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キタダ授業記録集

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三重の中学校教員です。これまでの授業実践の中で、自分にとって忘れがたいものをまとめていきます。何年後かに再会したとき、卒業生が授業の内容を覚えてくれているときがありますが、うれし…
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#国語がすき

キタダ授業記録集 12 未来への種まき、また。

キタダ授業記録集 12 未来への種まき、また。

先週の木曜日の、ふたつの実践。
ふだんの授業もぜんぶそうなんですが、また未来への種まきができたかな?と思えた時間です。

【ひとつめ】話は10月の合唱コンクールの直後にさかのぼります。国語の授業を受け持っている2年生のあるクラスで、かつてわたし自身が担任したクラスの合唱コンクールの思い出を話しているうち、そのときの曲を歌ってあげたい、ということになりました。諸般の事情で延び延びになっていたのですが

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キタダ授業記録集 11 おくのほそ道

キタダ授業記録集 11 おくのほそ道

3年国語でおくのほそ道を指導するときは、いつも次のような感じです(^^)

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芭蕉の江戸出立~白河の関~松島~平泉と語ってきました。
平泉を語る上では、義経と弁慶の物語を語らないわけには行かない。
京の五条大橋上の二人の出会い、
源平の合戦…一の谷、屋島、壇ノ浦と語れば、
敦盛最期や安徳天皇母子入水のことも出てきます。

華やかな武勲

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11年前、教え子Sとの往復引用から

いまから11年前、かつての教え子Sと、「自分が面白いと思った文章からの引用」をやりとりしていました。当時の11月17日に書いた文章です。

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Sとの往復引用を昨日うっかり止めてしまったので、
ルールどおり今日は私がSの送ってきた文章への感想を述べました。

不勉強な私は

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キタダ授業記録集 9 ロイロ「共有ノート」で要約にチャレンジ

キタダ授業記録集 9 ロイロ「共有ノート」で要約にチャレンジ

いま、中2の国語で説明文「クマゼミ増加の原因を探る」をやっています。
遅ればせながらですが、ロイロノートの「共有ノート」という機能を使ってみました。
筆者と協力者の学生さんが、6年間大阪府内の各地で行った抜け殻調査の結果や、セミの一生の知識をもとに、クマゼミ増加の理由を探った研究報告文です。3つの仮説→検証が述べられるのですが、生徒たちは班別に担当部分を決めて、本文の要約に挑戦。
共有ノートの特性

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走れメロスの教材解釈つらつらと

走れメロスの教材解釈つらつらと

太宰の肖像写真をみながら走れメロスのことを考へてゐる。…ディオニスはメロスに自分自身をみてゐる。川を渡りきつたメロスに襲ひかかる暴漢たちは王の内心の象徴であるやうに思へる。ディオニスは実は「愛と信実」をかつてのやうに信じたいと心底でねがつてゐる。でも「わたしは深く傷ついた…人を信じて裏切られるのはもう嫌だ、人を信じるなんて愚かなことだと示してやるのだ」とも思つてゐる。

物語の終末、ディオニスへの

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キタダ授業記録集 8 短歌に親しむ②

キタダ授業記録集 8 短歌に親しむ②

「生徒たちがテーマ別に選んだ短歌で行った授業」シリーズ その2です。

○テーマ「恋」で選んだ班

  自転車で君を家まで送ってたどこでもドアがなくてよかった

 枡野浩一さんの『ドラえもん短歌』のなかの一首です。選んだ班のコメントは、「どこでもドアがなかったら、自転車で君を送ることなんてなかったから、共感した。」でした。このコメントにわたしもすなおに共感しつつ、他の読み方も提案。たとえば、「君」

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キタダ授業記録集 7 短歌に親しむ

キタダ授業記録集 7 短歌に親しむ

いま、中2の授業で短歌をやっています。

「選歌」を楽しみながら学ぶ活動から短歌の世界に分け入っていく、という流れで展開しています。そのなかで、生徒の「読み」がおもしろくてはっとさせられたり、こちらの問いをきっかけに生徒がその歌の世界を「ゆたかに」そして「たしかに」読みとっていけた…そんな一コマ一コマを書き留めていきたいと思います。

①「生まれ出でて命短しみづうみの水にうつろふ蛍の光」

島木赤

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キタダ授業記録集 6 「アイスプラネット」椎名誠

キタダ授業記録集 6 「アイスプラネット」椎名誠

2015年5月12日 :2年国語

前時で、生徒たちが一生懸命考えた人物相関図。
それを補完する授業を…と考えていました。
同時に、「アイスプラネット」(じつは巨大な流氷)の姿が、
黒板に現れるべきだ。そうも考えていました。
そこで…今日の授業直前にひらめいたのが、これ。

表面に現れた言葉や態度や現象や・・・
でもその下には、もっと大きくて深い思いがある。
まるで氷山の一角と、海の下に隠れた大き

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キタダ授業記録集 5 「握手」井上ひさし

キタダ授業記録集 5 「握手」井上ひさし

2016年5月21日 :3年国語

三年生、ルロイ先生の生き方と日本の歩んできた歴史をかみしめながら、説明力もしっかりつけよう~っ!!

キタダ授業記録集 4 「詩歌にみる戦争の非人間性」

キタダ授業記録集 4 「詩歌にみる戦争の非人間性」

前々任校で、卒業を前にした生徒たちとともに考えた国語の授業。 「詩歌にみる戦争の非人間性」感想交流。

1限目。

生徒たちは、たとえばこんな一節やこんな歌に立ち止まってくれました。

(死はぼくたちに来なかった)
(一気に死を通り越して魂になった)
(われわれにもう一度人間のほんとうの死を与えよ)

        (嵯峨信之「ヒロシマ神話」)

ガス室の仕事の合ひ間公園にスワンを見せに行つたで

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キタダ授業記録集 3

キタダ授業記録集 3

7年前、前々任校で行った授業です。

あるクラスで、ふいに時間ができたので
よっしゃここは朗読だ、と思い
新潮文庫の『中学生に読んでほしい30冊』から二冊をリストアップ。
「怖い系と恋愛系どっちがいい?」と生徒たちに聞くと、
このクラスでは「怖い系」が多数。
夏目漱石の『夢十夜』のことを
「とくに第三夜が怖い…。うなされるぐらい怖い」
などと紹介しつつ、
「でも今日はそれではなくて」と読んだのが、

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キタダ授業記録集 1

キタダ授業記録集 1

中3の国語の授業から~
俳句の授業記録です。

「こんどはクイズ形式です。 (  )内にどんなことばが入ると思う?」 

  〇(   )のボート親子のボート漕ぎかはし 

 公園のボートです。 季語はなんと「ボート」です。 春の季語なんです。

 さてさて、( )内には2音の言葉、 生徒からは「僕のボート」「オレのボート」「わしのボート」って答えがありました。 「さびしー!」(笑) 公園のボート

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キタダ授業記録集 2

キタダ授業記録集 2

「かなしみをかかえる人のための短歌」の授業。

子どもたちがいつもの授業とはすこしちがう目をしてた、気がした。

最初にこんな話をした・・・、

「文学ってなに? って娘に聞かれたお母さんが」
(まず、これはすごい母子の会話だよ)

「娘にこう答えた、
『文学というのは、ふだんは人に言えないことを書くものなのよ』」

人はみな悲しみの器。という一首もある。岡野弘彦さんのだ。

人はみな悲しみの器。

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