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飛び込み練習法 ステップ①パワーポジションからのグラブスタートで一点入水をマスターしよう

今回は特に初心者の方におすすめです。腹打ち・もも打ちしやすい方は参考にしてみてください。

パワーポジションとは
ハーフスクワットに似ていて、背筋が伸びて膝と股関節が90度ぐらい曲がった姿勢。スネと背筋が平行で、その後の素早い動きに対応しやすい姿勢です。一般的な水泳の飛び込み姿勢はサムネイル写真のように背中を丸めて上半身を倒した姿勢ですが、この姿勢だと「前方へ体重移動して倒れる動作」と「上半身を起こす動作」を同時に行う必要があるので難しいです。パワーポジションなら前方に倒れることだけに集中して、適切なタイミングで膝を伸ばせば一点入水が成功する確率が一気に高まります。リレーの引き継ぎはパワーポジションの人が多いと思います。

膝を伸ばすタイミングと伸ばし方

パワーポジションで構える
姿勢を崩さずに倒れていく
頭とお尻が同じ高さになるまでガマン

3枚の写真のように、スネと背筋を平行に保ち、それらが水平になるまで倒れていきます。ここで背中を丸めてしまったり、膝の屈伸をしてしまうと膝を伸ばすタイミングが合いにくくなります。

膝を伸ばすときは、膝裏で後ろに押すイメージです。これによりお尻を天井方向に上げることができ、適切な入水角度を作ることができます。ココが最重要ポイント!

膝裏で押す→お尻上がる→足上がる の連鎖

ヘルパーやボールを膝裏で挟んで、膝を伸ばすタイミングで実際に後方に押し出してみてください。物がある方が押し出す方向の感覚を得られやすいです。うまくできているときは物がフワッと上がります(自分では見えないけど、、、)。

恐怖心を和らげるために
今回のパワーポジションのデメリットは構えたときに目線が高いこと。高さに対する恐怖心がある方は、スタート台に座って、背泳ぎスタートの手すりに足をのせる「椅子座り式スタート」がおすすめです(約30cm低くなる)。

ふくらはぎをスタート台につけるとさらに安定

手すりには母指球ではなく、くるぶしの真下あたり(踵の手前)をのせてください。簡単にパワーポジションに近い姿勢をとることができグラグラしません。私のパーソナルレッスン内では小学生にとても効果がありました。

飛び込みをどのように評価するか
この時点ではタイム測定ではなく、浮き上がりまでの距離で評価するのがおすすめ。タイム(スピード)を意識してしまうとフォームや動作同士のタイミングを崩しやすくなります。今は基本を固める時期として焦らず取り組みましょう。プールサイドのタイル1枚分が25cmである場合が多いので目標物を決めて確認してみてください。手始めに水中スタートの浮き上がりまでの距離を測定し、それを飛び込みありスタートでこえることができるかチャレンジしてみましょう。


次回はクラウチングスタートのレベル1をご紹介します。レッスン内ではレベルを1〜3に分けて、筋力・柔軟性・経験で選択しています。今の自分に合ったレベルを選択して練習することが大切で、それぞれの共通点や相違点を確認することで習得しやすくなります。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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