知で水泳の個人指導ならおまかせください。水泳のできる・わかる・楽しいをサポートいたします。

記事一覧

レースでの息継ぎ・ハイポ戦略

1)自由形 50mレースと100mレースのハイポの違い40秒以内で終わる50mレースなら、息継ぎ回数を減らしていくことをおすすめします。50m自由形のベストタイムが30秒前後で伸…

クロールキックは骨盤の左右の傾きを利用する

「クロールのキックだけなら速いのにスイムになると活かしきれていない」「そもそもクロールキックが進まない」という方におすすめのポイントを2つご紹介します。 ポイン…

痛みのコンディショニング②

【肩痛対策4つ】・枕をやめる 肩痛よりも酷かったのが右の首痛でした。寝ているときに歯を食いしばったり首に力を入れるクセがあったので、枕をやめました。一番効果があ…

痛みとコンディショニング①

器質的な損傷 先ず「器質的な損傷があるか」を確認します。器質的とは、関節周辺の組織(筋肉・腱・靭帯・関節包・軟骨・関節唇など)が実際に傷んで炎症等を起こしている…

8ヶ月で68kg13%→72kg16%

前回はトレーニング内容を検証したのですが、もう一つの大事な要素である「体組成」について記しておきます。水泳にとっては浮心・重心のバランスにも影響する重要な要素で…

レース復帰&ここまでのトレーニングの検証

短水路マスターズ松山大会に出場しました。6年ぶりのレース復帰。駆けつけてくれた両親と同伴してくれた家族の応援が心強く、子どもたちに「お父さん、よく頑張ったね」と…

レース戦略の黄金比 前半:後半=10:11

前回の投稿で予告していた内容と異なりますが、これからレースが増えていく時期なので、レース戦略の一つである目標ラップの設定についてご紹介したいと思います。 タイト…

ストロークにおける手首や指の使い方

推進力を増やす3つの方法 ①水を捉える面の大きさを広げる→パドルやフィン ②パワーの向上→筋力トレーニング・スプリントトレーニング ③渦の発生→面の向きを変える …

タッチターンのポイントは 「手の位置・深さ」「目線の推移」

予備知識 ターン手前5mから何かきかを把握しておく タッチは肘を伸ばした状態で。曲がっている場合はひとかき多いので減らす。 今回のテーマはタッチターン。ターン動…

フリップターン 回転の「きっかけ」を明確にして2タイプを使い分けよう

ステップ①ストローク数を安定させる 先ずターンに入る前に、手前5mや2mから何ストロークでタッチするかを調べておきましょう。もし5ストロークでタッチする人なら4…

飛び込み練習法 ステップ④最終回 中心→末端の順で腕を振れるようになろう

飛び込み練習法の最終回です。今回は腕を振るスタイル(クラウチングスタート・レベル3)について。一定のパワー・瞬発力を必要とし、完成度が高まれば反応速度・飛距離と…

飛び込み後の深さ調節

飛び込み練習法シリーズの途中ですが、今回は飛び込み後の深さの調節についてご紹介します。 「平泳ぎのひとかきひと蹴り」や「水中ドルフィンキックを8回以上蹴る」など…

飛び込み練習法 ステップ③目線と手線をコントロールしてクラウチングスタートを進化させる

ここまでの記事で、ステップ①「パワーポジションからのグラブスタート」→ステップ②「クラウチングスタートの導入」とご紹介してきました。今回はより素早く・より力強く…

飛び込み練習法 ステップ②クラウチングスタートの導入

前回はパワーポジションからの飛び込みで一点入水を目標としました。これができれば次はクラウチングスタートに挑戦です。 クラウチングスタートは、後方のバックプレート…

飛び込み練習法 ステップ①パワーポジションからのグラブスタートで一点入水をマスターしよう

今回は特に初心者の方におすすめです。腹打ち・もも打ちしやすい方は参考にしてみてください。 パワーポジションとは ハーフスクワットに似ていて、背筋が伸びて膝と股関…

クロールキックとドルフィンキックの違い

単に「左右交互に蹴るか、両足同時に蹴るか」の違いだけでなく、「使用する筋肉の違い」「抵抗と推進力の違い」の観点で考察したいと思います。 使用する筋肉の違い 特に…

レースでの息継ぎ・ハイポ戦略

レースでの息継ぎ・ハイポ戦略


1)自由形 50mレースと100mレースのハイポの違い40秒以内で終わる50mレースなら、息継ぎ回数を減らしていくことをおすすめします。50m自由形のベストタイムが30秒前後で伸び悩んでいる人に多いのはハイポ4です。さらにタイムを短縮するために「前半はハイポ8&後半はハイポ4」を一つの目安にしてみてください。

