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飛び込み練習法 ステップ②クラウチングスタートの導入

前回はパワーポジションからの飛び込みで一点入水を目標としました。これができれば次はクラウチングスタートに挑戦です。

クラウチングスタートは、後方のバックプレートを押すことで前方への素早く体重移動できるので、グラブスタートに比べて「反応(リアクションタイム)が速い」傾向があります。ただし片足ずつ役割が違い、力を入れるタイミングや方向も違うので技術的には難しい部分もあります。

クラウチングスタートに慣れていない方や、筋力に自信がない方(片足フルスクワットができない)は、以下のポイントを具体的な目標としてみてください。

①構え方は、前後足の幅をやや大きめにとり、お尻が頭よりも少し高くなるようにする。
②目線は「構え」「飛び出し」「入水」全てにおいて下向きで、上半身を起こそうとしない。
③バックプレートを後方に押すよりも、擦り上げるようにして、後方の脚を高く上げることを意識する。

レッスン内では、この3つのポイントを「クラウチングスタート・レベル1」と呼称しており、滞空時間が短くなることを想定しています。短時間でいかに適切な入水角度を作れるかを優先しているので、見た目は飛んでいると言うよりも「綺麗に落ちている」感じです。

結局この段階では、いくら高く・遠くに飛ぼうとしても、脚力や背筋力がなければ気持ちだけが先行してフォームを崩してしまいます。大切なのは自身のフィジカルを正しく認識した上で「コントロールできる範囲で動く」ことで、範囲を広げたいなら筋トレです。

次回はクラウチングスタート・レベル2について。脚力や背筋力を備わっていることが条件で、飛び出しで目線を上げるのが特徴的です。多くのジュニアスイマーやマスターズスイマーにとって実用的だと思います。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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FLOW STYLE藤澤ヨシノブ


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