三重の中学校教員です。これまでの授業実践の中で、自分にとって忘れがたいものをまとめていきます。何年後かに再会したとき、卒業生が授業の内容を覚えてくれているときがありますが、うれし…
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#国語がすき
キタダ授業記録集 12 未来への種まき、また。
先週の木曜日の、ふたつの実践。
ふだんの授業もぜんぶそうなんですが、また未来への種まきができたかな?と思えた時間です。
【ひとつめ】話は10月の合唱コンクールの直後にさかのぼります。国語の授業を受け持っている2年生のあるクラスで、かつてわたし自身が担任したクラスの合唱コンクールの思い出を話しているうち、そのときの曲を歌ってあげたい、ということになりました。諸般の事情で延び延びになっていたのですが
キタダ授業記録集 9 ロイロ「共有ノート」で要約にチャレンジ
いま、中2の国語で説明文「クマゼミ増加の原因を探る」をやっています。
遅ればせながらですが、ロイロノートの「共有ノート」という機能を使ってみました。
筆者と協力者の学生さんが、6年間大阪府内の各地で行った抜け殻調査の結果や、セミの一生の知識をもとに、クマゼミ増加の理由を探った研究報告文です。3つの仮説→検証が述べられるのですが、生徒たちは班別に担当部分を決めて、本文の要約に挑戦。
共有ノートの特性
キタダ授業記録集 8 短歌に親しむ②
「生徒たちがテーマ別に選んだ短歌で行った授業」シリーズ その2です。
○テーマ「恋」で選んだ班
自転車で君を家まで送ってたどこでもドアがなくてよかった
枡野浩一さんの『ドラえもん短歌』のなかの一首です。選んだ班のコメントは、「どこでもドアがなかったら、自転車で君を送ることなんてなかったから、共感した。」でした。このコメントにわたしもすなおに共感しつつ、他の読み方も提案。たとえば、「君」