ここで生まれるが「前よりもキツくなるのでは?」という不安です。不安は心拍数を無駄に上

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クロールキックは骨盤の左右の傾きを利用する

クロールキックは骨盤の左右の傾きを利用する

「クロールのキックだけなら速いのにスイムになると活かしきれていない」「そもそもクロールキックが進まない」という方におすすめのポイントを2つご紹介します。

ポイント①骨盤の左右の傾きを利用する
ストレッチポールなどのフォームローラーの上に、骨盤の腸骨をのせてうつ伏せになります。右脚を上げたときに、
・つま先を内向き内股
・脚同士を閉じる
・顔は少し左向き
・右の腸骨に加重して右に傾く
の4点を確認

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痛みのコンディショニング②

痛みのコンディショニング②

【肩痛対策4つ】・枕をやめる

肩痛よりも酷かったのが右の首痛でした。寝ているときに歯を食いしばったり首に力を入れるクセがあったので、枕をやめました。一番効果があったと思います。今でも左側下にして横向き寝ると痛みが出やすいので気をつけています。

・アイシング

寝る前に首(僧帽筋上部)を10分ぐらい冷やすとよく眠れました。眠りが深いことは回復力アップに繋がります。

・キャッチ<フィニッシュ

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痛みとコンディショニング①

痛みとコンディショニング①

器質的な損傷
先ず「器質的な損傷があるか」を確認します。器質的とは、関節周辺の組織(筋肉・腱・靭帯・関節包・軟骨・関節唇など)が実際に傷んで炎症等を起こしているかを意味します。スイマーなら上腕二頭筋の腱炎や肩峰下滑液包の炎症などが代表的で、関節唇の損傷であるスラップまでになるとかなり重症だと思います。整形外科でレントゲンやMRIで診断してもらい、基本的には安静。炎症を抑える薬の処方や場合によっては

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8ヶ月で68kg13%→72kg16%

8ヶ月で68kg13%→72kg16%

前回はトレーニング内容を検証したのですが、もう一つの大事な要素である「体組成」について記しておきます。水泳にとっては浮心・重心のバランスにも影響する重要な要素であり、揺れるお腹は間違いなく抵抗になります。

トレーニングを再開した去年の6月から体重4kg体脂肪率3%増えました。筋肉量1kg体脂肪量3kg増えたので、俗に言う「太った」状態です。ウェイトトレーニングを週に2回(体幹+上半身Dayと体幹

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レース復帰&ここまでのトレーニングの検証

レース復帰&ここまでのトレーニングの検証

短水路マスターズ松山大会に出場しました。6年ぶりのレース復帰。駆けつけてくれた両親と同伴してくれた家族の応援が心強く、子どもたちに「お父さん、よく頑張ったね」とねぎらってもらえたことが一番嬉しかった思い出の大会となりました。大会運営スタッフの皆様もありがとうございました。

今回の記事ではレースの結果から、これまでのトレーニングを5つの観点で検証してみたいと思います。

結果 50m自由形24.7

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レース戦略の黄金比 前半:後半=10:11

レース戦略の黄金比 前半:後半=10:11

前回の投稿で予告していた内容と異なりますが、これからレースが増えていく時期なので、レース戦略の一つである目標ラップの設定についてご紹介したいと思います。

タイトルにある通り、レースの前半と後半のタイム比が「10:11」のときベストを更新する確率が高いです(FLOW STYLE のレッスン受講者調べ)。後半÷前半=1.1なので「ラップ比1.1の法則」と呼んでいます。スイムレコードのサイトからトップ

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ストロークにおける手首や指の使い方

ストロークにおける手首や指の使い方

推進力を増やす3つの方法
①水を捉える面の大きさを広げる→パドルやフィン
②パワーの向上→筋力トレーニング・スプリントトレーニング
③渦の発生→面の向きを変える

今回は③に関係する手首や指の使い方についてご紹介します。

写真はバスケットボールのシュートをうつ瞬間です。🔴はボールの軌道、🟢はボールの回転を表しています。

同じようなことを1kgのソフトウェイトボールを使用してプールサイドで行

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タッチターンのポイントは 「手の位置・深さ」「目線の推移」

タッチターンのポイントは 「手の位置・深さ」「目線の推移」

予備知識

ターン手前5mから何かきかを把握しておく

タッチは肘を伸ばした状態で。曲がっている場合はひとかき多いので減らす。

今回のテーマはタッチターン。ターン動作の素早さも重要ですが、ターン後にしっかりと壁を蹴り再加速できることが最重要です。そのためには以下の2つのポイントを確認してみてください。

①タッチしたときに左右の手の位置は同じ高さ?高さが違う場合はそれぞれがどこにある?

