FLOW STYLE 水泳の個人指導

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四国高知で水泳の個人指導ならおまかせください。水泳のできる・わかる・楽しいをサポートいたします。

最近の記事

クロールキックは骨盤の左右の傾きを利用する

「クロールのキックだけなら速いのにスイムになると活かしきれていない」「そもそもクロールキックが進まない」という方におすすめのポイントを2つご紹介します。 ポイント①骨盤の左右の傾きを利用する ストレッチポールなどのフォームローラーの上に、骨盤の腸骨をのせてうつ伏せになります。右脚を上げたときに、 ・つま先を内向き内股 ・脚同士を閉じる ・顔は少し左向き ・右の腸骨に加重して右に傾く の4点を確認。この型を覚えることでよりスイム時に右腕のグライド方向に体重がのりやすくなります

    • 痛みのコンディショニング②

      【肩痛対策4つ】・枕をやめる 肩痛よりも酷かったのが右の首痛でした。寝ているときに歯を食いしばったり首に力を入れるクセがあったので、枕をやめました。一番効果があったと思います。今でも左側下にして横向き寝ると痛みが出やすいので気をつけています。 ・アイシング 寝る前に首(僧帽筋上部)を10分ぐらい冷やすとよく眠れました。眠りが深いことは回復力アップに繋がります。 ・キャッチ<フィニッシュ クロールを泳ぐときはキャッチよりもフィニッシュ(ストロークの後半)を意識を高めま

      • 痛みとコンディショニング①

        器質的な損傷 先ず「器質的な損傷があるか」を確認します。器質的とは、関節周辺の組織(筋肉・腱・靭帯・関節包・軟骨・関節唇など)が実際に傷んで炎症等を起こしているかを意味します。スイマーなら上腕二頭筋の腱炎や肩峰下滑液包の炎症などが代表的で、関節唇の損傷であるスラップまでになるとかなり重症だと思います。整形外科でレントゲンやMRIで診断してもらい、基本的には安静。炎症を抑える薬の処方や場合によっては外科的手術を医師と相談。 画像に映らない痛み 次に、器質的な問題がないけど痛む

        • 8ヶ月で68kg13%→72kg16%

          前回はトレーニング内容を検証したのですが、もう一つの大事な要素である「体組成」について記しておきます。水泳にとっては浮心・重心のバランスにも影響する重要な要素であり、揺れるお腹は間違いなく抵抗になります。 トレーニングを再開した去年の6月から体重4kg体脂肪率3%増えました。筋肉量1kg体脂肪量3kg増えたので、俗に言う「太った」状態です。ウェイトトレーニングを週に2回(体幹+上半身Dayと体幹+上半身Dayに分けて)実施し、食事は好きなものを好きなだけ食べています。トレー

        クロールキックは骨盤の左右の傾きを利用する

          レース復帰&ここまでのトレーニングの検証

          短水路マスターズ松山大会に出場しました。6年ぶりのレース復帰。駆けつけてくれた両親と同伴してくれた家族の応援が心強く、子どもたちに「お父さん、よく頑張ったね」とねぎらってもらえたことが一番嬉しかった思い出の大会となりました。大会運営スタッフの皆様もありがとうございました。 今回の記事ではレースの結果から、これまでのトレーニングを5つの観点で検証してみたいと思います。 結果 50m自由形24.73秒(ベストタイムは24.14秒) ①50mレースを最後までバテずに泳ぐ これ

          レース復帰&ここまでのトレーニングの検証

          レース戦略の黄金比 前半:後半=10:11

          前回の投稿で予告していた内容と異なりますが、これからレースが増えていく時期なので、レース戦略の一つである目標ラップの設定についてご紹介したいと思います。 タイトルにある通り、レースの前半と後半のタイム比が「10:11」のときベストを更新する確率が高いです(FLOW STYLE のレッスン受講者調べ)。後半÷前半=1.1なので「ラップ比1.1の法則」と呼んでいます。スイムレコードのサイトからトップ選手がどのようなラップ比で泳いでいるか調べるのもおもしろいです。そして自分のベス

          レース戦略の黄金比 前半:後半=10:11

          ストロークにおける手首や指の使い方

          推進力を増やす3つの方法 ①水を捉える面の大きさを広げる→パドルやフィン ②パワーの向上→筋力トレーニング・スプリントトレーニング ③渦の発生→面の向きを変える 今回は③に関係する手首や指の使い方についてご紹介します。 写真はバスケットボールのシュートをうつ瞬間です。🔴はボールの軌道、🟢はボールの回転を表しています。 同じようなことを1kgのソフトウェイトボールを使用してプールサイドで行っています。 バスケットボールのシュートと違うのは🔴の方向を鉛直方向で行います(慣

          ストロークにおける手首や指の使い方

          タッチターンのポイントは 「手の位置・深さ」「目線の推移」

          予備知識 ターン手前5mから何かきかを把握しておく タッチは肘を伸ばした状態で。曲がっている場合はひとかき多いので減らす。 今回のテーマはタッチターン。ターン動作の素早さも重要ですが、ターン後にしっかりと壁を蹴り再加速できることが最重要です。そのためには以下の2つのポイントを確認してみてください。 ①タッチしたときに左右の手の位置は同じ高さ?高さが違う場合はそれぞれがどこにある? タッチした後に左を向く人が多いと思いますが、この場合は右手の位置が重要で、指先は水上に

