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【ポエム】 情報過多カタカタ
キーボード
カタカタ鳴らす。
終わらない仕事。
程よいところで型つけて、
机の上を片付ける。
肩が痛くて、
肩こり酷くて、
スマートフォンを一度開けば、情報過多。
目が眩む。
カタカタ、カタカタ
カタカタとどこを取っても
情報過多。
気付けば今夜もてっぺんだ。
カタカタ、カタカタと
また、明日も。
朝は早い、型破り。
【ポエム】 地球は、また自転する
地球は自転する。
人は別れては出会いを繰り返す。
ぐるぐると巡り合うその中で、
僕は君に会い、
君は僕に会った。
僕らは最初はぎこちなかったし、上手く話せなかった。
すれ違うことばかりで、顔を合わせるぐらいだった。
どういう人なのかも分からなかったし、あまり知ろうともしなかった。
でも、時は流れ、僕らは親しくなった。
たぶん、声をかけたのは君からだった気がする。
僕も何となく「
【短編小説】 明日、死ぬかもしれない世界にて
「ごめんな」
俺は携帯電話を片手にそう呟いた。
電話口の相手は泣きじゃくった。
こんなつもりじゃなかった。
悲しい思いをさせたくはなかった。
でも、こうするしかなかった。
「これからどうするのよ」
俺は少し黙って「分からない」と答えた。
「死んだら、許さないから」
「分かってる」
そう言って、電話は切れた。
しばらく壁にもたれた状態で立っていた。
大丈夫だ、俺は死んだりなん
【ポエム】 だから、ここにいる
できないことだってある。
理解できることばかりで世界を見て、
顔が見えなければ何でも言える。
そんな世界で生きている。
でも、それは一部にしか過ぎない。
まだ知らないことだってあるんじゃないか。
こうしている間にも誰かは悩んでいて、
夜の静けさの中で泣いている。
だから、ここにいるんだろう。
だから、遠い場所でもすぐに来てくれるんだろう。
「待たせたな」って、顔出してくれよ。