タッチ

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フリップターン 回転の「きっかけ」を明確にして2タイプを使い分けよう

フリップターン 回転の「きっかけ」を明確にして2タイプを使い分けよう

ステップ①ストローク数を安定させる
先ずターンに入る前に、手前5mや2mから何ストロークでタッチするかを調べておきましょう。もし5ストロークでタッチする人なら4かきしてフリップターンに入ると良いです。

ステップ②最後のひとかきの使い方
「かきながらターンする」「かき終わってからターンする」の2タイプあります。
かきながらターンがおすすめの人→
浅めで素早く回って、壁蹴り後は水中ドルフィンキックを

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飛び込み練習法 ステップ④最終回 中心→末端の順で腕を振れるようになろう

飛び込み練習法 ステップ④最終回 中心→末端の順で腕を振れるようになろう

飛び込み練習法の最終回です。今回は腕を振るスタイル(クラウチングスタート・レベル3)について。一定のパワー・瞬発力を必要とし、完成度が高まれば反応速度・飛距離ともに高めることが期待できます。早速ポイントを整理します。

合図でスタート台を引く。このときの手はスタート台にフックしているだけで、実際には「肘を引く」ことを意識する。「手で押す」と手が前に飛び出してしまいやすい印象です。

合図で目線と頭

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飛び込み後の深さ調節

飛び込み後の深さ調節

飛び込み練習法シリーズの途中ですが、今回は飛び込み後の深さの調節についてご紹介します。

「平泳ぎのひとかきひと蹴り」や「水中ドルフィンキックを8回以上蹴る」などの場合は、ある程度の深さに潜らなくてはいけません。逆に、体組成的に浮きやすい小学低学年のジュニアスイマーや水中動作が苦手なマスターズ選手は、浅めに入水して早めにスイムに移行したほうがトータルタイムが速い傾向があります。今回の記事では入水時

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飛び込み練習法 ステップ③目線と手線をコントロールしてクラウチングスタートを進化させる

飛び込み練習法 ステップ③目線と手線をコントロールしてクラウチングスタートを進化させる

ここまでの記事で、ステップ①「パワーポジションからのグラブスタート」→ステップ②「クラウチングスタートの導入」とご紹介してきました。今回はより素早く・より力強く・より遠くへを目指した「クラウチングスタート・レベル2」をご紹介します。先ずは3枚のシークエンス写真をご覧ください。

【初動】が特徴的で、合図の際に後方の足でバックプレートを押しながら、目線と手線を上げており、先行する上半身の軌道を下半身

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飛び込み練習法 ステップ②クラウチングスタートの導入

飛び込み練習法 ステップ②クラウチングスタートの導入

前回はパワーポジションからの飛び込みで一点入水を目標としました。これができれば次はクラウチングスタートに挑戦です。

クラウチングスタートは、後方のバックプレートを押すことで前方への素早く体重移動できるので、グラブスタートに比べて「反応(リアクションタイム)が速い」傾向があります。ただし片足ずつ役割が違い、力を入れるタイミングや方向も違うので技術的には難しい部分もあります。

クラウチングスタート

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飛び込み練習法 ステップ①パワーポジションからのグラブスタートで一点入水をマスターしよう

飛び込み練習法 ステップ①パワーポジションからのグラブスタートで一点入水をマスターしよう

今回は特に初心者の方におすすめです。腹打ち・もも打ちしやすい方は参考にしてみてください。

パワーポジションとは
ハーフスクワットに似ていて、背筋が伸びて膝と股関節が90度ぐらい曲がった姿勢。スネと背筋が平行で、その後の素早い動きに対応しやすい姿勢です。一般的な水泳の飛び込み姿勢はサムネイル写真のように背中を丸めて上半身を倒した姿勢ですが、この姿勢だと「前方へ体重移動して倒れる動作」と「上半身を起

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クロールキックとドルフィンキックの違い

クロールキックとドルフィンキックの違い

単に「左右交互に蹴るか、両足同時に蹴るか」の違いだけでなく、「使用する筋肉の違い」「抵抗と推進力の違い」の観点で考察したいと思います。

使用する筋肉の違い

特に大きな違いがあるのはアップキック時の太ももの裏の使い方。太ももの裏(ハムストリングス)には4本の筋肉があり、2本ずつ内側ハムストリングスと外側ハムストリングスに分かれます。クロールキックは内側ハムストリングスを多く使い、ドルフィンキック

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