          タッチターンのポイントは 「手の位置・深さ」「目線の推移」

          フリップターン 回転の「きっかけ」を明確にして2タイプを使い分けよう

          ステップ①ストローク数を安定させる 先ずターンに入る前に、手前5mや2mから何ストロークでタッチするかを調べておきましょう。もし5ストロークでタッチする人なら4かきしてフリップターンに入ると良いです。 ステップ②最後のひとかきの使い方 「かきながらターンする」「かき終わってからターンする」の2タイプあります。 かきながらターンがおすすめの人→ 浅めで素早く回って、壁蹴り後は水中ドルフィンキックをほとんど蹴らない。浮力が高く低年齢の方に多い。 かき終わってからターンがおすすめ

          フリップターン 回転の「きっかけ」を明確にして2タイプを使い分けよう

          飛び込み練習法 ステップ④最終回 中心→末端の順で腕を振れるようになろう

          飛び込み練習法の最終回です。今回は腕を振るスタイル(クラウチングスタート・レベル3)について。一定のパワー・瞬発力を必要とし、完成度が高まれば反応速度・飛距離ともに高めることが期待できます。早速ポイントを整理します。 合図でスタート台を引く。このときの手はスタート台にフックしているだけで、実際には「肘を引く」ことを意識する。「手で押す」と手が前に飛び出してしまいやすい印象です。 合図で目線と頭をキープ。目線をすぐに上げようとすると、同時に手も上げたくなり、腕を残すことが難

          飛び込み練習法 ステップ④最終回 中心→末端の順で腕を振れるようになろう

          飛び込み後の深さ調節

          飛び込み練習法シリーズの途中ですが、今回は飛び込み後の深さの調節についてご紹介します。 「平泳ぎのひとかきひと蹴り」や「水中ドルフィンキックを8回以上蹴る」などの場合は、ある程度の深さに潜らなくてはいけません。逆に、体組成的に浮きやすい小学低学年のジュニアスイマーや水中動作が苦手なマスターズ選手は、浅めに入水して早めにスイムに移行したほうがトータルタイムが速い傾向があります。今回の記事では入水時の深さの調節を3つの観点からご紹介します。 ①クラウチングスタート 後方の脚の

          飛び込み後の深さ調節

          飛び込み練習法 ステップ③目線と手線をコントロールしてクラウチングスタートを進化させる

          ここまでの記事で、ステップ①「パワーポジションからのグラブスタート」→ステップ②「クラウチングスタートの導入」とご紹介してきました。今回はより素早く・より力強く・より遠くへを目指した「クラウチングスタート・レベル2」をご紹介します。先ずは3枚のシークエンス写真をご覧ください。 【初動】が特徴的で、合図の際に後方の足でバックプレートを押しながら、目線と手線を上げており、先行する上半身の軌道を下半身が追いかけます。このスタイルは女子選手・マスターズスイマーに多く、レベル1に比べ

          飛び込み練習法 ステップ③目線と手線をコントロールしてクラウチングスタートを進化させる

          飛び込み練習法 ステップ②クラウチングスタートの導入

          前回はパワーポジションからの飛び込みで一点入水を目標としました。これができれば次はクラウチングスタートに挑戦です。 クラウチングスタートは、後方のバックプレートを押すことで前方への素早く体重移動できるので、グラブスタートに比べて「反応(リアクションタイム)が速い」傾向があります。ただし片足ずつ役割が違い、力を入れるタイミングや方向も違うので技術的には難しい部分もあります。 クラウチングスタートに慣れていない方や、筋力に自信がない方(片足フルスクワットができない)は、以下の

          飛び込み練習法 ステップ②クラウチングスタートの導入

          飛び込み練習法 ステップ①パワーポジションからのグラブスタートで一点入水をマスターしよう

          今回は特に初心者の方におすすめです。腹打ち・もも打ちしやすい方は参考にしてみてください。 パワーポジションとは ハーフスクワットに似ていて、背筋が伸びて膝と股関節が90度ぐらい曲がった姿勢。スネと背筋が平行で、その後の素早い動きに対応しやすい姿勢です。一般的な水泳の飛び込み姿勢はサムネイル写真のように背中を丸めて上半身を倒した姿勢ですが、この姿勢だと「前方へ体重移動して倒れる動作」と「上半身を起こす動作」を同時に行う必要があるので難しいです。パワーポジションなら前方に倒れる

          飛び込み練習法 ステップ①パワーポジションからのグラブスタートで一点入水をマスターしよう

          クロールキックとドルフィンキックの違い

          単に「左右交互に蹴るか、両足同時に蹴るか」の違いだけでなく、「使用する筋肉の違い」「抵抗と推進力の違い」の観点で考察したいと思います。 使用する筋肉の違い 特に大きな違いがあるのはアップキック時の太ももの裏の使い方。太ももの裏(ハムストリングス)には4本の筋肉があり、2本ずつ内側ハムストリングスと外側ハムストリングスに分かれます。クロールキックは内側ハムストリングスを多く使い、ドルフィンキックは外側ハムストリングスを多く使います。 さらに詳しく クロールキックは、右足

          クロールキックとドルフィンキックの違い

          進むキックの大前提 ポイントはアップキックの膝

          クロール・バタフライどちらにも使える「アップキックの膝の使い方」についてご紹介します。 この写真は良い例を示したもので、左手のストロークと左足のキックを打つ直前です。それに対して奥側の右足はアップキックを行っており、膝が伸びています。両脚の隙間に逆さ富士のような逆三角形ができ、左足のつま先が右足のくるぶしのあたりを触っているように見えます。 「アップキックでは膝を伸ばしたままをキープし、膝を曲げるのはダウンキックの初動で。」これが進むキックの大前提です。進みにくい人はアッ

          進むキックの大前提 ポイントはアップキックの膝