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青少年期の筋力トレーニングの是非

結論から申し上げると、私の所属するパーソナルトレーニング資格団体NSCAでは、「適切に計画・監督されたレジスタンストレーニングは、怪我の予防や競技力向上に貢献する」としています。
↓青少年のレジスタンストレーニング NSCAのポジションステイトメント 最新版

またガイダンスを以下の通り示しています。

青少年のレジスタンストレーニングの一般的ガイドライン

これらを踏まえた上で、もし自分でトレーニングしたいのであれば、「いろんな種目を軽めでバランスよくやる」を覚えておくと良いと思います。ステイトメントの本文中に「適切に管理された、、、」という文言が多く見られるように、本来は独学やノリでやるようなものではありません。筋肥大よりも神経への促通効果が大きい時期ですので、YouTubeのムキムキマッチョのやり方はあまり参考にならないと思います。

「筋トレが骨の成長に悪影響である」という意見もありますが、科学的な根拠はありません。しかし、実際に筋トレをして怪我をするケースもあります。怪我は複合的な要素で発生する場合があり、特にふだんのスポーツの練習量の多さには注意です。怪我のリスクの原因要素の大小を比較すると、量・時間>頻度>強度となります。1回の動作で重いものを持つことよりも、同じ動作を何度も何度も繰り返すことのほうがリスクが高いのです(日本人の練習のイメージは後者に近い!?)。部活やクラブの練習を毎日3〜4時間やって遅くに帰宅し、さらに家で筋トレすれば、頭も身体も回復が追いつかず危険なのは明白です。もし怪我をしたら、たまたま筋トレが引き金になっただけかもしれません。管理できていない代表例です。

筋トレにもエネルギーと時間を要します。必要に応じて食事量やタンパク質摂取量にも留意しなければなりません。絶対的にやるべきものではなく、余裕があれば導入する程度が良いでしょう。私のGymパーソナルでは、メニュー作成・フォーム指導・練習との調整などを含めた、90分6000円のオンラインレッスンもやっています。餅は餅屋、少しでも不安があればお気軽にお問い合わせください。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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