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タッチターンのポイントは 「手の位置・深さ」「目線の推移」

予備知識

  • ターン手前5mから何かきかを把握しておく

  • タッチは肘を伸ばした状態で。曲がっている場合はひとかき多いので減らす。


今回のテーマはタッチターン。ターン動作の素早さも重要ですが、ターン後にしっかりと壁を蹴り再加速できることが最重要です。そのためには以下の2つのポイントを確認してみてください。

①タッチしたときに左右の手の位置は同じ高さ?高さが違う場合はそれぞれがどこにある?

タッチした後に左を向く人が多いと思いますが、この場合は右手の位置が重要で、指先は水上に出さないことをおすすめします。左を向くということは、右半身から壁に近づいていくため右半身を少し深い位置に留めておきたいからです。カラダの傾きを作ることで投影面積を減らし抵抗を受けにくくすることが狙いです。クロールの片手タッチターンの練習から入るとスムーズだと思います。
さらに、足を壁のどこに付けるかも決めておきましょう。その後の水中ドルフィンキック回数やひとかきひと蹴りの有無によって高さを変えると良いと思います。


②目線の推移
「タッチしたとき」「足を引き寄せ始めたとき」「顔が水上に出たとき」「足を壁に付けたとき」の4つを確認してみてください。ハンガリーのミラーク選手を観てみると、下→斜め前→左→斜め上の順に変化しているように見えます。さらに最後の上向きで口を大きく開けて息を吸っているように見えます。

タッチしたとき
フラットな姿勢で目線は下
足を引き寄せ始めたとき
目線は斜め前ですが首を使って起こしていない
顔が水上に出たき(足が壁に付く直前)
左向きでおそらくコースロープが視野に入っている
足を壁に付けたとき
ほとんど上向きでコースロープは視野に入っていない

目線は姿勢を決める要素の一つであり、言い換えれば「目線さえ決めておけば姿勢を大きく崩す可能性は低い」と思います。加えて、息継ぎのタイミングも明確にして姿勢を崩しにくいようにしておきましょう。顔を水上に出したと同時にすぐに息を吸おうとするのはNGです。


次回は「手首の使い方」について。最近レッスン内で取り入れているプールサイドエクササイズに1kgのソフトウェイトボールを使用した回転投げがあります。水を指先まで捉える感覚や、押し出したい方向をコントロールする練習に効果があります。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。


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FLOW STYLE 藤澤ヨシノブ


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