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フリップターン 回転の「きっかけ」を明確にして2タイプを使い分けよう

ステップ①ストローク数を安定させる
先ずターンに入る前に、手前5mや2mから何ストロークでタッチするかを調べておきましょう。もし5ストロークでタッチする人なら4かきしてフリップターンに入ると良いです。

ステップ②最後のひとかきの使い方
「かきながらターンする」「かき終わってからターンする」の2タイプあります。
かきながらターンがおすすめの人→
浅めで素早く回って、壁蹴り後は水中ドルフィンキックをほとんど蹴らない。浮力が高く低年齢の方に多い。
かき終わってからターンがおすすめの人→
深めで回って、壁蹴り後の水中ドルフィンキックを3回以上蹴る。スイムスピードが速く小学校高学年ぐらいから適応することが多い。

ステップ③回転のきっかけをつくる
かきながらターン→
最後のひとかきの上から下の動作に頭や上半身がついていく。これと同時にドルフィンキックを打って回転のきっかけをつくる。

かき終わってからターン→
最後のひとかきのかき終わりで頭を少しだけ沈める(行きたい方向を決める)。その後手のひらを返して水を押さえて回転のきっかけをつくる。ドルフィンキックを打ってしまうと反動でお尻が高く上がり、回りながら壁に近づくことが難しくなり、浅い位置でターンしやすいの注意⚠

膝を曲げる前に、
手のひらを返してプールの底方向に水を押さえる
足が壁につくまで水を押さえる。
ここで腕を広げてグルグル回さないように注意⚠


イメージ
車が壁に衝突するとき、「衝突がきっかけ」となり車体の後部が浮き上がります。これと同じように「ドルフィンキック」や「手のひらの押さえ」を回転のきっかけとするイメージです。

スピードが速いほど後方の浮き上がりも大きい


最後に足の引き寄せ方について。タッチターンでは膝を曲げ足を壁に寄せる際に抵抗の軽減を考慮して「足首を伸ばしたまま」寄せますが、フリップターンでは足が空中を移動して抵抗がないので「膝曲げと同時に足首を曲げる」と良いです。

次回は「タッチターン」について。手の位置・深さ・目線がポイントとなります。フリップターンにも共通しますが、ターン動作だけを素早くすることに固執すると、その後のターンアウトで減速してしまうことがあります。ターン動作は80%ぐらいのスピード繰り返し練習するのをおすすめします。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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FLOW STYLE  藤澤ヨシノブ


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